切れ毛の原因と対策は?今すぐ切れ毛をなくしたい!
頭の上から、ツンツン飛び出してしまう切れ毛。
切れ毛がひどいと、短い毛がツンツン飛び出して目立つし、雨の日になると、チリチリになってしまうこともありますよね。
切れ毛とは、髪の途中からプッツリちぎれてしまった髪のことで、日頃のケアが不十分なためにできてしまうことが多いんです。
そんな切れ毛を今すぐなくしたいあなたへ、「切れ毛の原因と対策」をご紹介します。
これ以上、切れ毛を増やさないためにも、日頃のヘアケアが大事ですよ。
目次
切れ毛がひどい……その原因とは?
あまりにも切れ毛がひどいと、髪がツンツン立ってしまい、ヘンテコリンな髪型になってしまいますよね。じつは、切れ毛になってしまった髪は、元には戻りません。
でも、切れ毛の原因となる行動を見直し、適切なヘアケアをすれば、切れ毛を減らすことができるのです。
そのためには、まず切れ毛の原因を知らなければいけません。
では、そうなってしまう原因を、もっと具体的に見ていきましょう。
結わいた髪を、ほどくときに切れる
髪をよく結わく人は、ヘアゴムなどを取るときに、切れ毛になってしまうことが多いです。ヘアゴムを力まかせに引っ張ってしまうと、髪がブチブチと切れてしまうのです。
また、あまりキツク髪を結わくことも、切れ毛の原因になります。いろいろなヘアスタイルを楽しめるのは女性の特権ですが、とくに髪をほどくときは気をつけましょう。
ドライヤー・ヘアアイロンで髪が傷む
シャンプーをしたら、誰でも使うドライヤーですが、このドライヤーの熱で髪がダメージを受け、切れ毛になってしまうこともあります。
また、髪をストレートに伸ばしたり、髪のハネを直すときに使うヘアアイロンも、髪のキューティクルを剥がし、切れ毛になる原因になります。
ドライヤーは使い方次第で改善できますが、ヘアアイロンを毎日使うことはひかえたほうが良いでしょう。
パーマ・カラーで髪がダメージを受ける
オシャレを楽しむために、パーマやカラーをしている女性は多いですが、このパーマやカラーに使う薬液は、髪に多大なダメージを与えます。
パーマやカラーをした直後は、とくにキューティクルが開いた状態なので、髪が傷みやすいのです。
また、頻繁にパーマやカラーをする人も、切れ毛が増える原因となります。
紫外線による乾燥
顔や体よりも、髪のほうがダメージが大きいと言われている「紫外線」。
紫外線は髪の乾燥を招き、キューティクルが剥がれることで、さらなるダメージを引き起こします。
紫外線を浴びた後は、適切なケアをしなければ、切れ毛になるのを防ぐことはできないでしょう。
タンパク質・ミネラルなどの栄養不足
髪の主成分は「タンパク質」です。また、ミネラルの一種である「亜鉛」は、髪が育つ土台である「頭皮」の状態を良くするのに効果的です。
日頃の食生活で、これらの栄養が不足してしまうと、髪が傷みやすくなり、切れ毛になってしまいます。
タンパク質は、肉や魚、乳製品や大豆製品などに多く含まれています。亜鉛は、牡蠣やウナギ、ゴマやチーズに多く含まれています。
枕やブラッシングなどによる摩擦・静電気
切れ毛ができる原因は、枕やブラッシングなどによる摩擦や静電気で、髪を傷めることです。とくに、髪が濡れたまま寝ると、キューティクルが開いた状態のため、枕との摩擦で大ダメージを受けてしまいます。
さらに、質の悪いブラシを使っていると、ブラッシングのときに起きる「静電気」が、切れ毛の大きな原因になっています。
とくに、「プラスチック」や「ナイロン」のブラシは静電気が起きやすいので、なるべく天然素材のブラシを使うようにすると良いでしょう。
静電気が起きやすい乾燥した季節には、部屋の湿度を上げることも、静電気防止になります。
【切れ毛をなくす対策】切れ毛予防になるシャンプーを選ぶ
切れ毛をなくすには、切れ毛予防ができるシャンプーを選ぶと良いでしょう。シャンプーの種類はたくさんありますが、切れ毛を予防するには、髪に刺激の少ないシャンプーを選ぶことが大切です。
アミノ酸系シャンプーがオススメ!
アミノ酸系シャンプーは、髪への刺激が少なく、洗浄力がマイルドなシャンプーです。
アミノ酸が配合されているので、髪の主成分である「タンパク質を補給できる」のがメリットです。
髪が傷んでいるときや、髪のダメージを予防したいときにオススメなのが「アミノ酸系シャンプー」なのです。
保湿効果の高いシャンプー
切れ毛を防ぐ対策として効果的なシャンプーは、「保湿効果の高いシャンプー」です。
切れ毛が増える原因は、髪の保湿不足だと考えられるので、髪のダメージを改善するためにも、予防するためにも、保湿効果の高いシャンプーはオススメです。
◆髪の摩擦を防ぐ効果がある
保湿効果の高いシャンプーは、髪同士の摩擦を防ぎ、切れ毛を防ぐ効果があります。髪は摩擦するほど傷みやすくなり、切れ毛が増えてしまうのです。
これ以上切れ毛を増やさないためには、保湿効果の高いシャンプーを使うと良いでしょう。
◆外部刺激から髪を守る効果がある
髪が充分に保湿された状態だと、キューティクルが正常に機能してくれます。
キューティクルが、髪の内部を守ってくれるので、ホコリや異物などの外部刺激をガードしてくれます。
そのためにも、保湿効果の高いシャンプーを使い、切れ毛を最小限に食い止めましょう。
乾燥しやすい「高級アルコール系シャンプー」はNG
逆に、切れ毛を増やす原因となるシャンプーは、「高級アルコール系シャンプー」です。
ドラッグストアなどで売られている「市販のシャンプー」は、ほとんどが高級アルコール系シャンプーなのです。
最近は、市販でもアミノ酸系シャンプーが増えてきましたが、数える程度しかありません。
少し高価なシャンプーでも、主成分は「ラウリル硫酸」や「ラウレス硫酸」などのアルコール系の洗浄成分であることが多いです。
これ以上、切れ毛を増やさないために、アミノ酸系シャンプーをお探しなら、通販サイトなどをチェックしてみると良いでしょう。
【切れ毛をなくす対策】トリートメントで切れ毛を増やさない
切れ毛をなくす対策というより、切れ毛にならないための対策は、トリートメントです。トリートメントは、髪をコーティングしながら、髪内部のダメージまで補修してくれる効果があります。
トリートメントをつけることで、髪がプッチリと切れてしまう前にケアすることができますよ。では、どんなトリートメントを使うと効果的なのでしょうか?
シャンプー後に洗い流さないトリートメントをつける
切れ毛予防に効果的なトリートメントは、洗い上がりの濡れた髪につける「洗い流さないトリートメント」です。
洗い流すトリートメントだと、補修効果が長く続きにくいですが、洗い流さないトリートメントだと、つけた瞬間から長時間にわたって髪ダメージを補修してくれます。
◆洗い流さないトリートメントを使うメリット
- ドライヤーの熱ダメージから髪を守る
- 紫外線のダメージから髪を守る
- 髪の摩擦や外部刺激から髪を守る
洗い流さないトリートメントをつけてからドライヤーをすると、熱ダメージから髪を守ってくれます。また、日焼け止めの効果も期待できるので、紫外線ダメージからも髪を守ってくれます。
さらに、髪がコーティングされることで、髪同士の摩擦を防ぎ、外部刺激からも保護してくれるでしょう。
健康な髪を育てる「女性用の育毛剤」もオススメ
切れ毛を防ぐ対策は、トリートメント以外にも、「育毛剤」がオススメです。育毛剤は、頭皮環境を改善することで、髪の成長をうながす効果があります。
ただし、ホルモンに働きかける作用があるので、女性は必ず「女性用の育毛剤」を使うようにしましょう。有効な切れ毛対策になります。
【切れ毛をなくす対策】ドライヤーを近づけすぎない
切れ毛をなくすには、正しいドライヤーのかけ方を実践することが大切です。まずは、ドライヤーを髪に近づけすぎないようにしましょう。
◆ドライヤーと髪との適切な距離
ドライヤーの熱で切れ毛を増やさないためには、ドライヤーと髪を、適切な距離に保つことが大切です。ドライヤーを近づけすぎたり、同じ場所に長時間当てることは、髪のダメージを悪化させてしまいます。
ドライヤーと髪の適切な距離は、20センチくらいか、もしくはそれ以上離すのがベストです。そうすれば、髪へのダメージを最小限に食い止めることができ、切れ毛を防ぐことができます。
◆シャンプー後は、すぐに髪を乾かす
ドライヤーの正しいかけ方も切れ毛予防になりますが、そもそも、シャンプー後はすぐに乾かしたほうが良いでしょう。
髪が濡れているときは、キューティクルが開いている状態です。その状態は、髪が傷みやすいので、早く乾かして、キューティクルを閉じさせなければいけません。
シャンプー後は、すぐに髪を乾かすことで、切れ毛を予防することができます。
◆髪のセット時は、髪を引っ張らない
毎朝の髪のセットは大変ですよね。でも、その時にも切れ毛を作ってしまっているかもしれません。髪を引っ張ってセットすると、髪が弱くなり、切れ毛を増やしてしまいます。
そのため、髪のセットをする時は、なるべく引っ張らないようにすることが、切れ毛対策になります。
【切れ毛をなくす対策】ブラシの素材にこだわってみる
ストレートヘアの人は、ブラッシングを毎日していますよね。その際に使うブラシが、切れ毛の原因になっているかもしれません。
切れ毛をなくす対策としては、ブラシの素材にこだわってみるのもオススメです。
天然素材のブラシは髪にやさしい
もし今、プラスチックやナイロンのブラシを使っているなら、天然素材のブラシに変えてみましょう。天然素材のブラシとは、たとえば以下のようなブラシです。
- 動物の毛でできたブラシ
- 木製のブラシ
このような自然のままの素材を使うことで、髪へのダメージを最小限にすることができます。プラスチックなどのブラシは、摩擦や静電気が起きやすく、切れ毛の原因になるので気をつけましょう。
スカスカのブラシがオススメ
そして、もう1つ重要なのは、「とかす部分がスカスカのブラシ」を使うことです。
突起部分が多く、密度の高いブラシだと、それだけ髪に触れる部分が多いため、静電気が起こりやすくなります。
そのため、突起部分が少なく、密度が低いブラシのほうが、髪を傷めにくいのです。天然素材でスカスカのブラシを使って、やさしくブラッシングをすることで、切れ毛を防ぐことができます。
髪がからまった時は、無理やりとかさない
ブラッシングするときの切れ毛対策としては、髪がからまっているのに、無理やりとかさないことです。無理やりとかしてしまうと、髪がちぎれる原因になります。
つまり、「自然にできる切れ毛」ではなく、「強制的に髪をちぎる切れ毛」になってしまうのです。
また、ヘア剤で、髪が固まっているときも同様です。髪が固まった状態で無理やりとかすと、髪がちぎれるので気をつけましょう。
シャンプー前にブラッシングをして汚れを落とす
切れ毛をなくす対策は、シャンプー前にブラッシングをすることです。その理由は、髪についた汚れやホコリを落とすことで、シャンプー時に髪と異物がこすれるのを防げるからです。
また、髪が濡れているときは、なるべく髪をとかさないようにしましょう。先ほど言ったように、髪が濡れているときは、キューティクルが開いた状態です。
この状態で何度もブラッシングをすると、髪が傷んでしまいます。
【切れ毛をなくす対策】生活習慣を改善する
切れ毛をなくす対策は、生活習慣を改善することも大切なケアの1つです。直接的なヘアケアではありませんが、髪も体の一部ですから、体調が髪の状態に影響するのです。
女性ホルモンのバランスを整える
美しい髪を保てるのは、「女性ホルモン」による効果です。女性ホルモンには、いろいろな働きがありますが、その1つが「美しい髪の毛を成長させる効果」なのです。
女性ホルモンの分泌は、年齢とともに減少すると言われているので、若い頃よりも髪がパサパサになってきたと感じる女性が多いのではないでしょうか?
切れ毛対策にも女性ホルモンが関係していて、女性ホルモンのバランスを整えることで、切れ毛のない美しい髪を保つことができます。
女性ホルモンのバランスを整えるには、エストロゲン(女性ホルモン)と似たような作用がある大豆イソフラボンを摂るのが効果的。これは、「大豆製品」に多く含まれています。
また、睡眠をしっかりとったり、栄養バランスの良い食事をしたり、規則正しい生活をするなど、基本的な生活習慣を整えることで、女性ホルモンのバランスを整えることができます。
睡眠をしっかりとる
切れ毛をなくす対策をするなら、睡眠はしっかりとりたいところ。睡眠には、女性ホルモンのバランスを整える効果もありますし、寝ている間に分泌される「成長ホルモン」を活発にすることもできます。
成長ホルモンとは、眠っている間に分泌されるホルモンで、体の不調を修復したり、肌をきれいにしたり、健康な髪をつくる効果があります。
この成長ホルモンの分泌うながすには、22~2時の間に良質な睡眠をとることが大切です。
また最近では、入眠から2~3時間で成長ホルモンの分泌がピークになると言われています。眠りについたら、最低2~3時間は絶対に起きないように、安眠することが大切です。
栄養バランスの良い食生活に改善する
切れ毛をなくす対策は、栄養バランスの良い食生活をすることです。とくに必要な栄養は、髪の主成分である「タンパク質」です。
タンパク質は三大栄養素の1つで、炭水化物・脂質とならぶ、必要不可欠な栄養です。タンパク質は毎食で摂る必要があり、人間の体のあらゆる部分をつくる栄養素なのです。
しかし、現代人は食生活の栄養バランスが偏ることが多く、切れ毛を増やしてしまうことが多いのです。栄養バランスの良い食生活を送るためには、以下のようなことに気をつけると良いでしょう。
- 過激な食事制限によるダイエットをしない
- タバコをひかえる
- タンパク質を中心に、ビタミン・ミネラルも摂る
過度なダイエットに取り組む若い女性が多いですが、食事制限をしすぎると栄養不足になり、生理が遅れたり、胸が小さくなったり、体やメンタル面の健康を害する可能性も出てきます。
髪の毛への栄養補給は、いちばん後回しになってしまうので、栄養が足りないと髪にまで栄養が届くことはありません。そのため、切れ毛を増やす原因になります。
また、タバコは女性にとって良くないことばかり。ホルモンバランスを崩して、ビタミンを大量に消費してしまいます。そのため、やはり栄養不足となってしまうのです。
切れ毛をなくす対策としてだけでなく、女性の体を守るためにも、食事や嗜好品に気を配ることが大切です。
食事はタンパク質を中心に、ビタミン・ミネラルも含めた「五大栄養素」をバランスよく摂るようにしましょう。
健康な髪をつくる土台「頭皮」も健康にする
切れ毛をなくす対策は、健康な髪をつくるための土台である「頭皮」も健康にすることが大切です。切れ毛がひどい人は、頭皮環境も悪化しているケースが多いからです。
頭皮環境が悪化する原因となる生活習慣は、以下の通りです。
- ストレスをためない
- 適度な運動で血行をよくする
- 頭皮マッサージで頭皮環境を良好に
このような生活習慣を心がけることで、女性にも増えている「薄毛」を予防することができるのです。髪は女の命ですから、いつまでもキレイに保ちたいですよね。
切れ毛ができてしまったときの対処法
冒頭のほうでもご紹介した通り、切れ毛を元に戻すことはできません。そのため、もし切れ毛ができてしまったら、「切る」ことが唯一の対処法なのです。
自分で切る場合には、切れ毛より少し上から切ったほうが良いでしょう。
また、切れ毛を放置してしまうと、切れ毛が悪化して、髪がまとまりにくくなります。早めに適切な対処をしたいなら、美容院でカットしてもらうのが一番です。
その際には、切れ毛が多いことを伝えると良いでしょう。
切れ毛をなくす対策で、ツンツン髪から解放されよう!
切れ毛の原因と対策をご紹介しました。切れ毛ができるということは、「頭皮」や「体」の状態が良くない証拠。そのため、頭皮環境を改善し、生活習慣を見直すことで切れ毛をなくすことができます。そのまま切れ毛を放置すると、見るも無惨な状態になってしまうので、その前に対策をとる必要がありますよ。効果的な対策で、ツンツンと目立つ切れ毛から解放されましょう。