嫌いな人がいても快適に生活するには?
嫌いな人は、気にしないのが1番!
……と思っても、どうしても気になってしまいますよね。むしろ、嫌いな人ほど気になってしまうもの。
生きていれば、職場でもプライベートでも嫌いな人が出てくるので、ストレスがたまることも多いでしょう。
そんなときでも「何とか気にしないで生きていきたい」と思う人のために、今回は、嫌いな人を気にしない方法についてご紹介します。
目次
どこにでもいる嫌いな人。気にすると仕事に集中できない!
職場でも、プライベートでも、嫌いな人ってどこにでもいますよね。
とくに職場の場合、嫌いな人のことを気にしすぎると、仕事に集中できなくなってしまいます。
でも、嫌いな人を気にしすぎて、自分の仕事がおろそかになるなんて、なんだか損していますよね。
そもそも会社には色々な人がいるし、嫌いな人以外にもたくさんの人との交流があります。
嫌いな人にだけ意識をとられていると、大切なことを見逃してしまう場合も。
そんなムダな時間を過ごすより、嫌いな人を気にしない方法を身につけていきましょう!
嫌いな人を気にしてしまう心理や理由とは?
嫌いな人がいると、ただそこにいるだけでイライラしてしまいますよね。それは、嫌いな人のことを気にしてしまうからです。では、なぜ嫌いな人を気にしてしまうのでしょうか? 嫌いな人を気にしてしまう心理や理由について見てきましょう。
嫌いな人がライバルで劣等感を抱いている
良きライバルとは、お互いに切磋琢磨して、高め合っていける親友のような存在。でも、嫌いな人がライバルだと、そうもいきません。
とくに、嫌いな人が自分よりも優秀だったり、外見が優れていたりすると、劣等感のかたまりのように感じてしまうもの。
そんな人のことを「気にするな」と言っても、無理な話です。
嫌いな人がライバルだと、「絶対に勝ちたい!」という気持ちが強くなり、必要以上に憎んだり、嫉妬したりしてしまうため、どうしても気になってしまうのです。
悪口や陰口を言われる
嫌いな人を嫌いな理由は、自分のことを悪く言われた経験があるからではないですか?
直接嫌味を言われた経験がある人もいれば、自分のいないところで悪口や陰口を言われて、嫌な思いをした経験がある人もいるでしょう。
そんな経験があると、「これから先もずっと自分のことを悪く言われるのではないか?」と不安になったり、あること無いこと言いふらされてウンザリしたりしますよね。
「また自分が悪く言われているのでは?」と疑心暗鬼になって、誰かに確認したくなることもあるでしょう。
そうやって、嫌いな人のことを気にしすぎてしまうのです。
好きな人を横取りされた
とくに女性の場合、好きな人を横取りされたことで嫌いになってしまうケースもあります。あきらかに相手が悪いのですが、好きな男性はそんなことは知りません。
もしそこで「あの子って、ひどい子だよ」なんて言ったら、あなたの人としての評価を下げるだけ。だから、悔しくても何も言えない。
そんな心のモヤモヤから、相手のことがますます嫌いになっていく。
そして、「彼とはどうなっているんだろう?」ということまで気になってしまい、頭から離れなくなってしまうのです。
嫌がらせをされる
敵意むき出しの言葉を向けられたり、あきらかに嫌がらせとしか思えない行動をとられたりすると、相手のことを嫌いになるのは当然です。
とくに、職場や学校などで強制的に会わなければいけない人の中に嫌いな人がいたら、それは憂うつな気分になりますよね。
自分はこんなに不愉快な気分なのに、嫌いな人が楽しそうに過ごしていたら? ハラワタが煮えくり返るくらいイライラします。
そうなったら、仕返しするために、嫌いな人の弱みを見つけようとしますよね。行動や言動の一部始終を観察して、何かアラがないか探しまくるのです。
そんな気持ちになってしまったら、嫌いな人のことが気になって仕方なくなるでしょう。
自分と似ている
「嫌いなのに、似てるわけないじゃない!」と思うかもしれませんが、嫌いな人は案外自分とキャラがかぶっていることも少なくありません。
それが、そもそも気になってしまう原因。
自分の居場所を奪われたような気分になったり、いいとこ取りされているような気分になったりしてしまいます。
だからすごく気になるし、どんどん嫌いになってしまうのです。
嫌いな人を気にしすぎるデメリット
嫌いな人のことは、どうしても気になるもの。でも、気にしすぎるとデメリットが生じます。それは、どんなことなのか見ていきましょう。
ストレスがたまる
嫌いな人を気にしすぎると、とにかくストレスがたまりますよね。その場にいなくてもイライラするのに、嫌いな人が近くにいるとストレスはマックスに。
同じ空気を吸っているだけで嫌な気分になってしまいます。
気分だけではなく、本当に体調不良になってしまうこともあるから厄介です。嫌いな人のせいで生活にまで支障をきたし、出社拒否や登校拒否になってしまう人もいるかもしれません。
考えるだけで気分が悪くなる
嫌いな人のことは、どうしても気になって考えてしまうもの。気にしないように意識すればするほど考えてしまい、気分が悪くなってしまうのです。
家に帰ってからも嫌いな人のことを考えてしまい、貴重な時間をムダにしてしまうことも。それって、すごくもったいないことですよね。
あなたの人生が、嫌いな人のために削られているのですから。
ひどい場合には何も手につかなくなり、ずっとモヤモヤした感情を引きずることに。
嫌いな人に支配された毎日では、あなたの表情も暗くなり、イライラを他人にぶつけてしまうこともあるでしょう。それでは、あなたの評価が下がってしまいます。
嫌なところが目について余計に嫌いになる
ふつうの人が同じ行動をしても何とも思わないのに、嫌いな人の行動は何かとイラっとしますよね。
つまり、行動自体が問題ではなく、嫌いな人の行動だから嫌悪感を抱いてしまうのです。
嫌いな人を気にしすぎると、嫌なところが目についてしまい、余計に嫌いになってしまうのです。
嫌いな人は、ただでさえ気になるのに、余計に嫌いになったらストレスは増える一方。もう止められません。
嫌いな人を冷静に分析してみよう!
そもそも嫌いな人は、なぜ嫌いなのでしょうか? 嫌いになった理由を考えてみると、何が嫌いなのかが見えてきます。嫌いな人を冷静に分析することで、もしかしたら意外な答えが見つかるかもしれませんよ。
なぜ嫌いなのか理由を考える
あなたは、なぜその人のことが嫌いなのでしょうか? まずは、嫌いな理由から考えてみましょう。
たとえば、あなたへの態度が気に入らないとか、性格的に合わないとか、過去にトラブルがあったとか、何かしら原因があるはず。
もしくは、とくに原因はないけれど、なんとなく言動がイラつくとか、生理的にムリという場合もあるかもしれません。
どんな理由にせよ、まずは「相手のことがなぜ嫌いなのか?」その理由を考えてみましょう。
なぜ嫌な行動を取るのか考える
嫌いな人だから、相手の気持ちを考えるのはむずかしいですよね。でも、相手の気持ちになってみると、相手の行動の理由が見えてきます。
もしかしたら、あなたに嫌がらせをするために取っている行動ではないかもしれません。相手には悪気がないのに、あなたが過剰に反応している場合もあります。
嫌いな人の行動や言動によって、あなたが傷ついたり、嫌な気分になったのは確かですが、何か他の理由があっての行動かもしれないのです。
そこを考えてみると、意外と相手の気持ちも理解できるかもしれません。
嫌いな人の嫌いな部分は、短所なのか考える
嫌いな人の嫌いな部分は、あなたからすると短所にしか見えませんよね。でも、それが一般的に見て、本当に短所なのか考えてみましょう。
もし短所であれば、嫌いな人を変えることはできません。だから、あなたが我慢するしかなくなります。
でも、もし短所ではなく、ただ単にあなたと合わない部分であった場合、他の人から見ると長所である場合もあります。
そうであるなら、あなたの考え方や気の持ち方によって、嫌いな人への見方が変わるでしょう。そうすれば、あなたの気持ちも少し楽になるはずですよ。
嫌いな人と今後どういう関係になりたいのか
ここまで相手のことを分析できたら、最後は、嫌いな人と今後どういう関係になりたいのか考えてみましょう。
嫌いだし、性格が合わないから、できるだけ関わらないようにしたいのか。それとも、学校や職場など、どうしても関わらないといけない関係だから、できるだけ良好な関係を築きたいのか。
それによって、今後のあなたの行動は変わってきます。できるだけ関わらないようにしたいなら、必要最低限のこと以外は話さないという選択肢もあります。
また、良好な関係を築きたいなら、あなたから歩み寄っていくことも必要です。
嫌いな人を気にしない方法
では、嫌いな人を分析できたところで、嫌いな人を気にしない方法について見ていきましょう。実際のところ、近い間柄だと気にしないことはむずかしいですが、できるだけストレスがたまらないように、気にしない方法を身につけておくことは必要です。
気にするだけ時間のムダ
嫌いな人を気にすることは「時間のムダ」だと考えれば、嫌いな人を気にしないで済みます。嫌いな人を気にするだけでイライラしてしまうので、人生の貴重な時間をムダにしてしまいます。
そんなムダな時間を過ごすよりも、その空間を楽しむことに集中すると良いでしょう。
たとえば、仕事なら仕事に集中したり、学校なら好きな友達との時間を楽しむのです。それだけで嫌いな人が気にならなくなり、快適な空間になるはずですよ。
必要以上の会話をしない
嫌いな人とどうしても接しなくてはいけない場合、必要以上の会話をしないことです。相手が同僚であっても、同級生であっても、仲良くしなければいけないルールはありません。
だから、必要最低限の会話だけにとどめ、それ以外の会話はできるだけ避けましょう。接する機会が減れば、嫌いな人を気にしないで済みますよ。
一時的に感情を排除する
嫌いな人を気にしない方法は、接するときに一時的に感情を排除することです。
感情を発動させると、どうしても怒りやイライラがつのり、ネガティブな気持ちで埋め尽くされてしまいます。
だから、自分の感情を一時的に封印し、何も感じない「無感情」の状態をつくるのです。無の境地ってやつですね。なかなかむずかしい技ですが、身につけておくと何かと便利ですよ。
他の人間関係を築く
嫌いな人との人間関係だけが、あなたのまわりの人間関係ではないはずです。嫌いな人に支配された人間関係にウンザリしているなら、他の人間関係を築いていきましょう。
そうすれば、悩みを打ち明けられる人間関係がつくれるかもしれませんし、今まで付き合ってこなかった人と新たな人間関係を築けるかもしれません。
そうすれば、嫌いな人のことは気にならなくなりますよね。
見返す
嫌いな人は、あなたのライバルである場合も多いでしょう。それなら、嫌いな人を見返すくらいに、あなたの能力や魅力を磨く努力をしましょう。
その努力に向かって邁進していけば、嫌いな人なんてまったく気にならなくなります。それどころではなくなって、あなたはどんどん飛躍していけるはずです。
嫌いな人を見返すまでになれば、心に余裕が生まれ、幸せな毎日を送れるようになるでしょう。
楽しいことをする
嫌いな人がいない空間で、何か楽しいことをすれば、嫌いな人が気にならなくなります。
たとえ一時的の楽しみであっても、それがあるのと無いのとでは、ストレスのたまり具合も違ってきます。
嫌いな人と毎日顔を合わせないといけないのであれば、なおさら、その人がいない空間で楽しみを見つけましょう。
人間として成長できるチャンスだと捉える
嫌いな人を気にしない方法は、これが人間として成長できるチャンスだと捉えること。嫌いな人とうまくやっていくことは、簡単にできることではありません。
そんなむずかしい状況を乗り越えられたら、あなたは大きく成長できるでしょう。そのためのステップだと思えば、嫌いな人に感謝すらするのではないでしょうか?
嫌いな人との関係を良好にするコツ
嫌いな人であっても、毎日接することが強制される環境であれば、できるだけ関係を良好にしたいと思いますよね。そのほうがストレスも減ります。では、嫌いな人との関係を良好にするコツについて見ていきましょう。
相手の良い部分を見つける
どんなに嫌いな人でも、良い部分が1つくらいはあるはずです。嫌いだと思ってみていいると、嫌な部分ばかりに目が行きますが、冷静に観察してみると、長所が見つかることもあります。
相手の良い部分が見つかれば、嫌いな人への接し方や見方が変わってくるもの。そうすれば、騙し騙しでも良好な関係を築けるでしょう。
いっそ嫌いな部分を指摘してみる
嫌いな人と良好な関係を築くには、いっそ嫌いな部分を指摘してみるのも1つの方法です。社会人になると、自分の欠点や悪い部分は、なかなか人から指摘されないもの。
もし自分の悪い部分を指摘してくれる人がいたら、それは、あなたのことを思っての行動なのです。
だから、嫌いな人と腹を割って話すためにも、嫌いな部分をはっきり伝えてみましょう。
それでもしキレるようなら、あなたの気持ちは伝わっていません。「あなたのためを思っている」という気持ちが伝わらないと関係が悪化する場合も。
上手な伝え方は、まずは相手を認めること。そして、絶対に人格否定になってはいけません。
あくまでも、「あなたのこの部分が嫌いなの」というスタンスで伝えれば、相手も理解してくれるかもしれません。
自分から接する機会を増やす
嫌いな人には、できるだけ近寄りたくないもの。でも、良好な関係を築きたいなら、自分から接する機会を増やしてみましょう。
あなたから歩み寄ることで、相手も譲歩してくれる部分が増えるはずです。
あなたが相手を嫌っているなら、きっと相手もあなたのことを嫌っています。そこで歩み寄れば、「あれ? もしかして勘違いだったのかな」と感じるかもしれません。
まわりの人の評価を聞いてみる
嫌いな人を気にしない方法は、嫌いな人に対するまわりの人の評価を聞いてみることです。
もしかしたら、嫌っているのはあなただけで、まわりの人からは受け入れられている場合もあります。
あなたが嫌いな人に過剰反応しているだけだったり、単にあなたと馬が合わないだけだったりするかもしれません。
まわりの人の意見を聞くことで、「自分が考えすぎていただけかな?」と思えるかもしれませんよ。
自分に悪いところがないか確認する
一度嫌いになると、なかなか相手のことを認めることができません。そうなると、どうしても自分を正当化して「相手のせいだ」と決めつけてしまうことがあるのです。
だから、嫌いな人と良好な関係を築きたいなら、自分に悪いところがないか確認してみましょう。
もしかしたら自分にも悪いところがあって、相手を必要以上に毛嫌いしている場合もあるかもしれません。
あなたのほうが悪い態度を取っているのであれば、関係を修復するためにも、自分の非を認めることが大切です。
職場の嫌いな人にしてはいけないNG行動
プライベートで嫌いな人がいるなら、関わらないことも可能です。でも、職場に嫌いな人がいる場合、どんなに相手のことが嫌いでも、関わらないといけません。
その場合、やってはいけないNG行動があります。それをやってしまうと、相手をさらに怒らせて、あなたにどんな仕打ちをしてくるかわかりません。
それに、相手を陥れるような行動を取ってしまうと、あなた自身の人間としての価値が下がります。では、嫌いな人にしてはいけないNG行動とはどんなことなのでしょうか?
ケンカをする
どんなに嫌いな人でも、職場でケンカするのはNGです。業務に差しさわりがあるのはもちろん、まわりの人にも迷惑がかかります。
社会人として、職場でケンカするのはあるまじき行為なので、感情をおさえて大人の態度で接しましょう。
嫌がらせをする
たとえ相手が嫌がらせをしてきたとしても、あなたが嫌がらせするのはNGです。
納得いかないかもしれませんが、嫌いな人と同じ土俵に立ってしまったら、あなたも同類になってしまいます。
また相手が、自分の行動は棚に上げて、上司にあなたの嫌がらせ行動を告げ口する場合も。
そうなったら、あなたが加害者になることは明白なので、職場での立場が悪くなってしまいます。
仲間を集めていじめる
あなたが嫌いな人は、他の人からも嫌われている場合があります。だからといって、仲間を集めていじめるのはNG。
一対一で直接対決するよりも、相手が被るダメージは大きく、場合によっては精神的に病んでしまう場合も。
そうなったら、訴訟問題に発展しかねません。賠償責任などを負わされたら、あなた自身が精神的・経済的にダメージを受けますよ。
職場の嫌いな人と良好な関係を築けないなら?
職場に嫌いな人がいる場合、どんな手を尽くしても気になってしまう、どうしても良好な関係を築けない、というなら最終手段に出るしかないでしょう。
上司に相談する
嫌いな人のせいで仕事に支障があるなら、上司に相談してみましょう。部署の人間関係を良好にするのも、上司の仕事のうちです。
ただし、上司に相談したからといって、必ず解決できるわけではありません。
「まぁ、うまくやってくれよ」なんて言って、肩を叩かれて終わるケースもあるでしょう。でも、現状を知ってもらうことはできます。
異動願を出す
同じ部署に嫌いな人がいるなら、異動願を出すのが手っ取り早い解決方法です。
どうしてもその部署でしかできない仕事がやりたいとか、その部署が好きならば、違う策を考えましょう。そうでないなら、部署異動をするのがもっとも穏便に解決できる方法です。
転職する
大きな会社ではない場合、異動できる部署がない場合もありますよね。これからもずっと嫌いな人と関わり続けなければいけない状況ならば、思い切って転職するのも1つの方法です。
転職するのは勇気がいりますが、意外と今よりも好条件で働ける環境があるかもしれません。
もちろん、今より最悪な状況になるリスクもありますが、どうにも解決できないようであれば、転職も視野に入れて考えてみましょう。
嫌いな人に振り回されないで!
嫌いな人を気にしない方法についてご紹介しました。嫌いな人でも良好な関係を築く方法や、どうしてもうまくいかない場合の対策などもご紹介しました。嫌いな人って、どこにでもいます。職場なら絶対に一人はいるし、プライベートの関係だって、嫌いな人が同じグループにいる場合もあるでしょう。
完全に嫌いな人がいない環境を築くことはできませんが、できるだけ自分が快適にストレスなく過ごせる環境をつくりあげていきましょう!