仕事・人間関係

仕事を休みたいけど休めない!無理せず仕事を休むためのコツ

あなたは「仕事を休みたい!」と思ったことはありませんか?

「でも、休んだらまわりに迷惑をかけるから休めない……」と思って、無理して出勤している人も多いことでしょう。

たしかにチームで仕事を回している場合、誰かが休んだら多少は影響があるかもしれません。

しかし、その人がいなければ、いないなりに何とか仕事は回るものです。

責任感が強いのは素晴らしいですが、休めないと思い込んで無理をすると、心と体が悲鳴を上げてしまいますよ。

あなたの心と体が発するSOSに早く気づき、時には休みをとることも自己管理の一環。つまり、休むことも仕事のうちなんです。

そこで今回は、仕事を休みたいときの対処法についてご紹介します。

「疲れたくらいで休むなんて甘えでは?」という考えは間違っています。無理して体調を崩す前に、上手に休みを取りましょう!

心と体が悲鳴を上げる前に、無理せず仕事を休もう!

誰でも一度は「仕事を休みたいなぁ」と思ったことがあるでしょう。現代社会では、仕事による「うつ病」や「ストレス過多」が問題視されています。

しかし多くの人は、そのような心や体の変化を感じながらも、無理して仕事に行っています。

その結果、心と体が悲鳴を上げてしまい、仕事を長期的に休まざるを得ない状態になってしまうこともあります。

仕事を長期的に休むことになれば、経済的に苦しくなって生活も苦しくなってしまいます。だから、心と体が悲鳴を上げる前に、無理せず仕事を休むことが大切なのです。

仕事を休みたくなる理由

心と体が悲鳴を上げる前に無理せず仕事を休むためには、そもそも「なぜ仕事を休みたいと思ってしまうのか?」について知っておくことが大切です。

あなたの心と体から発しているSOSにいち早く気づくためにも、仕事を休みたくなる理由について見ていきましょう。

精神的な疲れ

仕事を休みたくなる理由の1つとして、「精神的な疲れ」が挙げられます。会社の人間関係で悩んでいる人は、精神的に疲れている可能性があります。

退職理由で1番多いのも人間関係なので、そのことからもわかるように会社の人間関係に悩んでいる人は多いのです。

どこの職場でも人間関係の悩みはつきものですが、それが進行するとうつ病を引き起こすことも少なくありません。

そのため、早めに心からのSOSに気づき、仕事を休むことが大切です。

肉体的な疲れ

仕事を休みたくなる理由の2番目は、「肉体的な疲れ」です。連日の残業で体が疲れ果てている人は、プライベートを楽しむ余裕がなく、仕事をするためだけに生きている状態です。

このままでは人生がつまらなくなり、何のために生きているのかわからなくなります。

最悪の場合は、過労で倒れてしまうこともあるかもしれません。

「他の人も頑張っているから、自分だけ早く帰ることはできない」と、罪悪感を持っているのかもしれませんが、他の人はあえて残業を選んでいる場合もあるのです。

たとえば、マイホームのローン返済のために残業代を稼ごうとしている人や、家に帰ってもやることがないから残業しているだけの人もいるかもしれません。

だから、他の人に合わせる必要はないのです。

自分のやるべき仕事が終わったら帰宅し、プライベートを自由に楽しむことで、仕事を休みたいという気持ちもなくなっていくはずですよ。

会社が人手不足を改善しない

責任感が強い人は、「仕事を休みたいなんて気持ちは、甘えだ」と思っているかもしれません。でも、仕事を休みたくなってしまうのは、必ずしもあなたのせいではないのです。

「人手不足だから、自分だけ休むわけにはいかない」と思っているかもしれませんが、人手不足なのはあなたのせいではなく、会社の責任です。

会社の責任をあなたが背負う必要はありません。

もし、人手不足を理由に残業を強いられたり、有給休暇をとることを拒まれたりするなら、転職も視野に入れてみたほうが良いでしょう。

なぜ仕事を休みたいのに休めないの?

「仕事を休みたいけど休めない」と思っている人は、なぜ休めないと思ってしまうのでしょうか? 本当に仕事を休めないのでしょうか?

仕事が回らなくなって迷惑をかける

仕事を休みたいのに休めないのは、自分が休むことで仕事が回らなくなると思っているからです。

たしかに優秀な人が休んだり、チームの一員が抜けたりすると、多少は仕事がやりにくくなるかもしれません。

しかし、その人がいなければいないなりの対応ができるので、仕事が回らなくなることはほとんどありません。

もっとまわりの人を信用して、日頃から仕事を任せるようにしてみると休みやすくなりますよ。あなた自身の仕事量も減って、楽になるはずです。

休むことに罪悪感がある

真面目で責任感が強い人は、休むことに罪悪感があるかもしれません。たしかに社会人の常識として、安易に仕事を休むことはできません。

しかし、心や体が疲れているのに、無理して仕事に行くことも正しいことではありません。

仕事を休むことは、悪ではないのです!

自分の体を守れるのは、自分だけ。誰もあなたを助けてはくれません。だから、自分の心と体と相談して、つらいなら休みましょう。

その判断を下せるのは、あなただけなのです。

仕事での評価が下がる

仕事を休んでしまうと、仕事での評価が下がると思っていませんか?

もちろん無断欠勤は処分の対象になりますが、きちんと連絡をして休みをとるか、有給休暇をとるのであれば問題はありません。

しかし、会社によっては仕事を休むことで「やる気がない」とみなされ、社員に休むことを「悪」だと思い込ませている会社もあります。

そうすることで「仕事を休む」という社員の当然の権利を奪い、馬車馬のように働かせようとしているのです。いわゆる「ブラック企業」の可能性があるため、転職を考えたほうが良いでしょう。

無理せず仕事を休むためのコツ

では、仕事を休むためには、どうすれば良いのでしょうか? 無理せず仕事を休むためのコツについて見ていきましょう。

気分が乗らないときは1日休んでみる

朝起きて「仕事を休みたいなぁ」と思ってしまう日もありますよね。休日明けはとくに憂うつになり、仕事を休みたい気分になってしまうかもしれません。

気分が乗らないときは、とりあえず1日休んでみるのも良いでしょう。

1日リラックスして過ごせば、また明日から仕事へのやる気が戻ってくるかもしれません。

また、頻繁に仕事を休みたくなってしまうなら、「なぜ仕事に行きたくないのか」という自分の気持ちを掘り下げて考えてみるのもオススメです。

悩みの根源を断たなければ、また同じ悩みが浮かび上がってきます。だから、自分自身で悩みの根源を探しあて、適切に対処していく必要があるのです。

有給休暇をとる

有給休暇をとるには、前日までに申請をする必要があるので、当日に突然休むときは使えません。ただし、会社によっては欠勤した日を有給休暇に当ててくれる場合もあるので、担当部署に確認してみましょう。

あらかじめ有給休暇を申請しておけば、その日がどんなに忙しくても気兼ねなく休むことができます。

当日に連絡をして休むことができない人は、事前に有給休暇を申請しておくのがオススメです。そうでもしなければ、休む勇気が出ない人もいるかもしれません。

体調不良を理由にして休む

仕事を休みたいと思ったときは、体調不良を理由にして休むと良いでしょう。体調不良を理由にすれば、上司も「休むな」とは言いにくいはずです。

そもそも、ひどい疲労がたまっているときは体調不良の一種とも考えられます。ゆっくり休むことで体を回復させましょう。

ただし、会社には「風邪で熱がある」などと言っておくのが無難です。風邪は1日では治らないので、2日くらい休むことも可能です。

家族のことを理由にして休む

体調不良を理由に仕事を休むと、休み明けに「体は大丈夫?」などと聞かれて面倒なこともあります。そんなときは、家族のことを理由にして休むと良いでしょう。

家族の誰かが体調不良で看病が必要とか、車で病院へ連れて行かなければいけないとか、配偶者の両親が急病とか、考えればいろいろと理由はあります。

嘘をつくことに罪悪感をおぼえるかもしれませんが、あなたの心と体を守るための嘘です。そこは割り切って、堂々と休みましょう。

当日に仕事を休むときの注意点

有給休暇であればどんな過ごし方をしても問題はありませんが、当日に急病や急用で休むときは、注意点があるのでご紹介しておきます。

始業前に上司へ電話をする

当日に仕事を休むときのマナーとして、始業前に上司へ電話連絡をするのが基本です。直属の上司にまず連絡をして、必要であれば総務などにも連絡をしておきましょう。

始業前に連絡をしなければ、無断欠勤扱いになる場合もあるので、必ず始業前に連絡を入れておきましょう。

その際に、メールやLINEで上司に連絡を入れるのはNG。必ず電話をして、出なければ何度もかけましょう。

仕事の調整が必要なら引き継ぎをする

自分が休むことでその日の仕事に影響があるようなら、仕事の引き継ぎをする必要もあります。

当日必要な書類がある場所や、仕事の進捗状況などを同僚や上司に伝えておくと良いでしょう。それを伝えておかないと、休み中に電話が何度もかかってくるハメになり、休んだ気がしません。

ただし、前日に同僚などに伝えておくのはNG。体調不良や急用などの理由が嘘だとバレてしまいます。

休んだ翌日は、上司や同僚にお礼と謝罪を伝える

休んだ翌日は、上司や同僚にお礼と謝罪を伝えることも社会人としてのマナーです。

自分が休んだことで多少は迷惑をかけたわけですから、「休ませて頂いてありがとうございました」というお礼と、「ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」という謝罪を伝えておきましょう。

休み中の行動範囲やSNSの更新に気をつける

当日に急に休んだ場合、体調不良や急用が理由になっているはずです。そのため、行動範囲やSNSの更新には気をつけましょう。

たとえば、楽しそうに遊んでいる写真をSNSにアップすると、会社の人にバレて信用を失ってしまいます。仕事での評価が下がってしまうため、SNSの更新は控えるようにしましょう。

また、会社の人に見られる危険がある場所で遊んだり、外出したりするのも控えましょう。思いっきり遠方へ行ってみたり、絶対に会社の人が来ない場所で1日をゆっくり過ごしてください。

休んでも解決できないときの対処法

1日くらい休んでも解決できないほど心や体に支障をきたしている場合には、もっと他の対処法が必要です。

診断書をとって休職する

精神的な疲れがひどくて1日休んでも回復しないようであれば、うつ病になっているかもしれません。

その場合は医師の診断を受けて、休職するのがオススメです。うつ病になっているのに無理して働き続けていると、症状が悪化するのはもちろん、会社にも迷惑をかける恐れがあります。

きちんと休養をとって治療し、回復してから仕事に復帰しましょう。

休職するためには、医師の診断書をとって会社に申請する必要があります。

仕事量や働き方を見直す

日常的に会社が人手不足で激務を強いられる場合には、数日休んでも改善することはありません。その場合には、転職を視野に入れて検討する必要があります。

また、自分ばかり仕事を抱え込みすぎていないかをチェックして、まわりと仕事量を調整していくことも大切です。

今の仕事量や働き方を見直して、快適に仕事を進めていける環境をつくりましょう。

転職する

今の会社を辞めることへの不安もあるかもしれませんが、状況が改善されないようなら転職することをオススメします。

今の会社の常識が世の中の常識だと思っているかもしれませんが、もしかしたら会社特有のことかもしれません。

他の会社では異常なことを無理やり受け入れている可能性もあるため、転職を前向きに検討してみると良いでしょう。

もちろん転職のリスクもありますが、このまま今の会社で働き続けた未来を想像してみてください。あなたの人生は、それで良いのですか?

退職したくてもさせてもらえない場合には、退職代行サービスを利用するのもオススメです。スムーズに退職することができます。


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異動など、環境を変える

転職しないまでも、他の部署への異動ならできるかもしれませんね。異動願を出して、環境を変えてみるのもオススメです。

今までとは違った環境と人間関係になるため、新たな気持ちで仕事に取り組めるかもしれません。ただし、良い変化とは限らないので、そこはある程度の覚悟をしておきましょう。

つらいなら我慢しないで! 仕事は休んでもいいんです!

「仕事を休みたいけど休めない」という考えは、間違っています。つらいなら我慢しないで、休んでもいいんですよ。無理して仕事をするとミスが増えたり、効率が落ちたりして悪循環です。それなら思い切って仕事を休んでみましょう。
1日休んでも回復しないなら、休職や転職も視野に入れて今後の人生についてじっくり考えてみることをオススメします。あなたの人生の舵をとっているのは、あなた自身なのです。どうにでも変えられるんですよ!