上半身は痩せているのに、なかなか痩せない下半身。
その理由として考えられるのは、股関節が硬くなっていることだと言われています。
股関節が硬くなると、下半身の血流を悪くするだけでなく、ダイエット効果の妨げになる場合も。
そこで効果的なのが、「開脚ストレッチ」です。
今回は、開脚ストレッチで下半身痩せする方法についてご紹介します。
開脚ストレッチを続けることで、なんと4~5キロも痩せたという人がいるから驚き。
「体が硬いからできない」と思っている人も、たった4週間で床に体をベターっとつけることができるようになるそうですよ。
開脚ストレッチは下半身ダイエットに効果があるだけでなく、健康にもメリットがたくさんあります。
年齢に関係なく体を柔らかくすることができるので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
目次
開脚ストレッチとは?
開脚ストレッチとは、床に座り、両足を広げて前屈するストレッチのこと。体育の時間にやった記憶がある人も多いのではないでしょうか?
でも、日頃からストレッチをしていない人は、年齢とともに体が硬くなっているはず。だから久しぶりにストレッチしたら、自分の体の硬さに驚いてしまうかもしれません。
でも大丈夫。毎日ストレッチをすることで、少しずつですが確実に体が柔らかくなっていきます。
開脚ストレッチをして体が柔らかくなると、全身の血行が良くなって代謝がアップし、痩せやすい体になるというのが開脚ストレッチのダイエット効果。
ヨガ講師である泉栄子さんの著書「どんなに体がかたい人でもベタッと開脚できるようになるすごい方法」という本は、なんと100万部も売上げたベストセラーになっているそうです。多くのテレビ番組でも紹介されました。
開脚で痩せることより、売上のほうがスゴイ気がしますが……。
この開脚ストレッチが人気を集めた理由は、ハードな運動をしなくても簡単に痩せられるところ。しかも、年齢を問わずできるのも大きなメリットです。
誰にでもできるし、痩せる効果が期待できるなら、とりあえずやってみないと損ですね。
開脚ストレッチのダイエット効果とメリット
開脚ストレッチには、下半身痩せをはじめとした「ダイエット効果」が期待できます。それ以外にも、健康面でのメリットがたくさんあるので見ていきましょう。
下半身のむくみが解消され下半身痩せ
開脚ストレッチをすると、下半身のむくみが解消されて下半身痩せの効果が期待できます。
開脚ストレッチには股関節を柔らかくする効果があり、下半身の血行が良くなって代謝がアップします。
下半身は体の中でもむくみやすい場所で、むくみがあると痩せることができません。
そのため、開脚ストレッチをしてダイエット効果をアップさせましょう。
腰痛も解消できる
開脚ストレッチは、腰痛の改善にも効果的です。下半身の血行が良くなることで腰から下の血行も良くなり、腰痛を改善できるのです。
また、開脚ストレッチをすることで姿勢が良くなるため、腰痛改善の効果があります。
姿勢が良くなるとスタイルがよく見える効果もあるので、ダイエット効果と腰痛改善の両方が同時手に入る開脚ストレッチは、メリットが多いですね。
手足の冷え性が改善される
下半身はもともと血行が悪くなりやすい場所で、血行が悪くなると手足が冷えやすくなります。
開脚ストレッチは、下半身の血行が良くなることで手足の冷え性を改善する効果が期待できます。
冷え性が改善されると代謝がアップして、痩せやすくなる効果もあります。
開脚ストレッチで手足の冷えが改善されれば、全身の冷え性まで改善することができますよ。
疲れがたまりにくくなる
疲れがたまりやすく、回復しにくい原因の1つに「血行不良」があります。血行が悪いと疲労物質がたまりやすく、老廃物も排出しにくくなって疲労が回復されないのです。
開脚ストレッチをすれば、血行が良くなって疲れがたまりにくくなり、疲労を回復しやすくなる効果も期待できます。
また、開脚ストレッチで体が柔らかくなると、体を動かしやすくなって疲れにくくなるメリットもあります。
生理痛の緩和
女性にとって、つらい生理痛。多くの女性が、つらい生理痛に悩まされていますよね。
生理痛は、経血が出にくい(子宮内膜が剥がれにくい)時に痛みを感じさせます。
開脚ストレッチをすると、股関節の血行が良くなることで経血が出やすくなり、生理痛を緩和できるのです。
生理の時だけでなく、普段から継続的に開脚ストレッチをすることで効果を実感できますよ。
開脚ストレッチのやり方
では、効果やメリットの多い「開脚ストレッチのやり方」についてご紹介します。
ユーチューブで見たことがある人もいるかもしれませんが、この方が著者の泉栄子さんです。開脚の女王とも呼ばれているようですね。
www.youtube.com著書によると、毎日3種類の開脚ストレッチをすると効果的なようです。
そのうちの1つは、週替わりで変わるそう。4週間経つ頃には、顔が床につくようになっているそうですよ。
しかも開脚ストレッチをすることで、いつの間にか体重も減っているというメリットがあります。
基本のストレッチ
4週間、毎日やる基本のストレッチは以下の2種類です。
タオルストレッチ
- 仰向けに寝て、片足を上に上げます。
- 足の裏にタオルを引っかけて、タオルの両端を持ちます。
- 膝は伸ばした状態で、つま先はなるべく下に向けます。
- 足を前後に揺らします。片足につき30秒間おこないましょう。
シコストレッチ(上の動画に収録されています)
- 足を広く開き、腰を落とします。膝は90℃になるくらいを目指します。
- 両手を両膝に当てて、肘は伸ばします。辛ければ肘を曲げてもOK。
- 右肩を内側に入れて、腰を上下に20回揺らします。左肩も同様。
では次に、週替わりストレッチをご紹介します。
1週間ごとにメニューを変えて、最終的にはベターッと床に体がつくようになるでしょう。
【開脚ストレッチ1週間目】内ももストレッチ(動画アリ)
- 立った状態から足を開き、両手を床につきます。
- 片足の膝を曲げて、伸びている足のつま先は上に向けます。
- 曲げた足のつま先と膝が、体よりも前に来ないようにします。辛い人はかかとを上げてOK。
- 上下に30秒間揺らします。反対の足も同様に。
【開脚ストレッチ2週間目】壁ストレッチ
- 壁の前で仰向けに横になり、両足を上げて、足とお尻を壁につけます。
- そのまま足を開脚して、1~2分間揺らしましょう。
【開脚ストレッチ3週間目】椅子ストレッチ
- 背もたれのある椅子を用意して、背もたれに向かってまたぐように座ります。
- 足を背もたれと同列あたりに置いて、つま先立ちします。
- 背もたれを持って肘を伸ばし、上体を後ろに倒します。胸を張るようにして、背中はあまり反らない。
- 上体を左右に揺らしながら30秒間。
【開脚ストレッチ4週間目】ドアストレッチ(動画アリ)
ここまで来れば、かなり体は柔らかくなっているはずです。あと一息がんばりましょう。
- お家で、壁と入り口が並んでいる場所を探す。
- 足を壁に引っかけるように開脚した状態で、入り口の前に座ります。
- 壁があることで、つま先が前に倒れずに固定することができます。
- そのまま前屈をしましょう。30秒間、左右に揺らします。
毎日やると少しずつ体が柔らかくなっていくので、お尻の位置をどんどん前に出していくと、股関節がより柔らかくなります。
股関節だけでなく、内ももが伸びているのも感じることでより効果が実感できます。
これであなたも開脚の女王になれる
ここまでサッと読んだだけでは、開脚ストレッチでベターっと床に体がつくようになるとは思えないかもしれません。でも、毎日ちゃんと継続すればほとんどの人が「開脚前屈」できるようになるそうです。その頃には、体重も減少しているはずです。
疲れを感じにくくなったり、腰痛が改善されたり、健康面でも色々と変化を感じるはずです。年齢を選ばず挑戦できる開脚ストレッチで、あなたも開脚の女王を目指しましょう!