お尻歩きは、一度は見たことがあるのではないでしょうか?
骨盤矯正のための体操として、紹介されることが多いですよね。でもお尻歩きの効果は、それだけではなかったんです。
なんと女性に嬉しい効果が9つもあるんですよ。
骨盤矯正とダイエット効果はもちろん、それ以外にはどんな効果が期待できるのか見ていきましょう。
目次
お尻歩きダイエットの9つの効果
お尻歩きダイエットの効果は、9つもあります。そのほとんどは、女性にとって嬉しい効果なはず。女性の体はデリケートですから、自分の体を守るためにもお尻歩きダイエットは効果的ですよ。
お腹痩せ
お尻歩きダイエットの効果は、お腹痩せができること。お尻歩きという体操は、お腹の筋肉をけっこう使うんですね。
しかも場所もあまり取らないし、時間も調整できます。道具も必要ないし、家にいればいつでもできます。
体力のない人でもやりやすい体操なので、これからダイエットや健康のためにウォーキングやジョギングを始めたいと思っている人の体力づくりとしてもオススメです。
骨盤矯正
女性は骨盤が歪みやすいと言われています。出産で骨盤に歪みや開きが生じるのもそうですが、毎月の生理でも骨盤が開いています。
そのため女性は、骨盤の歪みによる不調を抱えている人が非常に多いんです。
お尻歩きダイエットは、骨盤矯正のための体操としても有名です。骨盤は毎日少しずつ歪んでいるとも言われているので、毎日少しずつでも継続することが大切ですよ。
体幹・インナーマッスルを鍛える
お尻歩きダイエットは、体幹やインナーマッスルを鍛えることができます。インナーマッスルとは、体の奥のほうにある肉眼では見えない筋肉のことです。
インナーマッスルや骨格、筋肉などで構成されている体の幹の部分を「体幹」と言います。
体幹やインナーマッスルを鍛えると、代謝がアップして痩せやすい体質になることができます。
直接的に代謝がアップしたり、脂肪が燃焼されるのではなく、血行が促進されて脂肪が燃えやすい体になるということです。
姿勢が良くなる
現代人に多い猫背。さいきんはスマホやパソコンを長時間使う人が増えているので、姿勢の悪さに悩んでいる人が多いようです。
姿勢が悪いと見た目が悪いだけでなく、体にも様々な不調が出てきます。その原因は、血行不良のせいです。
健康志向の人が多いのに、根本的な姿勢を改善できていないのは本末転倒ですね。まずは姿勢を改善してから、健康づくりのための運動などをすると良いでしょう。
お尻歩きだけでも、痩せやすくなる効果は期待できます。
お尻(ヒップアップ)や背中痩せにも効果アリ
お尻歩きと言うくらいですから、お尻に作用することは想像できますよね。垂れ尻を改善して、ヒップアップ効果も期待できますよ。
また正しい姿勢でお尻歩きをすると、腰から背中にかけての脂肪も燃焼しやすくなります。
背中の筋肉が適度に鍛えられることで、全身の脂肪燃焼率もアップすることでしょう。背中には大きな筋肉がありますから、大きな筋肉を鍛えることで、代謝がアップする効果が期待できます。
むくみ・冷え性の改善
お尻って、冷たいって知ってましたか? お尻を触ってみて、温かいと感じる人ってほとんどいないんです。それくらい冷えやすい場所。だから血行も悪くなっているんです。
お尻歩きダイエットをすることで、お尻をはじめとして周辺の血行が促進されます。そのため下半身のむくみや冷え性が改善されることが期待できます。
下半身太りが気になっている人は、下半身にむくみがある場合がほとんどでしょう。
腰痛予防&腰痛改善
お尻歩きは、腰やお腹などのウエスト周辺の筋肉を使います。そのため腰痛改善の効果も期待できるでしょう。
というのも、腰周辺の血行が促進されることで、腰痛予防や改善の効果があると考えられるのです。
ただし間違ったやり方では、腰痛が悪化することも考えられます。腰痛が悪化したと感じたら、すぐに中断してくださいね。
便秘解消
お尻歩きは、お腹の前と横、斜めの筋肉を使います。そのため腸が刺激されて、便秘が解消される効果も期待できます。
腸のはたらきは、食べ物などでうながすことも大切ですが、外側からの刺激を加えることも大切なんです。
適度な運動をすると便秘が解消される理由は、そこなんですね。
生理痛がやわらぐ
女性の多くが悩まされている生理痛。これは血行が悪いことや、骨盤の歪みなどが関係しています。お尻歩きには、骨盤矯正の効果も血行促進の効果もあることは説明しましたね。
ただし生理痛がある時に、お尻歩きをするわけではありません。日頃からお尻歩きをしておくことで、生理痛を緩和できるという意味です。
そのため生理中に無理してお尻歩きをしないように注意しましょうね。
生理中はお腹を温めたり、ストレッチをするほうが良いでしょう。
お尻歩きダイエットのやり方
お尻歩きダイエットは、お尻の力で前に進んだり、後ろに戻ったりする体操です。
簡単ですが、正しい方法でやるには適度な筋力が必要になります。毎日やっているうちに、適度に筋力がついてくるでしょう。
ただし間違ったやり方では腰を痛めることがありますので、腹筋・背筋などの筋トレも並行してやると良いかもしれません。
- 床に足を伸ばして座ります。
- 手は胸の前に上げます。前に伸ばしても、胸の前で組んでもかまいません。
- 左右のお尻を交互に持ち上げて、前に10歩、後ろに10歩進みましょう。
- 慣れてきたら歩数を増やし、50~100歩やると良いと言われています。
初めからいきなり無理をせずに、少しずつ歩数を増やしていきましょう。無理に歩数を増やすと、体のどこかが痛くなることがあります。
ほとんどは腰に痛みが出るようですが、力の入れ具合によっては首や肩が痛くなることもあります。
お尻歩きのポイント
- 膝がなるべく曲がらないようにする。
- 一歩出る時に、かかとで床を押さないようにする。お尻の力で脚を持ち上げる。
- なるべく上半身が上下左右に揺れないようにする。
- お尻・わき腹・腰の力を使って進む。
お尻歩きダイエットの注意点
お尻歩きダイエットでは、次の3点に注意しておこないましょう。
- 腰痛が悪化する場合がある
- 少しずつ回数を増やして、継続することが大切
- 速く進むのではなく、一歩を確実に進むこと
回数にばかりこだわると、どうしても目標回数をこなそうとして雑な動きになります。それでは効果が得られません。
それよりも正しいやり方をマスターして、確実に一歩進むことのほうが10倍大事です。
腰が痛くなってきたり、腰痛が悪化した場合には中断しましょう。お尻歩きのやり方が、腰に負担がかかるやり方になっていると思われます。
いちばん力を入れる場所は、「お腹」と「お尻」です。もしかしたら、姿勢が曲がった状態でお尻歩きをしているのも原因かもしれません。
思い当たる部分は改善して、腰痛が治ったら再開しましょう。
またお尻がすれて、痛くなってくることもあるかもしれません。その場合はお尻がしっかりと持ち上がっておらず、床にこすれるように歩いているのかもしれません。
お尻をしっかりと持ち上げられるだけでの「腹筋」と「背筋」を鍛える軽めの筋トレを併用すると良いでしょう。
お尻歩きダイエットは女性に嬉しい効果ばかりだった!
お尻歩きダイエットの効果とやり方をご紹介しました。注意点もあわせて、しっかりとチェックしてみてくださいね。
お尻歩きダイエットは、とくに女性に嬉しい効果がたくさんあります。健康を維持しながら痩せるために、ぜひお尻歩きダイエットに挑戦してみてくださいね。