ランニングソックスには、足を守るサポート機能がある!
ランニングで「靴ずれ」や「マメ」などができて、痛くて走れないという経験はありませんか?
それは、ランニングソックスを履いていないことが原因かもしれません。
ランニングソックスは機能性が高く、普通の靴下をランニングソックスに変えるだけでタイムが速くなったり、足のケガが減ったりすることが多いのです。
そこで今回は、ランニングソックスの効果とメリットについてご紹介します。
普通の靴下とランニングソックスはどこが違うのか、また、ランニングソックスの選び方についてもご紹介していきます。
目次
ランニングソックスの効果とメリットとは?
そもそも、普通の靴下とランニングソックスの違いとは何なのでしょうか?
ランニングソックスには、普通の靴下にはないサポート機能があります。それはどのような機能なのか、ランニングソックスの効果とメリットについて見ていきましょう。
ランニングソックスを履くメリットは、以下の4つです。
- マメや靴ずれになりにくい
- 長時間走っても疲れにくい
- 吸汗性や通気性に優れ、蒸れにくい
- 着地時の衝撃を抑える
ランニングソックスは、ランナーの足を守る重要なサポートアイテムです。普通の靴下よりもランニングソックスのほうが、通気性や吸汗性、速乾性などをはじめ、あらゆる面の機能性が高いのです。
では、ランニングソックスにはどのような効果があるのか、具体的に見ていきましょう。
マメや靴ずれになりにくい
普通の靴下よりも、ランニングソックスのほうがマメや靴ずれになりにくいのがメリットです。
ランニングソックスは、負荷がかかりやすい場所が厚めに作られていて、足への負担を軽減してくれます。そのため、マメや靴ずれになりにくいのです。
長時間走っても疲れにくい
ランニングソックスは、普通の靴下よりも疲れにくい構造になっています。その理由は、土踏まずのアーチをサポートして、疲労感を軽減してくれるからです。
これは普通の靴下にはない機能で、長時間走っても疲れにくくなっているのです。
吸汗性や通気性に優れ、蒸れにくい
ランニング中は汗をかくため、ランニングソックスは吸汗性と通気性に優れています。膝下から汗が流れていく場合もあり、靴下は非常に蒸れやすい状態です。
ランニングソックスは、普通の靴下よりも吸汗性や通気性に優れているため、蒸れにくいのが特徴です。
また、速乾性にも優れているため、ランニング中の汗が乾きやすいのはもちろん、洗濯してもすぐに乾くのがメリットです。
着地時の衝撃を抑える
ランニングソックスには、着地時の衝撃を抑える機能がついています。走っていて地面に足を着くとき、膝や足首などに衝撃が加わり、ケガの原因になってしまいます。
片足ずつ着地するため、その負担は意外と大きくなります。
普通の靴下と違って、ランニングソックスは厚手になっているので、衝撃を吸収してケガ予防に効果的です。
ランニングソックスの機能
では、ランニングソックスの機能について、くわしく見ていきましょう。
アーチサポート
長距離ランニングをすると、徐々に疲労がたまっていき、土踏まず(アーチ部分)が下がってくると言われています。
すると、本来の土踏まずの機能である「着地時の衝撃を吸収する働き」や「足を前に蹴りだす動作」などが、うまくできなくなっていきます。
そのためタイムに影響が出たり、足のケガなどにつながってしまうのです。
それを防ぐのが、ランニングソックスによる「アーチサポート」機能です。
土踏まずを支えることによって、足首や膝にかかる負担を軽減し、長距離ランニングで起こしがちな「膝の故障」を防ぐこともできます。
滑り止め
ランニングソックスが普通の靴下と違うところは、滑り止め機能がついていることです。滑り止めがついていることで、靴の中で足がズレるのを防いでくれます。
では、靴の中で足が動くと、どうしてダメなのでしょうか?
- 効率よく前に進む力を発揮できない
- 靴の中で足が動くと疲れやすい
靴の中で無駄に動きがあると、バランスを取るために余計な力が入り、疲れやすくなります。
また、滑り止めがあることで、足とソックス、ソックスとシューズとのフィット感が高まり、疲労を軽減することができます。
通気性
ランニングソックスは、汗を良く吸い取り、乾きやすく、通気性に優れています。そのため汗をかいても蒸れにくく、また、雨の日のランニングでも走りやすくなっています。
走っている最中にソックスが湿っていると、足が疲れやすくなるため、快適にランニングを楽しむには、ランニングソックスを履くことをオススメします。
アンクルサポート
アンクルサポートとは、蹴り出すときの足首のブレを防いだり、アキレス腱を摩擦や衝撃から守る「テーピングのような機能」のことを言います。
アンクルとは足首のことですが、足首が固定されることによって、安定したランニングフォームで走ることができます。
ランニングフォームが安定すると、ランニング中のさまざまな故障を防ぐことができます。
つま先のタイプ別、3種類のランニングソックス
ランニングソックスには、さまざまな種類やタイプがあります。どのようなタイプのソックスを履くかによって、機能性にも違いが出てきます。
では、どのようなランニングソックスに、どのような機能があるのか見ていきましょう。
5本指ソックス
5本指ソックスなら、指同士が触れ合わないため、摩擦やケガを防ぐことができます。
マメや靴ずれ、指が触れ合うことによる切り傷などを起こしにくく、快適にランニングをすることができます。
また、5本指ソックスのほうが足指の間の汗を吸い取り、蒸れにくいのがメリットです。
5本指ソックスなら足指を自由に動かせて、蹴り出しがスムーズに行えるため、ランニング上級者に人気のランニングソックスです。
ノーマルタイプ
ノーマルタイプは、普通の靴下と同じように、つま先が丸くなっている形状のランニングソックスです。普通の靴下を履いている感覚と同じため、違和感なく履けるのはメリットですね。
足袋ソックス
足袋ソックスは、親指だけ独立した形になっていて、踏ん張りが効くところがメリット。
また、5本指ソックスに比べて脱ぎ履きがしやすいことや、足の筋肉が発達しやすいのもメリットです。外反母趾や偏平足の予防にも効果的です。
ランニングソックスの選び方
では、ランニングソックスの選び方についてご紹介します。機能性についてはご紹介しましたので、それ以外のポイントについて見ていきましょう。
素材
ランニングソックスは、通気性や吸汗性、速乾性などに優れているため、素材で選ぶことがポイントです。
ポリエステルや綿、ナイロンなどが、ランニングソックスで使われることが多い素材です。
ポリエステルは汗でベタつきにくく、綿は肌ざわりがよく、ナイロンは吸汗性に優れサラっとした履き心地が特徴です。
これらの素材を組み合わせて作られているランニングソックスを選ぶと良いでしょう。
厚み
ランニングソックスには、薄手と厚手の2種類のタイプがあります。そのため、ランニングソックスの厚みで選ぶのもポイント。
薄手のランニングソックスは、通気性がよく軽いのが特徴。しかし、耐久性は弱いのがデメリットです。
一方、厚手のランニングソックスは、クッション性が高く、疲れにくいのが特徴。靴とのフィット感があり、耐久性も高いのがメリットです。
しかし、通気性や軽量度は低いため、夏のレースやスピード勝負のレースでは薄手のソックスには劣ります。
耐久性
ランニングソックスは、丈夫で耐久性に優れたものを選ぶのがポイント。すぐにかかとが破れてしまったり、指先に穴があいてしまったりすると、長く履き続けることができませんよね。
せっかく機能性の高いランニングソックスを選ぶなら、耐久性にも注目したいところです。強度の高いナイロン製のランニングソックスなら、耐久性があり、長持ちしやすいでしょう。
丈の長さ
ランニングソックスには、くるぶしまでの「アンクル丈(ショート丈)」、それより少し長い「ミドル丈」、膝下までの「ハイソックス(ロング丈)」などがあります。
ランニングソックスを選ぶ際には、丈の長さにも注目してみましょう。
◆アンクル丈(ショート丈)
アンクル丈がもっとも一般的で、素足のような感覚で履けるのが特徴。後ろから見ると、ほとんど靴から見えないくらい短い丈のソックスです。
素足感があるため、着地したときの足の感覚が伝わりやすく、蹴り出しやすいのがメリットです。
◆ミドル丈
アンクル丈よりも少し長いのが、ミドル丈です。くるぶしがちょうど隠れるくらいの丈なので、足首をサポートすることができます。
足首のぐらつきを抑え、安定感のある走りをサポートしてくれます。
◆ハイソックス(ロング丈)
ロング丈のランニングソックスは、着圧機能でふくらはぎをサポートしてくれるのが最大のメリット。海外では人気の商品です。
足首からふくらはぎにかけて段階着圧がかかっているため、ランニング中の疲労を軽減したり、筋肉の揺れを防いだりする効果があります。
ランニングソックスは足をサポートする機能性が高いアイテム!
ランニングソックスの効果とメリット、ランニングソックスの選び方についてご紹介しました。普通の靴下と比較すると、ランニングソックスにはたくさんのメリットがあることがわかりましたね。 快適にランニングを楽しむため、また、レースで良いタイムを残すためにも、機能性の高いランニングソックスで、足をしっかりサポートしていきましょう!