しらたきが低カロリーなのは、ご存知の人も多いはず。でも「しらたきダイエット」が効果的な理由は、それだけではありません。
しらたきに含まれる栄養や、しらたきの食べ方によってダイエット効果をアップさせてくれます。
今回は、しらたきダイエットの効果とやり方をご紹介! 注意点もチェックして、正しいダイエットを実践しましょう。
また、しらたきダイエットを成功させるためには、しらたきの美味しいレシピもポイントの1つ。
美味しい「しらたきレシピ」がないと、しらたきダイエットを続けられないので要チェックですよ。
いくつかピックアップしたので、美味しい「しらたきレシピ」でダイエットを成功させましょう。
しらたきダイエットの効果とは?
しらたきダイエットには、どのような効果があるのでしょうか?
低カロリーなのはご想像の通りですが、どれくらいのカロリーなのか気になりますよね。
なんと、しらたき100gあたり、たったの6キロカロリーです。
しかも、しらたきの96~97%は水分なのでダイエット中に食べても太りにくいうれしい食材。
では、しらたきにはどのようなダイエット効果があるのか見ていきましょう。
不溶性食物繊維が豊富で便秘解消
しらたきには「不溶性食物繊維」が豊富に含まれています。しらたきはこんにゃくの一種ですが、こんにゃくに含まれる食物繊維は、もともと「水溶性」です。
しかし、製造過程で不溶性食物繊維に変わってしまうとのこと。
ダイエットの強い味方である「こんにゃくゼリー」は、水溶性食物繊維が豊富だと考えて良いでしょう。
では、「不溶性」と「水溶性」の食物繊維は、それぞれどのような作用があるのでしょうか?
しらたきに多く含まれる不溶性食物繊維は、腸内で水分を含んでふくらみます。
そのため便のカサを増し、排出しやすくする効果が期待できます。
ダイエット中は食べる量を減らすため、便が出にくくなることも少なくありません。
量が少ないと、なかなか便意をもよおさないからです。
ダイエット中の便秘解消には、不溶性食物繊維が含まれる「しらたき」が大活躍してくれるでしょう。
低カロリーで腹持ちがいい
しらたきは低カロリーなので、ダイエットに最適な食材です。しかも食物繊維が含まれているので、腹持ちがいいのもメリットの1つ。
しらたきに含まれる不溶性食物繊維は、腸内の水分を吸収してふくらみ、満腹感をもたらしてくれます。
満腹感を得られるということは、食べ過ぎ防止にも効果的!
しらたきは、食前や空腹時に食べることでダイエット効果を高めてくれるでしょう。
カルシウム豊富でイライラ解消・骨粗しょう症予防
しらたきはほとんどが水分のため、栄養はほとんど含まれていません。
しかし、カルシウムは豊富に含まれています。カルシウムにはイライラ解消の効果や骨粗しょう症の予防に効果があります。
また、カルシウムが不足すると痩せにくくなると言われているため、ダイエットにも効果的。
カルシウムの効果を最大限に発揮させるには、カルシウムとマグネシウムのバランスが大切です。
しらたきと一緒に「わかめ」や「あおのり」、「ひじき」などを食べるとマグネシウムを補えるのでおすすめ。
カルシウムとマグネシウムの理想的なバランスは、「カルシウム2~3:マグネシウム1」と言われています。
糖質がほぼゼロで、血糖値の上昇をおさえる
しらたきがダイエットに効果的な理由は、糖質がほぼゼロだからです。
糖質がゼロということは、血糖値が上昇しにくい食材ということ。
血糖値の上昇を抑えると、インスリンの分泌を減らして脂肪がつきにくくなり、太りにくくしてくれます。
しらたきは低GI食品なので、健康的に痩せたい人におすすめの食材です。
しらたきダイエットのやり方
しらたきがダイエットに効果的な理由をご紹介しました。次に、しらたきダイエットのやり方をご紹介します。
やり方はとっても簡単で、満腹感のあるダイエット方法なのでぜひ試してみてください。
主食をしらたきに置き換える
しらたきダイエットのやり方は、「主食をしらたきに置き換える」という方法です。
ごはんや麺類などの主食は炭水化物なので、糖質がたくさん含まれています。
血糖値を上昇させる食材は太りやすくなるため、ダイエット中は避けたいところ。
しかし、糖質をまったく摂らないのも良くありません。
そのため、1日のうち1食の主食を「しらたき」に置き換えると良いでしょう。
ご飯やパスタ、うどんやラーメン、パンなどをしらたきに置き換えてみてください。
ご飯にしらたきを混ぜる
しらたきダイエットのやり方は、「ご飯にしらたきを混ぜる」という方法もあります。
いきなり主食をしらたきに置き換えると、お腹が空いてダイエットが続かなくなってしまいます。
そのため、まずはご飯にしらたきを加えて、カロリーと糖質を減らすことから始めてみましょう。
「しらたきご飯」の作り方
- 米3合を普通に洗い、細かく刻んだしらたき400gを加える。
- 米3合分の水を入れて、そのまま炊きましょう。
- 炊き上がったら、混ぜてから食べます。
しらたきが混ざっていても、意外と違和感なく食べられるという口コミが多いです。
もし、しらたきの臭みが気になるなら、最初に塩ゆでしてから炊いてみましょう。
おかずにしらたきを加える
しらたきダイエットのやり方は、「おかずにしらたきを加えてカサ増しする」という方法があります。
しらたきは満腹感を得られるので、つい食べ過ぎてしまう人におすすめの方法です。
食事の食べ過ぎを防ぎたい人は試してみてください。
しかし、しらたきを食べる時は、ほかの食材で栄養バランスをとる必要があります。
しらたきにはほとんど栄養が含まれていないので、栄養不足にならないように注意しましょう。
しらたきの食べ方のポイント
しらたきダイエットをするなら、しらたきの美味しい食べ方を知っておくことも大事。
しらたきには独特の臭みがあるので、まずは下処理の方法から見ていきましょう。
しらたきを塩茹でして臭みをとる
しらたきダイエットでしらたきを食べる際には、塩茹でして臭みをとると良いでしょう。
しらたきの独特の臭みが残っていると、それが原因でダイエットを続けられない場合もあります。
しらたきの下処理方法
- しらたきを塩で揉んでおく。
- そのまましらたきを3~5分、茹でる。
- 水で洗う。
しらたきをそのまま塩茹でしてもOKです。
また、しらたきのパックに入っている水を抜き、容器に入れ替えて電子レンジで2~3分温める方法もあります。その後に水で洗うと、さらに臭みをとることができます。
味付けが濃くなりすぎると、塩分の摂り過ぎになる
しらたきにはほとんど味がついていないため、料理に使うときに味付けを濃くしすぎないように注意しましょう。
味付けが濃いと塩分の摂りすぎになり、むくみが出てしまう可能性があります。
むくみは代謝を低下させ、ダイエット効果が半減してしまう場合も。
しらたきを使うときには、できるだけ塩分の摂り過ぎに気をつけて、味付けを工夫してみるのがおすすめです。
しらたきの美味しいレシピ
では、しらたきダイエットを美味しく続けるための「しらたきレシピ」をご紹介します。
しらたきパスタ
しらたきをパスタに置き換える際に重宝するレシピです。
パスタは比較的高カロリーになってしまいがちですが、これならダイエット中でも安心してパスタ感覚で食べられますね。
しらたきカルボナーラ
ダイエット中は絶対に避けたい「カルボナーラ」も、しらたきを使えば食べられます。
しっかりと下処理をしてから、ふつうのカルボナーラと同じ味付けをします。
こちらのレシピでは生クリームを使っていないようです。
ダイエット中なので、そこは我慢したほうが良いかもしれませんね。
しらたきナポリタン
次にご紹介するのは、しらたきのナポリタンレシピ。
しらたきをレンジで下処理する方法なので、とっても簡単にできます。
調理前にしらたきとマヨネーズを混ぜておくことで、ソースが絡みやすくなるんだとか。
ナイスなアイデアにビックリです。美味しそう♪
しらたきラーメン
ダイエット中にラーメンなんて、夢のまた夢だと思っていませんか?
でも、ラーメンをしらたきに置き換えるだけで、意外と本格的なラーメンができちゃうみたいです。
具材は、お好みで入れてみてください。
タマゴやチャーシューを入れるとタンパク質が摂れて、本格的なラーメンに見えるので目でも楽しめるでしょう。
ニンニクと生姜でパンチを利かせつつ、牛乳と味噌で、まろやかな優しい味が楽しめそうですね。
簡単しらたき副菜
しらたきを副菜として加えるだけで、食事全体の満腹感が変わってきます。
ちょっと物足りないかなぁ~という時に、しらたき料理を一品加えると良いですね。
たらこパスタ風の味付けで、とっても美味しそうです。
ニンジンが入っているので、βカロテンが摂れて栄養もプラスしてくれます。
たらこのタンパク質と海苔のミネラルで、とても栄養バランスの良い一品になっています。
しらたきのカサ増しメインおかず
ダイエット中とはいえ、やっぱりメインのおかずをガッツリ食べたいですよね。
そこで活躍してくれるのが「しらたき」。カサ増しの満腹レシピを見てみましょう。
しらたきのスタミナ炒め
ご飯が進みそうなメインおかずですが、ご飯も「しらたきご飯」ならセーフかも。
味付けが美味しそうなので、気になる一品です。
豚肉も入っているので、栄養面でもOK。ご本人いわく、お酒のおつまみにもオススメしています。
しらたきの牛丼風豚丼
お肉も入れるけど、メインは「しらたき」という豚丼(牛丼風)レシピです。
ご飯の上にのせて丼にしても良いし、おかずとして食べても良いですね。
今や日本の国民食とも呼べるような牛丼(これは豚丼)がダイエット中に食べられるなんて、大満足ですね。
しらたきダイエットの注意点とは?
しらたきダイエットには注意点もあるので、ここで気をつけるポイントをご紹介します。
食べ過ぎると便がつまる
しらたきに含まれる食物繊維は、不溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維は腸内で水分を吸収してふくらむため、食べ過ぎると便がつまってしまう可能性があります。
逆に便秘になってしまう可能性もあるので気をつけましょう。
いくらしらたきが低カロリーといっても、食べ過ぎるのは禁物です。
栄養がないので単品ダイエットはNG
しらたきには、ほとんど栄養が含まれていません。カルシウムの量は豊富なのですが、それ以外に栄養はほとんどありません。
とくに「タンパク質」と「ビタミン」がほぼゼロなので、しらたきダイエットでは栄養バランスを考えた食事を摂る必要があります。
くれぐれも単品ダイエットとして、しらたきだけを食べるダイエット方法はしないでください。
置き換えるのは主食だけにして、栄養バランスの良いおかずを食べるようにしましょう。
いきなりカロリーを減らしすぎない
しらたきには、カロリーがほとんど含まれていません。そのため急激にしらたきダイエットを頑張りすぎると、カロリーを減らしすぎる可能性があります。
摂取カロリーが急激に減ると、体が危機感を感じて脂肪をためこもうとします。そのため、逆に痩せなくなってしまうことも。
カロリーを減らすだけのダイエット方法は、一時的には痩せますが、長期的にみるとほぼ確実にリバウンドします。
また、飢餓状態になってダイエットの停滞期(体重が落ちなくなる時期)に陥るため、非常に効率の悪いダイエット方法になってしまいます。
しらたきは、ダイエット時に適度にカロリーを減らすための食材として活用しましょう。
くれぐれも、単品でしらたきだけ食べるダイエットにはご注意ください。
しらたきダイエットは美味しいレシピなら続けられる
しらたきダイエットの効果とやり方をご紹介しました。
しらたきダイエットを続けられるかどうかは、美味しいレシピが重要な鍵を握っています。あなた好みの美味しいレシピは、見つかりましたか?
しらたきダイエットは、短期間で痩せようとすると失敗します。
しらたきの食べ過ぎにも注意が必要ですし、いきなりカロリーを減らしすぎると痩せなくなるため、長く続けることが大切です。
長くダイエットを継続させるには、飽きずに続けられるレシピが必要。
美味しい「しらたきレシピ」でダイエットを成功させましょう。