男性のシミを治す洗顔料の選び方と洗顔方法
「目の下」や「頬骨のあたり」に、うっすらとシミができているのを見て、「ヤバイ!」と感じていませんか?
「今まで、一度もシミのことなんて考えたことなかったけど、このままじゃ、おじいちゃんみたいになるかも」と焦っているかもしれませんね。
実は、女性よりも男性のほうが、シミの原因になる行動をたくさんしているのです。
それは何となく知っていながらも、今まで大丈夫だったから油断していませんでしたか?
今や、男性でもスキンケアをする時代です。でも、今から始めれば大丈夫ですよ!
男性のシミの場合、「洗顔方法」を変えるだけで改善できることも多いです。
そこで今回は、「洗顔料」や「洗顔方法」を見直して、男性のシミ対策を一緒に考えていきましょう。
目次
実は、男性のほうがシミができやすい原因があった!
「老けたくない!」と思うのは、男性も女性も同じですよね。でも、美容系のアンチエイジングなんて、女性だけの悩みだと思っていませんでしたか?
テレビを見ていると、肌が真っ白で、女の子よりも美肌の男性芸能人がたくさんいます。
「俺は、男らしくていいんだ」と思っていても、現実的にシミを見つけてしまうと、「何とかしないと!」と思いますよね。
男性が、ついやってしまう行動には、シミの原因がたくさん隠れています。実は、男性のほうがシミができやすい原因が多いのです。それは、どんなことなのでしょうか?
男は黒いほうがカッコイイ!?日焼け止めなんて塗らない!
「カッコイイ男になりたい!」「モテたい!」「強くなりたい!」というのは、男性の願いですよね。
あなたがイメージする理想の男性像は、浅黒く日焼けしていませんか?
肌が黒いほうが、何となくカッコよくて、強そうに見えますよね。
だから日差しが強い夏も、「焼けてもいいや」むしろ「焼けたい」と思いながら、日焼け止めなんて塗ったことがないのではないでしょうか?
紫外線を浴びると、シミの元である「メラニン色素」が発生しますが、紫外線のダメージは、貯金できるシステムになっています。
つまり、若い頃に浴びた紫外線によるダメージは、今もなお蓄積されているということ。
もっと言えば、昨日5分外に出て紫外線を浴びたら、今日の5分と併せて、合計10分紫外線を浴びたことになるのです。
それが、5年後、10年後にシミとなって現れてきます。当たり前のように感じるかもしれませんが、紫外線ダメージは、時間がたたないとその威力を発揮しないんです。
怖いですよね、まるで時限爆弾です。しかも爆発するのは、歳をとって、ちょっとだけ自分に自信がなくなってきた頃。
「最近疲れやすくて、体力なくなってきたのかな」なんて思っている頃に、シミという時限爆弾が爆発するのです。
体力的にも、見た目的にも、やっぱり若返りたいですよね。だから、男性も紫外線対策が必要です。
シミのために紫外線対策をするなら、「栄養バランスの良い食事」や「日焼け止めを塗る」、「ストレスを軽減する」などが効果的です。
とりあえず、化粧水だけは塗ってるよ!
男性がお肌のことを考えて、「スキンケアしようかなぁ」と思ったときに、まずやることは「化粧水」ではないでしょうか?
ベタベタするクリームとかは塗りたくないけど、化粧水ならつけてもいいと思いますよね。
でも実は、これがシミの原因になっているかもしれません。「肌は、濡れると乾燥する」という性質があります。
それは、水やお湯で濡らした時も、化粧水で濡らした時も同じです。化粧水をつけた瞬間は、何となくお肌が潤った気がしますが、すぐに乾燥が始まります。
しかも、塗った化粧水が乾くだけではなく、肌に元々あった水分まで奪ってしまうのです。だから、化粧水をつけた後には、乳液やクリームで保湿することが大切です。
面倒かもしれませんが、スキンケアを始めるなら、基本中の基本ですよ。シミを治すためにも、頑張りましょうね。
男性はやりがち!?シミの原因になる洗顔方法
では、今回のテーマである「洗顔」について見ていきましょう。男性がやりがちな洗顔方法には、シミの原因が隠れていますよ。あなたは、こんな洗顔をしていませんか?
スクラブ洗顔料で洗う
男性の肌は皮脂が多く、ベタつきがちですよね。そのベタつきをサッパリ洗い流したくて、「スクラブ洗顔」を好んで使っていませんか?
スクラブ洗顔とは、ザラザラした洗顔料のこと。毛穴の汚れまでスッキリ落とす効果があるので、男性に人気です。
でも、スクラブ洗顔は肌を傷つけてしまい、シミができる原因になるのです。
肌は、「ターンオーバー」という周期で生まれ変わっていますが、スクラブ洗顔によって傷ついた肌は、自然治癒力のような働きをする「肌のバリア機能」を低下させます。
すると、紫外線ダメージを肌がダイレクトに受け取り、シミができやすくなるのです。
汗ふきシートで、ついでに顔まで拭いてしまう
体の汗を拭く「汗ふきシート」は、携帯できて便利なアイテムですよね。でも、そのシートで顔まで拭いていませんか?
それがシミの原因になっている可能性があります。
顔がベタベタで気持ち悪いから、顔まで拭きたくなる気持ちは良くわかります。しかも、汗ふきシートで顔を拭くと、スゥーっとして気分爽快ですよね。
でも、汗ふきシートには「アルコール成分」が含まれているので、肌が乾燥してしまいます。
「女性用のメイク落とし」にも似たような物がありますが、それも乾燥肌を招くので、オススメできません。
定食屋のおしぼりで顔を拭くほうが、まだ良いでしょう。それでもやっぱり顔が濡れるので、乾燥しやすくなるのは確かです。
顔の皮脂が気になるなら、ティッシュで押さえる程度にしましょう。ティッシュでゴシゴシ拭くのも良くありませんよ。
力を入れてゴシゴシと洗顔する
皮脂が多い男性は、洗顔でしっかり洗い流したいと思いますよね。だから、つい力を入れてゴシゴシ洗ってしまうことが多いのではないでしょうか?
肌の表面にある「表皮」と呼ばれる皮膚は、あなたが思っている以上に弱いし、薄いのです。そのため、力を入れてこすると、肌が傷ついてしまいます。
男性のシミ対策をするなら、洗顔方法もしっかりと見直す必要がありそうですね。
洗顔後に、肌がつっぱるくらいが気持ちいい
洗顔後に肌を触って、ベタっとすると気持ち悪いと思っていませんか?
あなたが理想とする洗顔後の肌は、食器用洗剤のCMのような「キュっと」した感覚ではないでしょうか?
だから、洗顔後に肌がつっぱるくらいが気持ちいいと感じている男性も少なくありません。
でもこれは、「乾燥肌になっている証拠」なんですよ。つまり、「保湿しないとシミが悪化する」という意味です。今すぐ保湿ケアをする必要があります。
洗顔後は、必ず「化粧水」と「乳液やクリーム」で保湿しましょう。
体用の石鹸で洗顔してしまう
「色々な洗顔料を試したけど、イマイチ気に入ったものがない」
「洗顔料がなくなって、体用の石鹸やボディソープしかない」
これらの理由から、体用の固形石鹸やボディソープで洗顔している男性もいるかもしれません。
「顔」と「体」は、確かにどちらも同じ「肌」なのですが、顔のほうが格段に刺激に弱いです。
だから、体用の石鹸を洗顔に使ってしまうと、刺激が強すぎる可能性があります。敏感肌用の石鹸ならOKですが、基本的に、顔には「顔用」の石鹸を使うようにしましょう。
男性のシミ対策に効果的な洗顔方法のポイント
では、男性のシミを治すには、どのような洗顔方法をすれば良いのでしょうか? シミを予防・改善していくための洗顔方法のポイントをご紹介します。
熱いお湯・冷たい水で洗顔しない「ぬるま湯がベスト」
男性は、「熱いお湯」や「冷たい水」で洗顔して、シャキっとしたい感覚がありますよね。
でも、熱いお湯だと肌が乾燥しやすくなりますし、冷たい水だと汚れがしっかりと落ちません。
シミを治す洗顔方法は、30~35℃くらいの「ぬるま湯」で洗うことです。ぬるま湯なら、肌を傷つけないし、汚れも落とすことができます。
タオルでゴシゴシ拭かず、やさしく水分を吸い取る
男性は、タオルでゴシゴシと顔を拭きたくなる衝動にかられませんか?
人によると思いますが、「ふんわり肌ざわりが良いタオルより、硬めのタオルが好き」という男性もいますよね。
それでは肌を傷つけて、シミができやすくなってしまいます。
男性のシミを治すには、洗顔後にも気をつけるべきポイントがあります。
タオルで顔を拭くときは、こすらずに押さえるのがポイント。とにかく顔は、やさしく扱うことが大切です。
手を洗ってから洗顔する
とても基本的なことなのですが、洗顔するときは、手をキレイにしてから洗いましょう。
手が汚いと、その汚れが顔についてしまいます。洗顔料と混ざり合って、洗っているのか、汚しているのかわからない状態になってしまいます。
シミを治すには、清潔な手で洗顔をすることも、大切なポイントなのです。
洗顔料を泡立ててから洗顔する
洗顔料は、しっかりと泡立ててから使っていますか? 泡立てない状態で顔につけてしまうと、洗顔料の刺激を強く受けてしまいます。
シミを治すために肌を守るには、洗顔料を泡立ててから使うのがポイント。
男性が一生懸命に泡立てている姿は、確かにあまり想像できませんが、シミを治すためには必要なステップですよ。
洗顔料をつける前に、顔を軽く洗う
お風呂に入って、顔を濡らす前に洗顔していませんか? シミを治す洗顔方法は、最初にぬるま湯だけで顔を洗うことです。
そうすることで、かなり汚れの落ちが良くなりますし、洗顔料の泡立ちも長持ちします。
顔をぬるま湯で流さずに洗顔すると、顔についた皮脂が邪魔をして、洗顔料が肌になじみにくくなります。
毛穴の奥まで、しっかりキレイに洗顔するためには、ぬるま湯だけで洗ってから洗顔しましょう。
強い力を入れず、やさしく
男性が一番やりがちな洗顔方法は、強い力でゴシゴシこすることです。これを改善するだけでも、肌に変化がみられる場合があります。
顔の皮膚はとっても薄いので、力を入れずに、やさしく洗顔するようにしましょう。
洗顔は1日2回まで
男性はメイクもしていないし、いつでも洗顔できますよね。まさか、昼休みに洗顔していませんか?
サッパリしたい気持ちはわかりますが、洗顔を1日に何度もすると、肌が刺激を受けて、シミができやすくなります。
男性のシミを治す洗顔方法は、1日2回まで。
乾燥しやすい肌の男性は、1日1回が洗顔料を使った洗顔で、もう1回はぬるま湯だけの洗顔にすると、乾燥肌が改善しやすくなります。
男性のシミを治す洗顔料の選び方
男性のシミを治すには、洗顔料の選び方も大切です。肌を乾燥させないことが一番のポイントですが、逆にオイリーな肌質の男性は、皮脂が原因でシミになってしまうこともあります。
そのため、マイルドな洗顔料でありながらも、しっかりと洗える洗顔料を選びましょう。
肌を傷つけない洗顔料を選ぶ
男性のシミを治す洗顔料の選び方は、なるべく刺激が弱めで、肌を傷つけない洗顔料を選ぶことが大切です。
洗顔料はどれも同じではないので、なるべく刺激が弱い洗顔料のほうが肌を守れます。
洗浄力が弱めの洗顔料を使うと、初めは物足りなさを感じると思いますが、それは、肌を乾燥から守れている証拠。
もし毛穴の汚れがスッキリ落ちた感覚がなくても、1週間くらい様子を見てみましょう。気分的にはサッパリできなくても、肌の調子は良くなってくるかもしれません。
固形のほうが余計な添加物が入っていない
男性のシミを治す洗顔料の選び方は、固形石鹸がオススメです。普通の洗顔フォームには、「界面活性剤」などの添加物が含まれているので、肌に刺激を与え、シミになりやすいのです。
また、洗顔フォームのほうが「洗い流しても肌に残りやすい」というデメリットがあります。
そのぶん、固形石鹸のほうが肌がスッキリするので、男性向けかもしれませんね。もちろん、顔用の固形石鹸ですよ。
肌質に合った洗顔料を選ぶ
肌質は、人それぞれ違います。男性に多いのは「オイリー肌」ですが、実は乾燥によって「皮脂が増えている」可能性もあります。
つまり、肌が乾燥している人も、顔の表面は皮脂が多く、ベタついている場合があるということです。
これを自分で判断するのはむずかしいかもしれませんが、肌質に合った洗顔料を選ぶのがシミ対策に効果的です。
肌の乾燥が気になる人は、洗浄力がマイルドな洗顔料がオススメです。逆にオイリー肌の人は、皮脂をしっかり落とす効果がある洗顔料を選ぶと良いでしょう。
あなたの肌に合った洗顔料を選ぶのがポイントです。
「オイリー」か「乾燥」かわらない場合は、まずは保湿!
顔の表面がベタつく理由は、「オイリー肌」なのか、「乾燥によって皮脂が増えている」のか、見分けがつかない場合もあります。その場合の見分け方のポイントを2つご紹介します。
- 現在30代以上で、昔からニキビはほとんどできたことがない
- 洗顔後はつっぱるのに、30分くらいすると皮脂でベタつく
このような人は、おそらく「乾燥からくる皮脂」の可能性が高いです。
いわゆる「インナードライ肌」と呼ばれる肌質。肌内部が乾燥しているのに、肌の表面はギトギトしている肌質のことです。
このタイプは、保湿することで、肌のベタつきが改善される場合が多いです。
もし、自分の肌質がどちらかわからない場合は、まずは保湿から試してみてください。
それでベタつきが改善されれば、「実は肌が乾燥していた」ということです。
シミを治すには保湿するスキンケアが大事!
男性の肌はベタつきがちなので、「保湿する必要なんてない」と思っているかもしれません。
でも、シミができたということは、肌が乾燥していたり、ターンオーバーが乱れている証拠です。
だから、肌が皮脂でベタつくのは、実は「乾燥」が原因かもしれません。肌は乾燥すると、その乾燥を補うために「皮脂」を出します。
だから、乾燥している人ほど、肌がベタつきやすいという特徴もあるのです。
しかも、歳をとると肌の水分量が少なくなるので、男性も保湿が必要になってきます。
肌が充分に保湿されて、正常な状態に戻ると、シミが少しずつ改善されていきます。その理由は、「ターンオーバーが正常になるから」です。
シミを治すには、ターンオーバーを正常にして、シミのもとである「メラニン色素」を排出することが大切です。
男性のシミ対策は洗顔方法だけで改善できるかも!
男性がやりがちなシミの原因になる行動や、NGな洗顔方法を見直し、男性のシミ対策になる正しい洗顔方法をご紹介しました。男性のシミは、洗顔方法を変えるだけで改善できるかもしれません。それくらい男性の洗顔が、肌に刺激を与えている可能性があるということです。洗顔後のスキンケアとして、保湿をしっかりすれば、いつの間にかシミが消えているかもしれませんね。