新卒でも、転職でも、新しい仕事をするのって不安がたくさんありますよね。
未経験の仕事だとわからないことだらけだし、経験があっても人間関係や会社に馴染むまで時間がかかります。
だから、仕事に慣れるまでは「行きたくない」「気が重い」などと、仕事を辞めたくなってしまう人も多いことでしょう。
でも、誰にでも新人の期間はあるし、優秀な人でも初めは初心者からのスタートです。
だから、決して避けて通ることのできない道なんです。
それなら、少しでも早く辛い期間を終わらせたいですよね!
そこで今回は、仕事に慣れるまでの辛い期間を、できるだけ早く乗り越えるための秘訣についてご紹介していきます。
早く仕事に慣れれば仕事が楽しくなって、充実した毎日を送ることができますよ!
目次
仕事に慣れるまで辛いけど、新人はできなくて当り前
右も左もわからない未経験の仕事をしていると、何もできない自分が無能に思えて、自信を失くしてしまうこともありますよね。
でも、新人ならできなくて当り前なんです。誰だって、最初からできる人なんていません。
だから、少しずつ仕事を覚えていけば大丈夫! 焦らずに努力していれば、必ず仕事に慣れる日が来ます。
だけど、まだ1回しかやったことがない仕事なのに、少し質問しただけで「何度も同じことを言わせないで!」なんて言ってくる意地悪な先輩もいます。
そんなの気にする必要はありませんよ。
たしかに、教えてもらった仕事は1回で覚えるのが理想ですが、人によって覚える速度に個人差があります。
自分のペースで精一杯覚える努力をすれば、普通の会社なら問題ないはずですよ。
仕事に慣れるまでの不安要素は大きく分けて2つ!
仕事に慣れるまでは、憂うつな気分が毎日続きますよね。でも、慣れない仕事をする上での不安要素は、大きく分けて2つしかありません。
- 仕事を覚えられない
- 人間関係に馴染めない
仕事を覚えるまでは怒られることも多く、気が滅入ってしまう人も多いと思いますが、仕事さえ覚えてしまえば怒られることも少なくなります。
また、人間関係に馴染むまでは相談できる人もいないし、辛い毎日を送ると思いますが、仲間ができれば毎日楽しく仕事をすることができます。
つまり、「仕事内容」と「人間関係」の2つの不安要素さえクリアすれば、毎日楽しく仕事ができるようになるでしょう。
仕事を覚えても、仕事に慣れるまでは不安が続く
頑張って仕事を覚えて、やっとできるようになっても、まだ不安は続きます。仕事を「覚える」のと「慣れる」のは、少し違うんです。
たとえば、仕事に慣れるまでは以下のような不安要素も出てきます。
- 仕事が遅い
- ミスが多い
- 社風に馴染めない
仕事のやり方は覚えても、仕事が遅いうちは仕事に慣れたとは言えませんよね。仕事に慣れるまでは、もう少しだけ時間がかかります。
何度も同じ仕事をくり返すことで、そのうち仕事の処理速度が速くなります。つまり時間が解決してくれるので、もう少しの辛抱です。
ミスが多いのも、仕事に慣れるまでの間だけ。仕事に慣れてきたら、ミスも自然と減ってきます。ただし、仕事に慣れてからはケアレスミスに注意しましょう。
あとは、社風に馴染めるかどうかが問題。社内の常識は、他の会社では非常識の場合もあります。でも、その会社で働くなら、社内の常識やルールを受け入れるしかありません。
仕事に慣れるまでの期間は3ヶ月~半年
では、仕事に慣れるまでの期間はどれくらいなのでしょうか? いつまでも不安や辛い時期が続くわけではないので、安心してくださいね。
一般的には、仕事に慣れるまで3ヶ月~半年くらいの期間がかかると言われています。
仕事内容にもよりますが、普通に頑張っていれば3ヶ月~半年で仕事に慣れることができるでしょう。だから、焦らずに目の前の仕事を頑張れば大丈夫です。
「え、そんなにかかるの?」と思った人もいるかもしれませんが、未経験の仕事をするなら早くても2~3ヶ月くらいは覚悟しておいたほうが良いでしょう。
多くの会社では、3ヶ月の試用期間を設けているように、だいたい仕事に慣れるまでは3ヶ月くらい必要なのが一般的な考え方なのです。
仕事を早く覚えて、辛い期間を乗り越えるための秘訣
ここからは、新人の辛い期間を早く乗り越えるための秘訣についてご紹介します。
仕事に早く慣れるためには、2つのことをクリアしなければいけません。
- 仕事を早く覚えること
- 人間関係に馴染むこと
まずは1つめの仕事を早く覚えるための秘訣から見ていきましょう。
頼れる上司、相談できる先輩を見つける
仕事に慣れるまでの辛い期間を早く乗り越えるには、「頼れる上司」や「相談できる先輩」を見つけること。
わからないことがあったときに頼れる上司がいると、仕事を早く覚えることができます。
でも、中には仕事を教えてくれない上司もいるので、その場合は面倒見の良い先輩を見つけるしかありません。
また、仕事上の悩みも相談できる先輩であることが理想です。新人に限らず、これからその会社で働いていくなら、相談できる人を一人はつくっておくことが大切ですよ。
仕事ができる人を観察する
「仕事を早く覚えたい」「早く仕事に慣れたい」と思うなら、仕事ができる人を観察するのがオススメです。
仕事ができる人は、何かしらの工夫をしていることが多いので、参考になることがたくさん見つかります。できれば、仕事ができる人と仲良くなると良いでしょう。
ランチを食べながらの会話の中にも、仕事をする上でのコツが隠れているかもしれませんし、親切に教えてくれるかもしれません。
仕事ができる人が、仕事中に使っているノートやメモも観察してみると、仕事の進め方や効率アップなどの参考になるでしょう。
ミスはくり返さないことが大事
仕事に慣れるまでは、ミスするのは当り前です。だから、ちょっとくらいミスしたからって落ち込む必要はありません。
ただし、ミスをくり返さないことが大事です。何度も同じミスをすると、仕事を教えてくれる先輩がイライラしてきたり、仕事を適当に教えられたりすることがあります。
だから、できる限り一度教えてもらったことは覚えるようにしましょう。1回でできるようになるのはむずかしいですが、やり方だけは覚えておくことが大切です。
怒られてもめげない
仕事に慣れるまでは、先輩や上司に怒られることが多いと思います。怒られると自信を失くてしまい、「自分って本当にダメだな」と落ち込んでしまうかもしれません。
でも、新人のうちは怒られてもめげないことが大事。新人は怒られて当り前だと思いましょう。
上司や先輩の中には、自分のイライラを発散するために意地悪で怒る人もいますが、基本的には怒ってくれる人は貴重な存在です。
社会人になると怒ってくれる人がいなくなります。怒る人がいないと快適な環境だと思いがちですが、実は、逆なんです。
あなたの悪い部分を指摘してくれる人は、あなたを良くしようとして注意しているのです。それを考えると、感謝するほどありがたい存在なのです。
だから、怒られてもめげずに感謝するくらいの気持ちでいましょう。それが、必ずあなたの成長につながります。
わからないことは、どんどん質問する
仕事に早く慣れるためには、わからないことはどんどん質問しましょう。新人の頃は、何を聞いても許される貴重な期間です。この期間を無駄にしたらもったいないですよ。
仕事ができる優秀な人ほど、質問をたくさんします。それは、しっかりと考えているから。1つの作業だけでなく、仕事の全体像を考えているからです。
与えられた仕事に責任を持ち、しっかり処理しようと思うと疑問が湧いてきます。先の先まで想像すると、さらに疑問が湧いてきます。
それは、仕事の全体像が見えているからです。だから、仕事ができる人は質問が多いのです。
目の前の仕事を処理することも大切ですが、その先の仕事を想像したり、まわりを見ながら仕事の全体像を把握したりすることで早く仕事に慣れるでしょう。
教わった仕事の復習をすれば早く仕事に慣れる
仕事は一度教えてもらったら終わりではありません。教わった仕事の復習をすることで、より仕事への理解が深まり、覚えるのも早くなります。
その結果、早く仕事に慣れることができるのです。
仕事がなかなか覚えられない人や、何度も同じ質問をしたり、ミスをくり返したりする人は、復習ができていない可能性があります。
復習をするだけで、劇的に仕事を覚えるのが早くなるでしょう。
会社の人間関係に早く馴染むための秘訣
仕事を早く覚えるための秘訣についてご紹介したので、次に、会社の人間関係に早く馴染むための秘訣についてご紹介します。
あいさつを欠かさない
どんな会社でも、良好な人間関係を構築するために大切なのが「あいさつ」です。
人間関係は、あいさつに始まり、あいさつに終わるといっても過言ではありません。それほど大切なコミュニケーションの1つなのです。
新人の頃は、あいさつをしても気持ちよく返してもらえないかもしれませんが、そこでめげてはいけません。無視されてもあいさつは欠かさないようにしましょう。
理不尽に思うかもしれませんが、無視されてあいさつをやめてしまったら、あなたの印象は最悪になってしまいます。それが新人の宿命です。
無視されることも想定した上で、さわやかに笑顔であいさつを続けましょう。気持ち良いあいさつを続けていれば、きっと仲良くしてくれる人ができるはずです。
社内のイベントに参加する
忘年会や新年会、歓迎会や送迎会、社員旅行などの社内イベントに参加することで、早く人間関係に馴染むことができます。
仕事の人間関係はビジネスライクにしたい人も多いと思いますが、馴染めなくて居心地の悪い思いをするのも苦痛ですよね。
それに、社内イベントに参加しない人とは会話する機会も少ないので、どうしても会社で浮いた存在になりがちです。
だから、早く会社の人間関係に馴染みたいなら、社内イベントには参加するようにしましょう。
仕事をしているだけでは気づけないつながりを知ったり、意外と気が合う人を発見できたりするかもしれませんよ。
半年過ぎても慣れないなら、転職したほうが良いかも
特殊な技術が必要な仕事でない限り、半年過ぎても仕事に慣れないなら、あなたに向いていない仕事なのかもしれません。
もちろん、どんな仕事も3年くらいやらないと本当の意味で理解できないことも多いですが、半年くらい過ぎれば、日常業務に支障がないくらいには慣れるはずです。
それなのに、ずっと苦痛の日々が続いているなら、転職を考えたほうが良いかもしれません。半年ならまだまだこれからなので、このまま頑張る選択肢もあります。
ただし、仕事になかなか慣れないとストレスも多く、体調を崩してしまう原因にもなりかねません。
転職すると、また慣れるまでゼロからやり直しになってしまいますが、それをいとわないほど苦痛なら転職したほうが良いでしょう。
また、仕事には慣れたけど人間関係がうまくいかない場合もあると思います。
仕事は人間関係によって大きく左右されるので、どうしても馴染めないと思ったら転職も考えてみると良いかもしれません。人間関係もストレスの原因になるので慎重に検討しましょう。
仕事に慣れると仕事が楽しくなってくる!
仕事に慣れるまでの不安要素は、「仕事内容」と「人間関係」。この2つのバランスがうまく取れるようになると、仕事が楽しくなってくるはずです。仕事に慣れるまでの期間は個人差がありますが、だいたい3ヶ月~半年くらいなのでそれまでもう少しの辛抱です。
今は毎日が辛いかもしれませんが、仕事に慣れると快適な毎日を送れるようになりますよ。それでも辛いなら、転職も検討してみましょう。仕事に慣れてプライベートも楽しむ余裕ができれば、充実した人生を送ることができるでしょう!