仕事でミスしても許してもらえる謝り方をマスター!
誰だって、仕事でミスすることはありますよね。
でも、ちゃんと謝罪しなければ、相手の気分を逆なでしてしまい、許してもらえなくなってしまいます。
どんな仕事でも、自分一人でしているわけではありません。
先輩や上司、同僚や後輩と連携して仕事をしているわけですから、ミスすればそれなりの迷惑をかけてしまうことになります。
もしそこで、きちんと謝ることができなければ、あなたの仕事での信用はなくなり、大きな仕事を任せてもらえなくなるでしょう。
そうならないためにも、正しい謝り方をマスターしておくことは大事。
そこで今回は、仕事でミスしたときの謝り方についてご紹介します。
許してもらえる正しい謝罪の仕方がわかっていれば、今後もあなたの仕事をサポートしてくれるでしょう!
目次
謝罪するときの心構えとは?
人は謝罪するとき、許してもらいたいばかりに、できもしないことを約束してしまうことがあります。
でも、それでは約束を破ることになり、あなたへの信用はガタ落ち。
また、早く話を終わらせたくて、「とりあえず謝っておけばいいや」という気持ちで謝ってしまうと、相手に誠意は伝わりません。
うっかりすると、その気持ちが態度に表れてしまい、相手の気持ちを逆なでしてしまうのです。
では、謝罪するとき、どのような心構えを持てば良いのでしょうか?
仕事がデキる人は、怒られたことに対して「改善点をわざわざ教えてくれている」と受け取ります。感謝すらしています。
そして、「これを改善すれば成長できる」とプラスに考えます。だからもっと努力して、さらに上のステージへのぼれるのです。
しかし、仕事がデキない人は、「なんで自分ばかり怒られるの?」と不満たらたら。自分の非を認めようともせずに、誠意のない謝罪をして終わりです。
これでは成長するチャンスもないし、上司に見放されるのも時間の問題です。
謝罪するときの心構えは、相手の立場になって考えることです。具体的には、以下のようなことを頭に入れておきましょう。
- 言い訳をしない
- できない約束をしない
- 怒っている人のほうが疲れる
- 相手が言いたいことを理解する
仕事で失敗をしたら、弁解せずにまずは受け入れること。話はそこからです。
相手の怒りに圧倒されて、つい言い訳したり、できない約束をしてしまったりしがちですが、それではあなたの信用が地に落ちます。
また、怒っている人のほうがずっと疲れることを知りましょう。あなたのために時間と気力を使って怒ってくれているのです。
その気持ちを忘れなければ、相手が言いたいことを理解することができるでしょう。
仕事で失敗したときの上手な謝り方
では、仕事で失敗したとき、上手に謝るにはどうすれば良いのでしょうか?
表情や声のトーンに気をつける
上手な謝り方のポイントは、表情や声のトーンにも気をつけることです。謝罪するときは、いつもよりワントーン高めの声を出しましょう。
そして、大きな声で「すみませんでした」「申し訳ございませんでした」とはっきり言います。ボソボソ言うと、誠意が伝わりません。
また、表情からも反省しているのがわかるようにしましょう。演技ではなく、きちんと誠意が伝わるように意識すること。そうすれば、表情も自然と変わります。
謝るタイミングを間違えない
上司へ謝るタイミングは、早ければ早いほどよいでしょう。まだ失敗するか不確定な場合でも、早めに「報告」という形で謝罪しておくほうが無難です。
その時点で解決策が見つかるかもしれないので、失敗を未然に防げる可能性もあるからです。
そのため、絶対に謝るタイミングを間違えないようにしましょう。「後でいっか」と先延ばしにしてしまうと、取り返しのつかない事態になるかもしれません。
早めの対応を心がけましょう。
上司の話をしっかりと理解する
仕事で失敗したときは、上司の話をしっかりと理解することが大事。ただ聞くだけではなく、しっかりと理解することが重要なんです。
物事は、「知る」ことと「理解する」ことでは意味が違います。
上司の話をただ聞くだけでは、状況を知っただけの状態です。そこに理解することが加わると、自分の頭で考えて、解決策を見つけることにつながります。
そうすれば、次回からは失敗することがなくなり、成長することができます。
「失敗から学ぶ」という言葉の意味は、失敗を理解することなのです。
自分の落ち度を認める
そもそも謝罪する意味は、自分の落ち度を認めることです。それなのに、「自分には非がない」という態度をとる人がたまにいます。
これでは謝罪する意味がありませんし、相手の気分を逆なでします。
上司への上手な謝り方は、まずは自分の落ち度を認めることから始めましょう。
たとえ相手に落ち度がある場合でも、結果的にミスにつながったということは、自分の確認ミスによるもの。そのため、自分にも落ち度があることを認めなければいけません。
まずは相手の言い分を聞き、反論するのはその後でも遅くはありません。
謝罪でも意見でも、まずは相手の言い分を聞くことから始めることがスムーズな人間関係を築くコツです。たった一度のミスで人間関係が崩れたら、仕事がやりにくくなりますからね。
解決策を提案できればGOOD!
仕事で失敗したときの上司への上手な謝り方は、解決策を謝罪とセットで提案すること。謝るだけでは、何の解決にもなりません。
ちゃんと解決策を見つけておかなければ、たとえその場では許してもらえても、また同じ失敗をする可能性があります。
ただし、解決策が「次からは気をつけます」では解決になりません。具体的に、何をどのように対処するのかを明確にすることが大事。
このような謝罪ができるようになれば、上司に許してもらえるし、仕事もスムーズに進むでしょう。
上司に許してもらえる謝罪のコツ
仕事で失敗しても、上司に許してもらえる謝罪のコツがあります。ちょっとしたことを意識するだけで、上司に許してもらえる確率が高くなりますよ。
さりげなく上司を褒める
上司に怒られているときは、褒める余裕なんてないかもしれませんが、これをするだけで上司の気分がガラッと変わる可能性があります。
そのため、許してもらえる確率がグンと高くなりますよ。
「〇〇課長が頼りになるからといって、いつも頼りっきりで申し訳ありません」などと言えば、上司も悪い気はしないでしょう。
お礼の言葉を入れる
「謝罪なのにお礼?」と思うかもしれませんが、上司にされる注意や指摘などは、後々自分の成長の糧になります。
それを素直に受け止めれば、という条件付きですが。仕事がデキる人は、どんなことも見逃しません。だから成長できるのです。
そもそも怒っている上司は、怒られている部下よりもパワーを消耗します。
貴重な時間を使って、自分のために体力を消耗してくれていることだけを考えても、感謝に値するのではないでしょうか?
それくらい前向きに考えることができれば、どんな職場でも、どんな仕事でも成長していけるでしょう。
自分に非がないフレーズはNG
上司に許してもらえる謝罪のコツは、自分に非がないことをアピールするフレーズを言わないこと。
誰だって書類を提出するときは、ミスがあると思って出す人はいません。でも、実際にチェックした上司がミスがあったといえば、あったのでしょう。
そこを否定して「そんなはずはありません」などと言うのはNG。
このようなフレーズは、上司を不快にするだけでなく、上司を否定しているのと同じこと。
心の中では「そんなはずはない」と思っていても、指摘された部分を確認してみましょう。すべては、それからです。
相手を怒らせるNGな謝り方
自分が謝罪するときは、できるだけ相手を怒らせないようにしたいですよね。うっかり相手を怒らせてしまったら、後が大変になります。そこで最後に、相手を怒らせるNGな謝り方についてご紹介しておきましょう。
社内メールだけで謝罪する
就活の合否もメールでやり取りをする昨今、上司への謝罪もメールだけで済ませようとする人がいます。
ふつうに考えればわかることですが、そもそも謝罪に対する誠意が足りないことが、このような行動につながってしまうのです。
社外のお客さまに対しても、社内の上司に対しても、メールだけで謝罪するのはNGです。
どんなに文才があって、誠意の伝わる文章であっても、「お詫びする」という気持ちが伝わりません。
取り急ぎ報告をするだけならOKですが、「メールだけで済ませようとしている」と勘違いされかねません。そのため、できるだけ早く直接謝罪しましょう。
心のこもっていない大げさな謝罪
反省していることを態度で示すことは大切ですが、あまりにも大げさな謝罪をすると、かえって心がこもっていないと思われてしまいます。
一方的に「すみませんでした」を何度もくり返すのも、話をしっかり聞いていないように受け取られてしまいます。
謝罪は一度だけでは足りませんが、言いすぎるのもNG。大げさな態度ではなく、真摯な気持ちで謝罪することが大切です。
状況説明だけで謝罪の言葉がない
もはや謝罪とは呼べないものが、こちら。ミスが起きた経緯を説明したい気持ちはわかりますが、まずは謝罪の言葉を言わないと誠意が伝わりません。
状況説明ばかりして、一向に謝罪の言葉ないと、言い訳しているようにしか聞こえません。
まずは謝罪の言葉から先に言って、それから場合に応じて状況説明をすると良いでしょう。聞かれてもいないのに、状況説明をする必要はありません。
言い訳にしか聞こえないからです。
仕事で失敗したときは、とにかく素直に謝る!
仕事で失敗したときの上手な謝り方についてご紹介しました。上司に許してもらえる謝罪のコツは、とにかく素直に謝ること。そして、できるだけ早いタイミングで謝ることも重要です。時間が経てば経つほど、上司をイライラさせてしまいます。上手な謝り方がわかれば、仕事も人間関係もスムーズに進んでいくことでしょう。