昨今、老害なるものが世の中に横行しているらしい。
まあ高齢化社会だから仕方ない……とは思えないほどのやりたい放題ぶりに、キレる若者が急増中。
老害の本来の意味は、衰え老いた者が、若者たちによる社会や組織の成長を妨げること。
しかし最近よく使われる老害の意味は、まさに世の中に害を与えるような老人を指す言葉。
そもそもなぜ、老人はそこまで自分勝手で横柄なのか。
それは、昭和初期から中期くらいの日本の経済を支えてきたと思っているから。
高度経済成長期だ。
もちろんそれは間違ってはいない。
でも、ほかの世代がその時代に生きていたら、やはりどうにかして日本をつくり上げていただろう。
たまたまその時代に、自分たちが生まれただけ。それを偉そうに言われても困る。
そして、その日本を支えてきた老害世代のせいで、今の日本ができ上がった。
バブル崩壊がはじめのきっかけとなり、不景気、就職氷河期、少子高齢化、晩婚化など、すべてその世代がつくり上げたとも言える。
そして「最近の若い者は」なんて言っているけど、ゆとり世代をつくり上げた張本人は自分たちなのだ。
ゆとり世代を非難する前に、そもそもゆとり世代をつくる必要があったのかを考えてほしい。
競争社会で生きてきた自分たちは、根性だけでどうにでもなると思っている。
それを受け入れられないゆとり世代以降の若者たちを非難するのはお門違い(おかどちがい)だ。
老害の被害報告 キレる老人に年金破産が原因か?
老害世代は、まさに今、年金生活をしている人たち。もちろんその中にも穏やかな人たちはいる。
しかし一部かそれなりに大勢の老害世代のせいで、老人すべてが悪者のような目で見られる。
キレる老人がよく話題にのぼるが、老人による殺人事件もよく報道されている。
みんなイライラしているのだ。
はたらかなくても生活できる年金生活をしているのに、なんでそんなにイライラするのか。
それは年金だけでは生活できなくなっているから。
年金破産する老人が増えているらしい。それは今までの自分たちの生活レベルを下げられないからではないだろうか。
老害世代は、変化に順応するのが非常に苦手である。
むかしの栄光の影ばかりを追いもとめ、それにしがみつくからだ。
「俺の若い頃は」なんて話をしたがるのも、老害世代の特徴だ。
老害世代の特徴は、とにかく態度が悪くて偉そうなこと。
道を歩いているとぶつかってくるし、車を運転していると譲らないくせに強引に割り込んできて非常に危険な運転をする。
だから事故が多いのだと納得してしまう。
そして自分が強引な運転をしているにもかかわらず、立ち往生すると睨んでくる。
歩行者もそうである。
にらめばビビると思っているのは、バカな老害世代だけ。
根性だけで生きてきたから、その辺にいる老害世代は頭が良くない。
しかし歳が上なだけで、自分の方がえらいと思っている。
お金も地位もないくせに、過去の栄光にしがみついているから、頭がおかしくなってしまうのだ。
今の日本は、まだ危険ではない。だから老害世代は調子に乗っている。
まさか相手が殴ってきたり、刺してきたりしないと思っているから。
最近の若者は痩せている子が多いから、自分の方が勝つと思っているのかもしれない。
でも低所得者層が着実に増えつづけている日本には、そのうち必ずあらわれる。
横柄な老害世代を殺す若者たちが。
税金も年金も払えない低所得者たちは、一生懸命はたらいても生活できない。
生きるか死ぬかの瀬戸際にいる人たちが、年金で暮らしている横柄な老人を許せるはずがない。
選挙に勝つためのコマとしてしか利用価値のない老害世代。
だからご機嫌をとるために、はした金をばらまく政府。
年金はくうし、医療費は膨大。日本を破産にみちびく根源でしかない。
日本にとって、もはや必要のない存在。
しかも老害をまき散らすとなると、日本のゴミでしかない。
そんな老害世代を、オヤジ狩りならぬ老人狩りする若者たちが増える予感がする。
そう遠くはない将来、日本は治安のわるい危険な国になるかもしれない。
夜道を歩く人など、いなくなることだろう。