お金持ちといえば、高級外車を何台も所有したり、高級ブランドに身を包んで派手な装いをしたり……というイメージがありますよね。
でも、本物のお金持ちは、意外にも質素な生活をしていることが多いのです。
そこで今回は、お金持ちほど質素な生活をしている理由についてご紹介します。
なぜお金持ちは質素な生活をしているのか。また、お金持ちのお金の使い方からも、人生に役立つヒントが見つかるかもしれません!
目次
本物のお金持ちって、どんな人?
「お金持ち」といっても、いくつかの種類があります。一代で事業を成功させたお金持ちもいれば、代々資産を受け継いでいるお金持ちもいます。
その中でも、本物のお金持ちと呼ばれる人がいます。それは、生まれながらにして数百億円規模の資産を受け継ぐ子供たち。
本物のお金持ちとは、子どもの時点で決まっているのです。
このような本物のお金持ちは、お金に対する概念が一般人とかけ離れています。いや、「一般人に染まってはいけない」と子どもの頃から教育されるのです。
この場合の一般人とは、医者や弁護士なども含まれます。これらの人は、いわゆる労働者。
労働者ではなく、お金を生み出す側の人間になることを教え込まれるのが、本物のお金持ちなのです。
本物のお金持ちは、お金の使い方こそむずかしいと認識しているため、子どもの頃からお金の使い方について学びます。
その結果、つねにお金を生み出し、かつ生活は質素というライフスタイルにたどり着くのかもしれません。
お金持ちなのに質素な生活をしている理由
お金持ちはゴージャスな生活をしているイメージがありますよね。でも、本物のお金持ちになると質素な生活をしていることが多いのです。その理由とは、何なのでしょうか?
本当に必要な物しか買わないから
お金持ちほど、物が少ない生活を送っています。そして、1つ1つの物を大切に使っています。
買ったけど一度も使っていないとか、買ったことを忘れてしまうなんて、お金持ちにはあり得ないこと。
なぜなら、本当に必要な物しか買わないからです。
だから、必然的に物が少なくなり、今持っている物を大切に使います。
つまり、「物を持たないようにしよう」とするミニマリスト的な思考ではなく、結果的に物が少ない生活になったということですね。
また、1つ物が増えたら1つ捨てるなど、一定の量をキープしているのもお金持ちの特徴です。
◆貧乏人は無駄遣いが多い
お金持ちほど物が少なく、貧乏人ほど物が多い生活をしています。これは皮肉であり、不思議な現象でもあります。
でも、よく考えてみれば納得。お金がない人ほど、無駄遣いが多いからです。
無駄遣いが多いからお金がなくなり、貧乏人になっているのかもしれませんね。卵が先か、鶏が先か。あなたは、どっちになりますか?
コスパを重視する思考を持っているから
お金持ちはコスパなんて気にせずに、大盤振る舞いをするようなイメージがありますよね。でも実は、お金持ちほどコスパを重視する思考を持っていることが多いのです。
たとえば、目的地に到着する時間が同じであれば、ファーストクラスよりもエコノミークラスの飛行機に乗ります。
なぜなら、飛行機に乗る目的が「目的地に到着するため」だからです。
同じ時間に目的地に到着するなら、余計なお金を支払う必要はなく、安いほうが良いという考え方です。
お金を使う必要がなくなる
お金持ちはあえて質素な生活をしているわけではなく、お金を使う必要がない生活になっているだけの可能性もあります。
たとえば、交通の便が良い場所に住むことでタクシー代などを節約できたり、いつでも遊びに行ける安心感から外で遊ぶ機会が減ったりします。
また、仕事で評価されて地位が高くなれば、無駄な付き合いにお金と時間を費やすことがなくなります。違う付き合いは増えるかもしれませんが、身銭を削ることはなくなるでしょう。
さらに、けた外れのお金持ちの場合、「レストランで豪華な食事を楽しむ」という感覚ではなく、自分のレストランを作っていつでも食べられるようにします。
最初は投資するお金が必要ですが、軌道に乗ってしまえばお金が減るどころか稼ぎ出してくれて、しかもいつでも美味しい食事が食べられるというわけです。
もはや凡人とは、お金を使う概念が違うのがお金持ちなのです。
本物の金持ちほどお金にシビア
お金持ちは、ただ単に質素な生活を好んでいるわけではなく、「お金持ちほどお金にシビア」だというのが真意です。
これが一般人から見ると「ケチ」に見えるのかもしれません。
本物のお金持ちは、お金の本当の価値を知っていますし、お金の大切さやありがたみを十分すぎるくらい知っているのです。
だからこそ無駄遣いするなんて考えられないし、無駄遣いしたい欲求すらありません。一銭たりとも無駄にしたくないのです。
たとえば、自分が心から納得した物にしかお金を使わないし、料金に見合ったサービスを求めようとします。つまり、気に入らない物には1円も払いたくないし、料金に見合わないサービスには意見します。
普通の人はそんなことを考えずにお金を払いますが、「損したな」という不満は残るはずです。それを見逃さないのがお金持ちなのかもしれません。
また、本物のお金持ちは、専門家に頼り切らないことも特徴です。
お金を出せば、その分野のプロと呼ばれる専門家に何でも頼めますが、専門家に頼り切りになるのは危険です。なぜなら、専門家といってもピンキリだから。
だから、自分でもきちんと勉強して、それでもわからないことは専門家に聞くというスタンスを保ちます。
お金持ちは、お金を簡単に使わないし、何事にも勉強を怠らない精神を持っています。だから、お金持ちになれたのでしょうね。
お金持ちのお金の使い方を真似しても、お金持ちになれない理由
お金持ちのお金の使い方は、一般人では思いつかないような斬新さがあります。でも、それを真似しているのにお金持ちになれない理由とは何なのでしょうか?
時間をお金で買っても、買った時間を有効活用できていない
金持ちのお金の使い方でよく語られるのが、「時間をお金で買う」ということ。
たとえば、電車やバスで移動すると安いけど、タクシーを使うよりも時間が倍くらいかかります。
もしタクシーを使えば、タクシーの中で仕事を進めることもできるため、「時間を有効活用できるから、お金を使ってでも時間を確保しよう」という考え方。
でもそれ、本当に有効活用できていますか?
つねに頭がフル回転していて、一秒も無駄にしたくないような多忙なビジネスマンならば、その考え方も有効活用できるでしょう。
しかし、一般的なサラリーマンがタクシーを使ったところで、その時間をボーっと過ごしたら有効活用できていません。
それどころか、お金を浪費したことになります。お金を有効活用するはずが、無駄遣いになっているので本末転倒です。
生活パターンが異なるため、自分のライフスタイルに落とし込めていない
本物のお金持ちは、時間に余裕があります。労働しなくてもお金が入ってくるシステムが完成されているため、時間はたっぷり確保できるのです。
この時点で、一般人とは異なるライフスタイルであることがわかりますね。そもそも生活パターンが違うので、お金の使い方だけを真似しても再現できないのです。
また、お金持ちは自宅でのんびりと自炊することも多いのが特徴。そして、自分で料理を作るとなれば、徹底的にこだわりたくなるのもお金持ちの考え方。
体に良い素材を調達したり、そもそも自分で野菜を育てていたり、調味料まで手作りしてみたりと、とことん突き詰めたくなってしまうのです。
たかが自炊にこれほどまでの情熱を注ぐことができる人だからこそ、お金持ちになれたというのが真実です。だから、うわべだけ真似しても無理なのです。
目的によってお金の使い方が異なる
お金持ちのお金の使い方を真似しようと思っている人は、仕入れた情報の1つの側面しか見ていないことが多いです。
お金持ちは目的によってお金の使い方を変えますが、1つの情報を鵜呑みにして真似している人は、頑なにその考え方を変えようとはしません。
だから、臨機応変にお金の使い方を変えることができないのです。
このような人は、「お金持ちのお金の使い方を真似している」というだけで満足しているため、いつまで経ってもお金持ちになることはないでしょう。
お金持ちの人が、なぜそのようなお金の使い方をするのかを理解することが、お金持ちに近づくための秘訣なのです。
そもそもお金に対する考え方が違う
代々資産を受け継いできたような資産家は、本物のお金持ちですよね。このようなお金持ちは、そもそもお金に対する考え方が一般人とは異なります。
「お金は労働して稼ぎ、それを生活に使うもの」というのが一般的な考え方ですが、本物のお金持ちは違います。
「お金をいかに増やすか」「お金をどうやって守っていくか」ということを考えているのです。
本物のお金持ちは神レベル!凡人には決して真似できない
お金持ちなのに質素な生活をしている理由や、お金持ちのお金の使い方についてご紹介しました。できれば真似してお金持ちになりたいけれど、本物のお金持ちと呼ばれる人は、まさに神レベル! 残念ですが、凡人には決して真似できません。何が一番違うのかというと、やはり「思考」でしょう。考えていることが違うから、同じお金の使い方をしてもお金持ちになれないのです。
勉強したり、経験を積んだりすれば、その思考を手に入れることは可能です。しかし、その思考を手に入れたときは、すでにあなたはお金持ちになっていることでしょう! お金持ちとは、そういう人のことです。