食べ過ぎた翌日のリセットは、むくみ解消がポイント
順調にダイエットを頑張ってきたのに、たった1回の外食で、つい食べ過ぎてしまうことってありますよね。
普段は我慢できるのに、美味しそうな食べ物を目の前に出されたら、誘惑に負けてしまうのが人間です。
食べている時は「今日だけ特別!」と自分を許しても、直後から襲ってくるのが「後悔の嵐」。
でも、食べ過ぎた翌日に対処すれば、リセットすることは可能なんです!
ダイエットをあきらめる前に、食べ過ぎた翌日のリセット方法を試してみてください。
目次
食べ過ぎた翌日に気をつける事
食べ過ぎた翌日に体重計に乗ると、目を疑うほど体重が増えていて「ガビーン!」となった経験はありませんか?
でも、その体重の増加は、ほとんどが「水分」なのです。
そもそも「食べ過ぎ」とは、塩分と糖分の摂り過ぎが原因。つまり「体がむくんでいる」状態なのです。
そのため、食べ過ぎた翌日は「むくみを解消」することがポイントになります。
増えた体重は、脂肪ではない
たとえ脂肪の元になる「お肉」を食べ過ぎても、いきなり翌日に、体の脂肪になってしまうわけではありません。
つまり、食べ過ぎた翌日に増えた体重は、脂肪ではないのです。そうです。先ほど言ったように、体重増加の正体は「水分」です。
食べ物には想像以上に「塩分」と「糖分」が含まれています。居酒屋料理のような味付けの濃い食べ物なら、なおさらです。
塩分と糖分を摂り過ぎるとむくみやすくなるため、食べ過ぎた翌日は、むくみを解消することが先決です。
慌てて「断食」するのはNG!
食べ過ぎた翌日に体重が増えると、誰もが「食べる量を減らさなくちゃ」と考えますよね。それは確かに正しいです。でも、慌てて断食するのはNGなんです。
人間の体は、食べ物が入って来なくなると、飢えにそなえて脂肪を蓄えようとします。そのため代謝が悪くなり、太りやすい体になってしまいます。
とはいえ、お腹が空いていないのに、無理やり食べるのも良くありません。
できるだけ3食しっかり食べることをオススメしますが、食べ過ぎた直後の朝食は「スムージー」や「ヨーグルト」など、ごく軽い物でもOKです。
何も食材を摂らないような断食は、しないでくださいね。
2日間(48時間)でリセットするのがポイント!
脂肪が体につくのは、食べ物を食べた3日後だと言われています。そのため普段から食事制限をしているダイエッターが、たった1日食べ過ぎたくらいで脂肪がつくことはありません。
ただし、継続的に食べるようになると、脂肪はどんどん蓄積されていきます。
つまり、2日以内にリセットすれば、食べ過ぎをなかったことにできる可能性が高くなります。そのため食べ過ぎた翌日と、翌々日が勝負ということになりますね。
では、どのような方法で食べ過ぎをリセットすれば良いのでしょうか?
食べ過ぎた翌日のリセット方法
食べ過ぎた翌日のリセット方法は、「食事」と「運動」の2つがポイントです。
どちらかと言えば食事のほうが大事なので、まずは食事方法から見ていきましょう。
食べ過ぎた翌日の「リセット食」とは?
食べ過ぎた翌日から2日間は、リセット食を心がけましょう。
リセット食のポイントをご紹介していきます。
◆むやみに食事は抜かない
食べ過ぎた翌日に何も食べないのは、逆効果になります。そのため、むやみに食事を抜かないようにしましょう。そして、水分も積極的に摂るようにしてください。
ただし、ジュースやスポーツドリンクではなく、水やお茶がオススメです。
◆摂取カロリーを減らす
断食はNGと言いましたが、ある程度は摂取カロリーを減らす必要があります。食べ続けると、3日目には本物の脂肪になってしまいますよ。
目安としては、いつもの1/3くらいのカロリーがベストです。2日間だけは絶対に、お腹いっぱいになるまで食べてはいけません。
◆食べ過ぎた食材は、食べない
食べ過ぎた日は、何を食べましたか?
今のあなたは、栄養が偏っている状態です。そのため食べ過ぎた食材は、なるべく食べないようにしましょう。
その代わり、足りていない栄養を摂って、栄養バランスを整えることが大切です。そもそも栄養バランスの良い食事をすれば、極端に食べ過ぎない限り、それほど太ることはありません。
◆むくみを解消する食材でデトックス
食べ過ぎた翌日のリセット方法は、むくみを解消することがメインです。
そこで、とくに摂りたい栄養は「食物繊維」と「カリウム」です。この2つの栄養素が含まれている食材は、ズバリ「野菜」になります。
食べ過ぎた翌日のリセット食には、野菜を積極的に摂りましょう。
- カリウムの多い野菜……パセリ・アボカド・大根・ほうれん草など
- 食物繊維の多い食材……ワカメ・キノコ・納豆・ゴボウなど
そして忘れてはいけないのが、「水」です。むくみが生じると、どうしても水を敬遠しがちですが、水分が足りなくなると余計にむくみます。
そのため、むくみがある時こそ、水分を摂りましょう。
カリウムには利尿作用があるので、野菜と水を摂れば、デトックスできます。もちろん便秘を解消することも、デトックスには必須です。
食べ過ぎた翌日は、運動で代謝アップする
次に、食べ過ぎた翌日のリセット方法として、代謝をアップさせるための運動をご紹介します。代謝をアップさせる食べ物も、併せてご紹介しますね。
◆ジョギングやウォーキングなどの「有酸素運動」
食べ過ぎた翌日のリセット方法なら、脂肪燃焼効果の高い「有酸素運動」がオススメです。「食べ過ぎた分が体の脂肪になる前に、消費してしまおう!」ということです。
そして、できるだけ朝のうちに運動するのがポイントです。朝に運動をして代謝をアップさせると、1日を通して代謝が上がった状態をキープできるからです。
また日頃から代謝を上げておくことが、食べ過ぎても太らないコツです。そのため小まめに階段を昇ったり、できるだけ体を動かすようにしておきましょう。
◆ゆったりと動く「ストレッチ」や「ヨガ」
食べ過ぎた翌日は、食べた物を消化するため、胃腸がフル稼働しています。そのため、胃腸を活発にする運動をするのもオススメ。
それには、ゆったりと動く「ストレッチ」や「ヨガ」が最適です。
ゆったりと動く運動だと、副交感神経が優位になり、リラックス状態になります。リラックス状態になると、消化器官が活発に働くようになり、消化や代謝がスムーズになります。
◆食べ物で代謝アップするなら「ビタミンB群」
最後に、食べ物で代謝をアップさせる方法をご紹介します。
それは「ビタミンB群」を摂ることです。
ビタミンB群には、「タンパク質」「脂質」「糖質」の代謝をうながす作用があります。これらは「三大栄養素」といって、毎日摂らなければいけない栄養です。
でも摂り過ぎると脂肪になってしまうため、適量を守ることが大切です。
食べ過ぎた場合には、このどれか、もしくは3種類とも食べ過ぎている可能性があります。そこでビタミンB群が必要なのです。
- ビタミンB1……糖質の代謝アップ(豚肉・うなぎ・タラコなど)
- ビタミンB2……脂質の燃焼率アップ(レバー・カレイ・納豆など)
- ビタミンB6……タンパク質を分解(ニンニク・まぐろ・イワシなど)
食べ過ぎた翌日には、これらのビタミンB群をバランス良く食べ、プラス野菜をしっかり摂るようにしましょう。
食べ過ぎてしまう原因と予防方法
そもそもダイエット中に食べ過ぎてしまう原因は何なのでしょうか?
また、食べ過ぎを予防する方法をご紹介します。
食事制限が厳しすぎるのが原因
早く痩せたい気持ちはわかりますが、厳しすぎる食事制限は失敗の元です。我慢の連続でストレスが溜まり、油断した時に食べ過ぎてしまうのです。
また糖質を制限しすぎると、食欲を抑えられなくなる危険があるようなので、主食のご飯を減らしすぎるダイエット方法には気を付けたほうが良いでしょう。
食べ過ぎを予防する方法
食べ過ぎを予防する方法は、よく噛んで「満腹中枢を刺激する」ことです。よく噛んで食べると、適量を食べたところで、お腹がいっぱいだと感じやすいと言われています。
また食事量を減らすのではなく、栄養バランスの良い食事を心がけることも大切です。
食事量を減らすと満足感を得られず、ストレスばかり溜まっていきます。ところが栄養バランスの良い食事をすると、満腹感を得られるだけでなく、太りにくい効果があるのです。
食べ過ぎを予防し、さらに健康的にダイエットするには、この2つのポイントを覚えておいてくださいね。
食べ過ぎたら2日でリセットすれば大丈夫!
食べ過ぎた翌日のリセット方法をご紹介しました。
食べ過ぎて体重が増えると、どうしても焦ってしまいますが、そこは落ちついて2日かけてリセットしましょう!
食事のポイントを押さえて、確実に対処していきましょうね。