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「さえない夫が嫌いな妻」VS「上から目線の妻が嫌いな夫」

夫婦の関係って、ホントにむずかしい。

どんなに仲の良い夫婦でも、1つくらいは気に入らない部分があるし、一生付き合っていくことになるから考えることもある。

このまま夫婦を一生続けられるのか。
まだ相手を見つけられるうちに離婚するのか。

でも離婚してから後悔したくないから、大きな決断にはなかなか踏み切れない。
だから相手に対して不満がどんどん募っていって、毎日イライラしちゃうんじゃないかな。

そんな夫婦が多すぎるということを考えてみました。

「さえない夫が嫌いな妻」が考えていること

このまま歳をとって結婚できないよりは、今のうちに妥協してでも結婚しておいた方が得策だと思っていたこと。

収入もそこそこ良いし、外見はイマイチだけどやさしいから「ま、いっか」という感じで結婚を決めた。

ローンの返済は厳しいけど、家も購入できたので満足はしている。

子どもも生まれ、人並みの幸せを手に入れたつもりでいたけど、やっぱり何か物足りない。

それは、夫に男としての魅力を感じないから。

性格はやさしいけれど、話もあまり面白くない。

一緒にいても何かパっとしない毎日で、本当にこの人で良かったのかと迷いが出てきた。

こんなことを考えている妻は多いのではないか。

でも結婚なんてそんなものでしょ。
好きで好きで仕方ないような人と結婚したら、毎日つかれ果てちゃう。

夫婦は一緒に暮らしているうちに、どんどん味が出てくる方がいい。
特別「大好き♥」って感情がなくても、一緒にいて落ち着く存在。

どんな自分を見せても受け入れてくれるパートナー。
それが夫婦の在り方だと思う。
だから恋愛の感覚で考えていると、さえない夫に不満を募らせることになる。

夫なんて、さえないくらいでちょうどいい。
トキメキなんて必要ない。
そんな風に思っている夫婦ほど、意外と歳をとってから愛情を深く感じることも多い。

だから女ではなく、人間として向き合った方がうまくいく。
そんな家庭で育った方が、子どももきっと良い子に育つだろう。

「上から目線の妻」が嫌いな夫

さて、夫はどう思っているのだろう。

「さえない夫が嫌いな妻」のような女性は、現状に満足できなくなると不満を態度であらわすことが多い。
だからどうしても上から目線の言動になってしまう。

それに口ごたえすると余計にキレるので、夫は何も言わなくなってしまう。
はっきり言って喧嘩をするのも面倒なのだ。
だから妻にどんな理不尽な態度をとられても、ヘラヘラと笑っている。

それが逆に妻を苛立たせるのだ。

「なんでアンタはいつもそうなの?」
とか
「アンタは何を考えてるか、さっぱりわからない」
などと言われたことはないだろうか。

あなたなりに争いを避けるため、いろいろと我慢していることも多いだろう。
それなのに妻は、おかまいなしに罵倒してくる。

それに耐えられなくなってくると、あなたは無視するようになるのではないか。
あなたに無視された妻は、こう考えるだろう。

「何であんなさえない夫なんかに私が無視されるのか。納得いかない」と。

上から目線の妻たちは、それなりに自分に自信を持っていることも多い。
だから「私レベルの女がせっかく結婚してあげたのに、なんでそんな対応をされなきゃいけないの?」と思ってしまうのだ。

夫からすると理不尽極まりないことだが、それが事実だろう。
そして夫婦の会話がなくなって、家庭内別居のような状態になっている夫婦があまりにも多すぎる。

子どもをうまく味方につけた妻は、子どもと一緒になって夫を邪魔者扱いするようになる。
妻の方が子どもと一緒に過ごす時間が長いから、仕方ないのかもしれない。

でも家族のために毎日一生懸命に働いている夫としては、自分が何のために頑張っているのかわからなくなることもあるだろう。

だからお互いに歩み寄ることができなくなる。

夫婦関係を修復するには相手の立場になることが大事

では、ここまで冷え切った夫婦関係を修復させるにはどうしたら良いか。
それはお互いに一歩だけ歩み寄るしか方法はない。

でもその初めの一歩を踏みだすことは勇気が必要。
それに自分が負けたような気分になるから、なかなかできない人も多い。

ではどうすれば良いのか。
それは相手の立場になって考えてみること。

妻は、夫が一生懸命働いてくれているから、念願の家を購入できたことに感謝しよう。
たとえ自分も働いていても、一人だけで家が買えますか?
それをスルーしてはいけないでしょう。

そして子どもを元気に育てられるのも、夫の理解があるから。

そして夫は、妻がいるから子どもが元気に育っていることに感謝しよう。

たとえ自分も子育てに協力的でも、一人だけで子育てと仕事を両立できますか?
それをスルーしてはいけないでしょう。

そして家の中がキレイで、食事の準備ができているのは妻がいるから。
掃除が3日に1回だとしても、食事はいつもスーパーの惣菜だとしても、感謝すべき部分は少しくらいあるはずです。

妻も夫が何も言わないのは、自分が上から目線の態度をとっていたことだと反省しなければいけません。

結局トータルで考えてみると、どっちもどっち。
お互いに相手が必要だし、相手に感謝すべき部分がある。

何より今まで普通に生活してこられたのは、お互いの存在があるからだと気づくしか解決の方法はないでしょう。

不満なんてどんな夫婦にもある。
それを挙げたらキリがない。

それよりも幸せになる方法を考えた方が、有意義な人生になると思いませんか?
こんな不満を抱えているような夫婦は、いつか不倫に走るようになるのです。

不倫は純愛だと主張するバカがいますが、それは単なる幻想です。
家庭に不満があるから、何のしがらみもない相手に入れ込むだけです。

そんな人と一緒に生活してごらんなさい。
すぐに夢から覚めて、さえない夫や上から目線の妻の方が良かったと後悔するのですから。

現実を見ましょう。
そして今目の前にある幸せに気づきましょう。
あなたは今、素晴らしい家族と一緒に過ごしているのです。