「ウォーキングダイエットって、痩せないんだよね~」
と思っていませんか?
痩せないと思うのには、理由があったんです。
では、ウォーキングの本当の効果とは何なのか?
また、ウォーキングをゆる~く続けて痩せるコツをご紹介しますね。
目次
ウォーキングダイエットのメリット
まず最初に、ウォーキングダイエットには、どんなメリットがあるのか見ていきましょう。
血行が促進されて免疫力アップ
しばらく運動をしていなかった人ならわかると思いますが、ウォーキングをするとビックリするくらい血行が良くなるんです。
長年の肩コリが解消されたという人もいますし、高血圧が改善するのも血行が良くなるからです。それに乗じて、免疫力もアップするのが嬉しいメリットですね。
ストレス解消に効果がある
歩くスピードって、だいたい一定のリズムで行いますよね。
一定のリズムを繰り返す反復運動は、セロトニンの分泌を活発にするといわれています。
セロトニンとは「幸せホルモン」とも呼ばれていて、幸福感をもたらす脳内物質のことです。そのため気分が良くなり、ストレス解消にも効果があるんですね。
関節などへの負担が少ない
ウォーキングは、ランニングやジョギングと比べて、膝や股関節へのダメージが少ない運動です。
歩くという動作は、両足が地面についていて、衝撃が少ないからなんですね。
それに比べて走るという動作は、両足が地面から離れる瞬間があります。
そのため着地したときに、膝や股関節に負荷がかかってしまうんです。
運動をあまりしていない人や、体重が多い人にウォーキングがおすすめの理由はこれなんです。
ウォーキングダイエットで痩せない理由
ウォーキングダイエットで痩せない理由は、両極端な2つの原因が考えられます。
①消費カロリーが少ない・体重が減らない
ウォーキングダイエットで痩せない理由は、消費カロリーが少ないからです。
1時間のウォーキングをしても、消費されるのは「茶碗1杯分のご飯のカロリーだけ」です。
そんなこと聞くと、ますますウォーキングする意欲がなくなってしまいますよね。
さらに体重もそれほど減らないんですね。
ちょっと飲み物を飲むと、むしろ増えてしまうくらいの増減幅なんです。
そのため、なかなか効果が感じられなくて、途中であきらめてしまう人が多いんです。
これがウォーキングダイエットで痩せない理由の正体です。
②過酷な食事制限・急激な減量
もう1つのパターンは、消費カロリーが少ないことを知っている人がおちいりやすい失敗例です。
ウォーキングは消費カロリーが少ないからといって、過酷な食事制限を平行してやってしまうんですね。
すると体重はたしかに減ります。
でも、ここで2つの問題が発生!
- 短期間ダイエットには成功したけど、リバウンドしてしまった!
- 1ヶ月目には体重が減ったけど、2ヶ月目には全く減らない!
この2つです。
そもそもウォーキングは、短期間でやるダイエットではありません。
そのため食事制限で痩せても、ほぼ確実にリバウンドしてしまうでしょう。
またウォーキングダイエットを継続している人でも、食事制限による体重減が大きすぎると、体に異変が起こります。
それが「飢餓状態」です。
飢餓状態とは、急激に体重が減ることで体が危険信号を出します。そして生命を維持するために、体に脂肪をため込もうとしてしまうんです。
そのため体重は減らない。脂肪は増える。歩いているのに、食事を減らしているのに体重が減らない。という状態におちいってしまうんです。
ダイエットの「停滞期」とも呼ばれていますね。
ウォーキングダイエットの本当の効果とは?
ウォーキングダイエットでおちいりやすい失敗例をご紹介しましたね。
では、ウォーキングの本当の効果とは何でしょうか?
それは「スタイルが良くなる」ことなんです。
一生懸命にウォーキングをしても、劇的な体重の変化はありません。
(少なくとも、1~3ヶ月続けると体重も減っていきます)
多くの人が考えている「ダイエットの定義」は、「短期間で痩せること」だから効果がないと感じてしまうんですね。
でも本来のダイエットの目的は、「適正な体重に調整すること」なんですよ。
それなのに、ダイエットをする必要のない人まで、必要以上に体重を落とそうとするから、つらく苦しいダイエットになってしまうんです。
ウォーキングダイエットの効果は、全身の筋肉がバランス良く強化され、余計な脂肪が減っていく。それがウォーキングの本当の効果なんです。
ウォーキングの効果を高める方法
ウォーキングの効果を高める方法は、歩き方のフォームも大切です。
でもそれより大切なのは、楽しく続けること。
そこで頭に入れておきたい、効果アップのコツを挙げておきますね。
①まずはストレッチと準備運動をする
体がしっかり動く準備をしていないと、ウォーキングの効果を高めることはできません。
準備運動はとても大切なんです。
ゆっくりとストレッチをしながら、体を目覚めさせていきましょう。
②ウォーキング前に軽い筋トレをする
ウォーキングは有酸素運動ですが、無酸素運動である「筋トレ」を先にすることで、脂肪燃焼率がアップします。
軽い筋トレでもOKですので、スクワットや腕立て伏せなどで良いでしょう。
スクワットは有酸素運動とも言われていますが、有酸素・無酸素にかかわらず、ウォーキング前に筋肉に負荷をかけておくことが目的です。
③ウォーキング前に「アミノ酸飲料」か「ブラックコーヒー」を飲む
ウォーキング前には、水分補給をしておくことが大切です。
水分不足だと、せっかくウォーキングをしても血行が良くなりません。
またアミノ酸飲料を飲むことで、代謝がアップするというメリットがあります。
またブラックコーヒーをウォーキングの30分くらい前に飲んでおくと、通常の2倍に脂肪燃焼率がアップするとも言われているんですね。
こちらに、コーヒーのダイエット効果がくわしく書いてあります。
④ウォーキング後に「アミノ酸飲料」か「牛乳」を飲む
ウォーキングの後には、水分補給とアミノ酸の補給が必要です。
汗をかいたので水分補給が必要なのは、わかりますよね。
また運動直後にアミノ酸を摂取することで、筋肉がつきやすく脂肪がつきにくくなります。
そのためには、「アミノ酸飲料」か「牛乳」が効果的です。
牛乳といえば、良質なタンパク源ですからね。
プロテインがあれば良いですが、そこまで気張らなくてもOKです。
ウォーキングで痩せるコツは、ゆる~く続けること
ウォーキングダイエットは、短期間で効果の出る方法ではありません。
そのため続けることが大切なんです。ゆる~くね。
「やるぞ!」と意気込まない
ダイエットをはじめる時って、「絶対に5キロ痩せてやる!」とかって意気込みますよね。
でも、ウォーキングダイエットをするなら「やる気を出しすぎないこと」が重要なんです。
やる気がある最初のうちは良いのですが、体重が減らなくて段々とモチベーションが下がってきます。そこで、くじけたらおしまいです。
だからやる気を出さずに、ゆる~く構えることがコツですよ。
気分がのらない日はやらない
最初にやる気を出しすぎると、必ず気分がのらない日がやって来ます。
そこでストレスがたまるんですね。
「やらないといけない。でも気分がのらない」の葛藤がくり広げられるわけです。
だから潔く、気分がのらない日はやらないと決めましょう。
とくに女性の場合は、ホルモンバランスの変化で「やる気アップの時期」と「やる気ダウンの時期」が交互にやって来ます。
それに気持ちを乱されずに、楽しくできる日に歩くことが大切ですよ。
いつでもどこでもお金をかけずにやる
ウォーキングダイエットの最大のメリットは、「お金をかけずに、いつでもどこでもできること」です。
「いつでもどこでも」は言い過ぎですが、たとえば会社からの帰り道を歩くこともできます。
そういう意味では、いつでもどこでもできますよね。
だからウェアを買ったり、ジムに通うなどにお金をかけないほうが、長続きします。
気楽に続けてみましょう。
【超重要ポイント】体重を気にしない
ウォーキングダイエットで超重要なポイントは、「体重を気にしないこと」です。
何度も言っているように、ウォーキングでは劇的に体重が減ることはありません。
そして、ウォーキングの最大の効果は「スタイルを良くすること」でしたよね。
だから体重を気にするダイエットは、もう卒業しましょう。
もちろんウォーキングでも、結果的には体重が減るので安心してください。
スタイルが良くなれば、体重がそれほど減っていなくても気にならないはずですよ。
ウォーキングをライフスタイルにする
ウォーキングダイエットで痩せない理由と、痩せるコツをご紹介しました。実際には、2週間くらいから変化を感じられるはずですよ。そして「ウォーキングダイエット」という概念を捨てて、「ウォーキング」をライフスタイルにしちゃいましょう。ワタシは、「ダイエットはライフスタイル」をテーマに記事を書いていますが、その中でもウォーキングが一番ピッタリなんです。
たとえば、いつもなら車で行く買い物を歩いて行ってみるとか、帰りのタクシーをやめて、たまには雨の中を歩いてみるとか。歩くスピードは、まわりの景色を見るのに最適な速度なんですよ。季節の移り変わりを感じたり、ぼんやり考え事をしてみたり、さわやかな風を感じたり。ワタシは歩いている時間が大好きです。
だからあなたにも、ウォーキングをライフスタイルにして、健康的にダイエットをして欲しいと願っています。
ウォーキングダイエットで痩せない理由!効果が出るまでの期間と正しいやり方