幕の内食べダイエットは種類多く、量は少なく
幕の内食べダイエットなるものが、テレビで放映されていたのでまとめてみます。
幕の内とは、「幕の内弁当」のこと。
これといったメイン料理はなく、いろいろな物を少しずつ食べられるお弁当ですよね。
そのような食べ方にダイエット効果があるとして、医師がすすめているんです。
しかも運動なしで肥満治療ができ、なんと90%の人が痩せた実績があるんだとか。
一生モノの食事法を手に入れて、健康生活をはじめましょう。
目次
幕の内食べダイエットとは?
そもそも幕の内食べダイエットとは、どんなものなのでしょうか。
おかずの種類を多く、1品の量は少なく
幕の内食べダイエットとは、おかずの種類を多くして、1品の量は少なくするという食べ方のことです。
いろいろなおかずを食べることで、栄養バランスの良い食事をすることができます。
この幕の内食べダイエットをすすめている医師は、1日に「23種類」も食べていました。「そんなに食べて太るんじゃないの?」と思うかもしれませんが、なんと総カロリーはたったの2200kcal。
これは成人男性のエネルギー必要量を下回っています。23種類のおかずを食べたのに、すごいです。
ただ体力を使う仕事の人は、ちょっと足りないかな?というくらいのカロリーです。健康のことを考えると少なければ良いというわけでもありませんので、必要量の目安は摂るようにしましょう。
ただし飲み物や間食など、食事以外でもカロリーを摂取するならちょうど良いかもしれませんね。
運動なしで90%が痩せる肥満治療法
幕の内食べダイエットとは、運動なしで90%もの人が痩せた実績があるそうです。考案者は医師ですから、肥満治療の一環として幕の内食べダイエットを推奨しています。
肉体の健康を考えると、もちろん運動するに越したことはありません。
ただし既に肥満体型の人は、運動するにも足腰を痛めてしまうので、まずは食事法で痩せてから運動することをおすすめします。ダイエットは痩せたら終わりではなく、一生キープすることが健康を保つ秘訣なんです。
肥満体型は、糖尿病・高脂血症・高血圧・動脈硬化・心筋梗塞など、さまざまな病気の原因になります。
まだ若いからと油断していると、30代になったころから突然太り始める人も多いんですよ。
炭水化物抜きダイエットに強く反対する理由
幕の内食べダイエットをすすめている医師は、炭水化物抜きダイエットに強く反対していました。その理由は、以下の通りです。
- 一時的にしか痩せない
- 確実にリバウンドする
- 脳の栄養が足りず、うつ病になりやすい
炭水化物すなわち「糖質」は、太ると毛嫌いされることが多いですよね。でも糖質が太るわけではなく、糖質を摂る量が多すぎるのが問題なんです。
糖質は人間に必要な栄養ですから、これを抜くと脳の栄養が足りなくなります。
すると集中力がなくなり、やる気が失せ、うつ病になる恐れもあります。確かに糖質を抜くと一時的には痩せるのですが、行きつく先は「確実にリバウンドする」という現実です。
ダイエットはずっと続けられる方法でないと、健康を保つことはできないのです。
幕の内食べダイエットのやり方
ではいよいよ幕の内食べダイエットのやり方をご紹介します。何を食べるかというよりも、食器にある仕掛けが必要なんです。そうすれば深く考えずに、簡単に幕の内食べダイエットができちゃいますよ。
小皿に盛る
幕の内食べダイエットのやり方は、小皿に盛ることです。おかず1品の量は少なくすることが幕の内食べダイエットのやり方ですから、大きな皿にちょこんと盛ったら少なさが強調されてしまいます。
人間は目でも食べていますから、見た目が「少ないなぁ」と感じると満足感を得られにくくなります。
ところが小さな皿に盛ると、不思議と多く見えるんです。目の錯覚を利用した満腹感ですね。
仕切りのついたプレートもオススメ
もっと言うなら、小さな皿よりも便利なアイテムがあります。それは仕切りのついたプレートです。ホテルバイキングに行った時に、見たことがあるかもしれません。
白いプレートに、仕切りが9個くらいついているお皿のことです。
これにおかずを盛れば、必然的に9種類のおかずを制覇できます。同じ料理で2個も3個も仕切りを使ったら、意味がありませんからね。
ホームセンターなどでも、お洒落な仕切りプレートが売っています。毎日の食事も楽しくなりそうです。
5~6種類のおかずを取り入れる
幕の内食べダイエットのやり方は、5~6種類のおかずを1食に取り入れることです。1日じゃなく、1食ですよ。和食なら簡単に品数を多くできるのではないでしょうか。
たとえば……
- 味噌汁
- 納豆
- サラダ
- 煮物
- 焼き魚(生姜焼き少なめ)
- ほうれん草のお浸し(ゴマ和え)
他にも目玉焼きやダシ巻き卵、漬け物やナムルなど、副菜ならいくらでも加えられそうですね。
ここまで来ると、もうお気づきの人も多いと思いますが、幕の内食べダイエットには1つだけ欠点があります。
それは「そんなにたくさん作るのが面倒」ということ。でも、そもそも時短生活に慣れてしまった現代人だからこそ、肥満が増えたということも考えられます。
体のことを本気で考えるなら、品目を多くすることは大切なことなんです。副菜なら作り置きできる物も多いので、意外とカンタンにできるかもしれません。工夫をしてみてくださいね。
できるだけ和食にする
言うまでもないことですが、幕の内食べダイエットのやり方は、できるだけ和食を選ぶことです。和食は世界的にも「ヘルシー食」として注目を集めています。何だかちょっと誇らしいですよね。
でも欧米の食文化に慣れきってしまったワタシたちは、和食離れが多いそうです。しっかりと和食を食べようとすると、食材のお金もかかりますしね。
だからこそ、ポイントは副菜です。
いかに副菜を増やせるかが、幕の内食べダイエットのポイントになるのではないでしょうか。
幕の内食べダイエットで成功するコツ
幕の内食べダイエットで成功するコツをちょっとだけお話していきます。和食以外に高カロリーな物を食べても良いんですよ。
「丼物」や「単品料理」には要注意
幕の内食べダイエットの対極にあるのが「丼物」と「単品料理」です。ランチでは手軽に食べられて、値段も安い丼物が便利ですよね。
でもちょっとランチに手間とお金をかければ、健康が手に入ります。
考えようによっては、病気になったほうがお金がかかるかもしれません。
また単品料理は、おもに洋食に多いでしょう。たとえば「パスタ」とか「ドリア」とか、「チャーハン」や「ラーメン」、「うどん」などもそうですね。
単品料理がダメなわけではなく、副菜を増やせばOKなんです。品数を増やすことを考えましょう。でも食べ過ぎには注意が必要です。
揚げ物・肉は食べてもOK!量が多いのはNG
幕の内食べダイエットでは、揚げ物も肉も食べてOKなんです。逆に言うと、食べちゃいけない物はありません。何でも食べて良いんだけど、おかずの品数を増やしましょうということ。
だから必然的に1品の量が少なくなりますよね。そうしないと食べ過ぎになっちゃいますから。とくに揚げ物や生姜焼きなどは、量を少なめにすれば大丈夫です。
小皿に盛ることを鉄則にしましょう。唐揚げなら小さめ2個くらいですね。
メインが肉料理の定食はちょっと危険
幕の内食べダイエットに成功するコツは、肉料理がメインの定食は、ちょっとだけ注意が必要です。なぜならメインの量が多すぎるからです。
安くて嬉しい「日替わりランチ」は、揚げ物が多いですよね。
腹八分目にすることも大切なことですから、品数を多くすれば良いというわけでもありません。でも絶対にダメというわけではないですし、たまにならOKではないでしょうか。
経済的にも、大変ですからね。手作り弁当が理想的かもしれません。
幕の内食べダイエットで運動なしで痩せよう
幕の内食べダイエットのやり方と注意点をご紹介しました。幕の内弁当のように、ちょっとずつ種類を多く食べることで、栄養バランスのとれた食生活が自然とできるのです。
単品料理が多い現代人は、栄養バランスが偏りがちで、太りやすいのも納得です。この幕の内食べダイエットは、一生続けることが大切です。だからいきなり無理しすぎないで、今日からでも少しずつ始めてみましょう。
まずは仕切りプレートを買ってみますか?