「幸せになりたい!」
多くの人が願うように、きっとあなたもそう思っていますよね。
でも、もし今あなたが幸せだと感じられないなら、それはあなたの人生において「不要なもの」にとらわれて生きているせいかもしれません。
不要なものを捨てれば、驚くほど人生は好転していきますよ。
そこで今回は、幸せになるために捨てるべきことについてご紹介します。
あなたの中でモヤモヤしている感情を捨てて、すっきり明るい未来を手に入れましょう!
目次
①幸せになるために「理想の自分」を捨てる
「あの人みたいになりたい!」と、誰かにあこがれるのは素敵なことです。その人を理想像にすることで、明確な目標ができるから。
明確な目標ができれば、進むべき方向・やるべきことが見えてきて、理想に近づきやすくなります。
でも、理想にとらわれ過ぎると、理想に届かない自分に不満がたまってしまいます。それが、今の自分を幸せだと感じられない原因になることも。
理想を手に入れるために努力することは大切ですが、今の自分を価値のない人間だと思うのは間違っています。
どんな自分でも価値があり、素敵な個性や魅力があります。今持っているものを大切にしましょう。
②幸せになるために「理想の相手」を捨てる
「結婚相手は妥協したくない」と思って、理想の相手を探し求めている人は多いと思います。
でも、そもそも理想の相手って本当にいるのでしょうか? まだ出会ってもいない人を、本当に理想と呼べるのでしょうか?
本当の理想の相手は、幻想の中でつくり上げた人物ではなく、自分にふさわしい相手のこと。
価値観が合う人や、一緒にいて心地よい人が、自分にふさわしい相手。それって、付き合ってみないとわからないのです。
だから、無意味な理想にとらわれるのをやめて、心からホッとできるような相手を探してみませんか?
③幸せになるために「妥協」を捨てる
「理想を捨てるのに、妥協も捨てるってどういうこと?」と思いますよね。
理想を捨てるという意味は、現実的に物事を考えるということ。
妥協を捨てるという意味は、物事を簡単にあきらめないということです。
つまり、今の自分が出せる力で全力を尽くすことが妥協を捨てるという意味です。
人によっては、やる前から「できるわけない」とあきらめてしまうこともありますよね。
でも、何かに挑戦しないと人生は変わりません。人生が変わらないということは、幸せになれないということ。
だから、今の自分ができる限りのことをやって、良い方向へ人生を変えていきましょう。
実際にやってみると、無理だと思っていたことが案外簡単にできたり、いつの間にか理想に近づいていたりするものですよ。
④幸せになるために「期待する気持ち」を捨てる
人間って欲張りなので、どうしても過度な期待をしてしまうもの。
それに人間は、基本的に「楽」したい生き物なので、何もしないで幸せを手に入れたいと思ってしまいます。
でも、楽して幸せになれないことくらい本当はわかっているんですよね。
わかっているのに期待する気持ちを捨てられなくて、自分やまわりの人に、その期待を押しつけてしまうこともしばしば。
たとえば子どもに対して「どうして言うことが聞けないの?」と言ったり、夫に対して「なんでもっとキレイにできないの?」と言ったり。
また、仕事では自分のやり方は間違っていないと認めてもらいたいと思うことも、相手に期待する気持ちです。
あなたは今まで相手に期待して、期待どおりになったことがありますか? ほとんどの場合は、期待どおりにならなくてイライラしたと思います。
つまり、過度な期待ほどムダなものはありません。
人は変わらないし、期待どおりには行動してくれないものだからです。
最初から期待しなければ自分の気持ちも楽になるし、相手との関係も良好になりますよ。
⑤幸せになるために「認められたい気持ち」を捨てる
「人から認められたい」「自分の頑張りを評価してほしい」と、誰しも思っています。これを承認欲求といいます。
誰だって人から期待されたらうれしいし、やる気もアップすることでしょう。
でも、そればかり考えると人に認めてもらうことが基準となり、自分で自分を認められなくなってしまうのです。
そうなると、他人の目ばかり気にするようになり、自分と他人を比較ばかりしてしまいます。
そんな生き方は、疲れてしまいますよね。だから、人に認められることを考えるのではなく、自分基準で判断できるようになりましょう。
⑥幸せになるために「お金や肩書き」を捨てる
多くの人は、お金や肩書きがある人を羨ましがります。たしかにお金があれば心に余裕が生まれますし、肩書きがあれば人のために役立つことができるかもしれません。
しかし、お金や肩書きにこだわるということは、それらを持っていない人を見下す気持ちがあるという証拠なのです。
弱い者をいじめ、強い者に媚びへつらうような生き方は、みじめでダサいですよね。
お金だけでなく、洋服で外見ばかり良く見せたり、ブランド物や車などの「物質」に依存するのも同じこと。
人間の本当の価値は、「心」にあります。これはキレイ事ではなく、真実。人は感情の生き物なので、感情でしか惹きつけることはできません。
⑦幸せになるために「嫉妬や羨望」を捨てる
人にはさまざまな欲望がありますが、その欲望が満たされないと不満を抱えてしまいます。
そして、「すべてを持っているように見える人」に嫉妬して、羨望のまなざしを向けます。
しかし、「すべてを持っているように見える人」は、陰で人知れず努力をしています。
その努力から目をそむけ、「才能がある人だから」「お金持ちだから」と解釈して、何の努力もしないで手に入れたと思い込もうとします。
なぜなら、「自分も努力すればできる」という現実から逃げたいから。努力したくないからです。
才能や実力なんて、そう大差はありません。ほとんどの成功は、努力を積み重ねた結果でしかない。
それに気づいて努力を始めれば、嫉妬や羨望といった気持ちはなくなります。
⑧幸せになるために「過去の栄光・過去の幸せ」を捨てる
過去にどれほど素晴らしい功績を残した人でも、過去の栄光に浸っているようでは、現在で成長することができません。
それに、過去の栄光にとらわれている人って、何だかカッコ悪いですよね。
また、「あの頃の恋人のことが忘れられない」などと、過去の幸せにしがみついている人もいると思いますが、それでは幸せになれません。
なぜなら、これからの人生がすべて後悔だらけになってしまうからです。
どんなに過去が素晴らしくても、人生はつねに進んでいきます。今この瞬間に情熱を向けることができなければ、幸せになれるはずはありません。
⑨幸せになるために「怒り・憎しみ・恨み」を捨てる
生きていれば、人に対して怒りや憎しみ、恨みなどを感じる場面は必ずあります。
でも、そのような怒りや憎しみ、恨みに人生を支配されていませんか? もしそうなら、今すぐ捨ててください。
「いつか仕返ししてやる」「あいつなんか不幸になればいい」などと他人の不幸を願って生きている人は、幸せな人生を送れるはずがありません。
そのような人は眉間にシワが寄り、老け顔でブサイクで魅力のカケラもなし。異性に好かれることがないのはもちろん、同性にすら嫌われます。
そもそも表情が楽しそうじゃないから、その人のそばに幸せな人は集まってきません。類は友を呼ぶのです。
⑩幸せになるために「不安・悲しみ・恐れ」を捨てる
誰しも、自分や家族などの将来が気になって、不安を感じることがありますよね。
- 老後の生活が心配
- あの人が死んだら生きていけない
- いつか事故や事件に巻き込まれるかもしれない
人生は何が起こるかわからないので、たしかに不安や心配から逃れることはできません。
でも、そんなことばかり考えていたら「今を生きる楽しさ」を一生味わうことはできませんよ。
目の前にキレイな花があっても気づけず、美味しいご飯にも感動できないなんてつまらない人生だと思いませんか?
人にやさしくされても感謝できず、人を恨んでばかりいたら悲しいと思いませんか?
どうせ同じ人生を歩むなら、楽しく幸せな人生を歩みたいもの。
だから、未来に不安ばかり抱えず、今ある幸せを大切に抱きしめて生きましょう。
⑪幸せになるために「自分を嫌いな気持ち」を捨てる
「自分大好き!」という人は、相当なナルシストでもない限りいないと思いますが、自分を嫌いな気持ちは捨てるべきです。
誰にでも短所はありますが、短所の裏側は長所なのです。
たとえば、約束の時間にいつも遅れてくる友達がいるとします。時間に遅れることは短所ですが、別の見方をすれば「時間にとらわれない自由でおおらかな人」といえます。
これって長所ですよね。だから、見る角度を変えると短所も長所になり得るということ。
そう考えれば、どんな自分も好きになれそうな気がしませんか?
たしかに、欠点を克服するために努力したり、自分の短所を認めたりすることは大切です。
でも、自分が自分を嫌いになってしまったらかわいそうです。誰に何と言われようと、自分のことは認めてあげませんか?
⑫幸せになるために「常識」を捨てる
世の中には、さまざまな常識があります。多くの人は常識に縛られ、自由に生きることができなくなっています。
たしかに、常識を重んじることは集団生活をする上では大切です。しかし、常識がすべてではありません。
常識が必ずしも正しいとは限りませんし、常識にとらわれていると「ここぞ!」という時に怖くて前に進めなくなります。
そうすると狭い世界から出るのが怖くなり、一生広い世界を見ることはできません。
これは一般的な常識だけでなく、自分の中の「固定観念」も含まれます。「変なこだわり」で物事を決めつけてしまうと、そこで学びの道は閉ざされます。
学びの道が閉ざされれば、当然それ以上成長することはできません。つまり、幸せになることはできないのです。
常識を捨てることは怖いです。でも、常識を知っているからこそ自由を手に入れることの難しさや楽しさを味わうことができるのです。
とらわれない自由な生き方で、今日を幸せにしよう!
幸せになるために捨てるべきことを12コご紹介しました。幸せになるために何かを捨てるというと「じゃぁ今は幸せじゃないの?」と思いますが、本当は今のままで幸せを感じる生き方がベスト。何かにとらわれて生きていたら、窮屈で息がつまってしまいます。だから、何にもとらわれない自由な生き方で、今日を幸せにしていきましょう。
「いつか幸せになりたい」という気持ちを捨てて、今日を幸せにしてみませんか? 人生はリセットできないから、今この瞬間から幸せになりましょう!