仕事を辞めて後悔する人に共通する特徴って?
「仕事を辞めたい」というのは、誰でも一度は考えたことがあるはず。
でも、本当に辞めるかどうかを考えたとき、思いとどまる人も多いのです。その一方で、仕事を辞めて後悔する人もいます。
この二人の分かれ道とは、いったい何なのでしょうか?
そこで今回は、仕事を辞めて後悔する人の特徴と、辞めても後悔しない決断をするためのポイントについてご紹介します。
有意義な転職をするためにも、また、仕事を辞めて後悔しないためにも、しっかりチェックしておきましょう。
目次
仕事を辞めて後悔する人の特徴とは?
では、仕事を辞めて後悔する人には、どのような特徴があるのでしょうか?
勢いで辞めてしまう
仕事を辞めて後悔する人の多くは、勢いで会社を辞めてしまうことです。
会社に不満があると目の前のことしか見えなくなり、辞めた後の生活や転職活動などのことを冷静に考えることができなくなってしまうのです。
仕事を辞めた後に気持ちが落ちついてみると、漠然とした不安がのしかかってきて、早々に仕事を辞めてしまったことを後悔してしまう人も少なくありません。
また、勢いで辞めたのはいいけれど、次の転職先がなかなか決まらなくて焦ってしまう人も多いです。
自分の能力を過大評価している
仕事を辞めて後悔する人の特徴として、自分の能力を過大評価している場合があります。
今の会社で優秀だと思われていたり、何の根拠もないのに自分に自信を持っていたりする人は、いざ転職活動をしてみると、自分の能力が世間に通用しないレベルであることを思い知らされます。
それが理由で、仕事を辞めて後悔する人も多いのです。
客観的に物事を見ていない
仕事を辞めて後悔する人は、辞めてから前の会社の良さに気づくパターンも多いです。
なぜそうなってしまうのかというと、自分がしている仕事や、自分がいる職場環境などを、客観的に見ていないからです。
何か嫌なことがあると、「こんなのはおかしい」などと声を上げて文句は言うけれど、他の会社に比べてどうなのか、同僚や先輩に比べてどうなのか、などは一切考えていないのではないでしょうか?
よくよく検討してみると、わりと待遇が良いことに気づくこともあるはずです。
一時的な問題なのに我慢できずに辞めてしまう
ある問題があって仕事を辞めたいと思っている場合、それが一時的なことなのか、ずっと変わらないことなのか見極めることが大切です。
それを見極められなかった人は、仕事を辞めて後悔することが多いんです。
本当は一時的な問題だったのに、我慢できなくなって辞めてしまうと後悔します。
よくよく考えてみれば、ちょっと我慢するだけで良かったことなのに、辞めてから後悔しても遅いんですよ。
たとえば、人が助けてくれたら解決することや、時間が解決してくれることは、辞める前に冷静に判断しましょう。
キャリア形成の計画が立っていない
仕事を辞めて後悔する人は、自分のキャリア形成の計画が立っていないのが特徴です。
これから長い間働き続けなければいけないのに、この先のプランが何も決まっていないようでは、やみくもに転職をして失敗し、仕事を辞めて後悔することになるでしょう。
転職とは、そもそもキャリアアップのためにするもの。そうでない後ろ向きな転職の場合には、仕事を辞めて後悔してしまう人が多いのです。
「自分には向いていない」と見切りをつけるのが早い
新人として入社したばかりの人や、部署が異動になって新しい仕事をはじめたばかりの人などは、今現在している仕事に対して「自分には向いていない」と見切りを早くつけすぎていませんか?
慣れない仕事をするのは、誰だって不快です。だから自信を失くして弱気になっているだけ。
このような状況で早々に見切りをつけてしまう人は、仕事を辞めて後悔する特徴のある人です。
仕事を辞めても後悔しない決断をするためのポイント
では、今の仕事を辞めてもいいか、その判断基準はどこにあるのでしょうか? 仕事を辞めても後悔しない決断をするためのポイントについて見ていきましょう。
時間が解決してくれる問題かどうか考える
仕事を辞めても後悔しない決断をするためには、今の悩みは時間が解決してくれる問題なのかを見極めること。
時間が解決してくれる問題とは、たとえば繁忙期のハードワークや、今まで仲良くやってきた人との仲たがいなど、一時的な問題のことです。
このような問題は時間が解決してくれる可能性があるので、きっと仕事を辞めたら後悔しますよ。
繁忙期が過ぎれば仕事が落ちつきますし、今まで仲良くやってきた人なら時間が解決してくれるでしょう。
また、数年ごとに異動があるような会社なら、辞めなくても問題が解決する可能性があります。
なぜ辞めたいのか深く掘り下げる
「仕事を辞めたい」という気持ちが高まっているときは、一度冷静になってよく考える時間をつくりましょう。
なぜ辞めたいのか、深く掘り下げてみるのです。自分に問いかけてみて、辞めたい理由を書き出してみましょう。どんな小さな理由でもいいから、全部紙に書き出すのです。
すると、自分でも気づいていなかった、ほんの些細なことが大きな原因になっていることに気づくかもしれません。
また、転職しなければ解決できない問題なのか、自分はこれからどんな仕事をしていきたいのか、すべて洗い出してみましょう。不満や不安、希望もすべて書き出すのです。
仕事を辞めたい理由を掘り下げることは、自分の気持ちを掘り下げる行為です。自分の本音を探っていくうちに、自分が本当に求めていることにも気づけるかもしれませんよ。
部署異動で解決できないか考える
仕事を辞めたい理由は、会社が原因なのか、今いる部署が原因なのか考えてみましょう。
もし、部署異動で解決できる問題ならば、会社を辞める必要はありません。部署さえ異動できれば、環境はガラリと変わります。
もちろん異動先がどのような環境かはわからないので、必ずしも解決できるとは限りません。
とはいえ、会社を辞めるリスクに比べたら、格段に安全ですね。人間関係にせよ、仕事内容にせよ、今の部署に問題があるのなら、部署異動をして解決しましょう。
また、やりたい仕事がある場合も、部署異動をすれば挑戦できるかもしれません。競争率が高いとしても、チャレンジしてみる価値はあります。
他の会社へ転職するよりも有利なはずです。
退職後の生活費を最低3ヶ月分は確保する
仕事を辞めても後悔しないためには、退職後の生活をしっかり考えておくことです。転職先が決まっていないまま退職するなら、一時的に収入がなくなります。
すると焦って転職先を決めてしまうので、余裕を持って探すためには、最低3ヶ月分の生活費は確保しておきましょう。
仕事を辞めたことは後悔していなくても、焦って仕事を決めたことを後悔する可能性があります。気分的に余裕を持つためにも、生活費の確保は基本です。
自分のやりたいことを再確認する
仕事を辞めても後悔しないためには、自分のやりたいことを再確認することです。この会社では本当にやりたいことができないのか、ただ挑戦していないだけではないか。
または、やりたい仕事ができる会社に転職できるのか。このような点を踏まえてから決断するようにしましょう。
もしかしたら、転職しないで今の会社でキャリアを積んでおいたほうが、後々の転職で有利になることもあるでしょう。
先の先まで見越して、正しい決断をすることをオススメします。
転職が必要なのか、転職エージェントに相談してみる
そもそも転職が必要なのか、自分でも良くわからない場合には、転職エージェントに相談してみるのがオススメ。
今のあなたの市場価値がわかり、転職すべきか否かなど、色々な相談に乗ってくれるでしょう。
また、転職エージェントに相談したほうが、在職中でも転職活動をしやすくなります。
転職活動に役立つアドバイスをもらえたり、自分のスキルをきちんと発揮できる会社をピックアップしたりしてくれるでしょう。
転職エージェントに相談したほうが、転職がスムーズに進みます。
退職するなら、転職先を決めてから辞める
仕事を辞めて後悔しないためには、在職中に転職先を決めてから退職することです。これが1番安全で、収入が途切れる心配もありません。
もし転職先がずっと決まらなかったら、今の会社にとどまる覚悟ができるかもしれません。
また、他の会社を見てみて、意外と自分の会社は恵まれていることに気づける場合もあります。辞める前に転職先を探すことは、メリットしかないと思っておきましょう。
次の職場は焦って決めない
仕事を辞めても後悔しない決断をするためには、次の職場を焦って決めないこと。これは本当に大事なポイントです。
仕事を辞めたい気持ちが強すぎて強引に仕事を辞めてしまうと、今度は仕事がないことに気持ちが焦ってしまい、深く考えずに転職先を決めてしまうんです。
すると、また仕事を辞める可能性があったり、ブラック企業に入ってしまったりと、トラブル続きになってしまいます。
しかも、なかなか決まらないと希望を随分下げることになり、希望とはかけ離れた会社に入社するハメになってしまいます。
そのため、退職前に転職先を探し、転職先は焦って決めないようにしましょう。
仕事を辞めて後悔しないためによく考えよう!
仕事を辞めて後悔する人の特徴と、辞めても後悔しない決断をするためのポイントについてご紹介しました。仕事を辞めて後悔する人は、よく考えずに感情に任せて動いてしまう人。だから、後悔してしまうんです。転職は大きなターニングポイントになるため、現状を冷静に判断し、慎重に決断しましょう。後悔しないためにも、よく考えてから仕事を辞めましょうね!