たった1週間で4~5キロ痩せた人もいるという噂の「脂肪燃焼スープダイエット」。
この方法は、もともと手術前の患者用に考えられた「体質改善スープ」を活用したダイエットです。
脂肪燃焼スープダイエットは、1週間決められたメニューを食べることで、ほぼ確実に体重が減ると話題になっています。
しかも健康に痩せるというメリットもあるので、試してみる価値はありますよね。
そこで今回は、脂肪燃焼スープダイエットの効果とレシピ、やり方をご紹介します。
やり方を間違えると効果が半減したり、体調を崩したりすることもあるので、正しいやり方で実践してみましょう。
目次
脂肪燃焼スープダイエットとは?
世の中に数あるダイエット方法の中でも、しっかり食べて痩せる方法は、それほど多くありません。
脂肪燃焼スープダイエットは、お腹いっぱい食べながら脂肪燃焼効果をアップさせる画期的なダイエット方法。
1週間と期間を区切り、毎日決められたスケジュールで決められた食材を食べる方法です。
空腹感がないのにダイエット効果が期待できるので、ストレスなく痩せることができるでしょう。
その秘密は、「脂肪燃焼スープ」にあります。
正しいレシピと正しいスケジュールで、基本ルールを守りながら実践すればダイエット効果抜群ですよ。
脂肪燃焼スープのダイエット効果
では、脂肪燃焼スープを食べるとなぜ痩せるのでしょうか?
ここでは、脂肪燃焼スープに期待できるダイエット効果についてご紹介します。
デトックス効果
脂肪燃焼スープのダイエット効果は、デトックス効果が高いことです。
スープに使用する野菜には、ビタミンやミネラルが豊富に含まれているため、むくみを改善する効果が期待できます。
むくみがあると代謝が悪くなり、痩せにくい体になってしまいますが、その体質を改善してくれるのが脂肪燃焼スープです。
体内の余計な水分や塩分を排出し、リンパの巡りを良くすることでデトックス効果が高まります。
便秘改善
脂肪燃焼スープに使用する野菜には、食物繊維も豊富に含まれています。
食物繊維には腸内にたまった老廃物を排出する効果があり、便秘を改善することでダイエット効果を高めてくれます。
また、腸内の悪玉菌を減らす効果もあるので、腸内環境が整い、栄養の吸収率がアップします。
体内の老廃物が排出されると体調が改善するだけでなく、肌の状態が良くなることもメリットです。
痩せながら美肌効果も得られるので、きれいに健康的にダイエットができるでしょう。
代謝アップ
脂肪燃焼スープは温かいため、体を温めて血流が良くなる効果が期待できます。
血流が良くなると冷えやむくみが改善されて、代謝がアップします。
代謝がアップするとカロリーを消費しやすくなるため、運動によるダイエットの効果を高めることができるでしょう。
冷えやむくみが改善されると痩せやすくなるため、脂肪燃焼スープはダイエットに効果的です。
脂肪燃焼スープダイエットのやり方【1週間スケジュール】
脂肪燃焼スープダイエットのやり方をご紹介します。
1週間のメニューが決められているため、スケジュールに従って食事を実践していきましょう。
まずは、基本となる5つのルールからご紹介します。
5つの基本ルールをしっかり守ろう!
脂肪燃焼スープダイエットは、やり方を間違えると効果が半減してしまいます。
まずは、5つの基本ルールをしっかり守りましょう。
- 1週間の食事スケジュールをきちんと守る
- お酒は飲まない
- 飲み物は、水・お茶・ブラックコーヒーが基本
- スープの量を減らさない
- 間食をしない
上記の基本ルールを守りつつ、以下でご紹介する7日間のスケジュールを実践してみてください。
正しいスケジュールで脂肪燃焼スープダイエットを行えば、体が軽くなるのを感じられるでしょう。
1日目|脂肪燃焼スープ+バナナ以外の果物
脂肪燃焼スープダイエットの1日目は、基本的には「脂肪燃焼スープ」だけの日です。
脂肪燃焼スープは好きなだけ食べてOKなので、空腹によるつらさは感じないでしょう。
どうしても他のものが食べたい場合には、バナナ以外の果物なら食べてもOKです。
最初の3日間は、バナナNGなので気をつけましょう。
2日目|脂肪燃焼スープ+夜だけジャガイモ・さつまいも
脂肪燃焼スープダイエット2日目は、脂肪燃焼スープと、イモ類を食べてOKな日です。
朝食と昼食は脂肪燃焼スープのみで、夕食だけジャガイモやさつまいもなどのイモ類の野菜を食べてOKです。
どうしてもつらい場合は糖質が少なめの野菜なら食べてもOKですが、豆類・スイートコーンはNGなので気をつけましょう。
油もNGなので、ドレッシングはかけないで食べてください。ケチャップやソースなどもNGです。
油NGなので、野菜は茹でて食べましょう。
3日目|脂肪燃焼スープ+イモ類・バナナ以外の果物
脂肪燃焼スープダイエット3日目は、脂肪燃焼スープに加えて、イモ類の野菜とバナナ以外の果物を食べてもOKな日です。
脂肪燃焼スープは、好きなだけ食べてOKです。
4日目|脂肪燃焼スープ+バナナ・スキムミルク
脂肪燃焼スープダイエット4日目は、バナナ1本と脂肪燃焼スープを3食続けます。
4日目でやっとバナナがOKになります。
飲み物も、スキムミルクを500mlまで飲んでOKです。
低脂肪乳でもOKです。
5日目|脂肪燃焼スープ+肉or魚・トマト
脂肪燃焼スープダイエット5日目は、肉または魚、トマト、脂肪燃焼スープの日です。
肉や魚は好きなだけ食べてもOKですが、トマトは6個までです。
肉は牛・豚・鶏のどれでもOKですが、鶏皮はNGなので気をつけましょう。
朝食は脂肪燃焼スープと肉か魚のみ。昼食と夕食でトマトがプラスされます。
注意点としては、必ず脂肪燃焼スープを食べること。
肉や魚でお腹いっぱいになり、脂肪燃焼スープを少ししか食べないのはNGです。
きちんと1杯は食べるようにしましょう。
6日目|脂肪燃焼スープ+肉・茹で野菜
脂肪燃焼スープダイエット6日目は、肉、野菜、脂肪燃焼スープの日です。
朝食は脂肪燃焼スープと肉のみ。
昼食と夕食で、茹で野菜をプラスします。
この日も、お肉は好きなだけ食べてOKです。
脂肪燃焼スープも、最低1杯は食べましょう。
7日目|脂肪燃焼スープ+玄米・野菜・フルーツジュース
脂肪燃焼スープダイエット最終日の7日目は、脂肪燃焼スープと玄米を3食続けます。
野菜や野菜ジュース・フルーツジュースを一緒に摂っても大丈夫です。
脂肪燃焼スープダイエットは、これで終了です。
脂肪燃焼スープのレシピ
脂肪燃焼スープの作り方をご紹介します。
スープに入れる材料や基本の作り方をご紹介するので、レシピをここでマスターしておきましょう。
脂肪燃焼スープに使う野菜
- 玉ねぎ 2~3個
- キャベツ 半玉
- セロリ 1本
- にんじん 1本
- ピーマンorパプリカ 1~3個
- トマト 3~4個
トマトはトマト缶でもOKですが、できればフレッシュトマトを使ったほうが栄養があるのでおすすめです。
上記の野菜以外の材料は、水2~3リットルと固形コンソメ1~2個が必要です。
野菜が足りない時の代用食品
たまたまスーパーで売っていなかった野菜や、苦手な野菜がある場合には、以下の食品で代用することも可能です。
- きのこ類
- こんにゃく
- ほうれん草
- 小松菜
- ブロッコリー
「こっちの食材のほうが好き!」と思った人もいるかもしれませんね。
脂肪燃焼スープダイエットは、食物繊維やカリウムの多い野菜を多く摂ることでデトックスすることが目的のダイエット方法です。
そのため、別の野菜でも効果は十分に発揮してくれるでしょう。
脂肪燃焼スープの作り方
脂肪燃焼スープの作り方はいたって簡単です。
上記で用意した材料を鍋に入れて、ぐつぐつ煮込むだけ。
作り方が簡単なので、続けられそうですよね。
- 材料を食べやすく切ります。
細かく切っても良いですし、大きめに切って食べごたえを残してもOK。 - 鍋に野菜を入れ、ひたひたになるくらいの水を入れて(だいたい2~3リットル)火にかけます。温かくなったらコンソメも入れましょう。
- 野菜が柔らかくなったら、塩コショウで味を整えて完成です。
脂肪燃焼スープに飽きた時のアレンジレシピ
脂肪燃焼スープダイエットは、毎日同じ味のスープを飲み続けるのが苦痛と感じる人もいるでしょう。
あまり濃い味ではないので、脂肪燃焼スープに飽きてしまう人も少なくありません。
実は、飽きやすいのが脂肪燃焼スープダイエットの挫折しやすいポイントです。
飽きてつらくなったら、味をアレンジしておいしく脂肪燃焼スープダイエットを続けましょう。
たとえば、以下のような味をプラスすることで食べやすくなるはずです。
- カレー粉……簡単に味変したい人に
- キムチ……ニンニクや唐辛子でパンチの効いた味に
- 味噌……発酵食品でヘルシーにアレンジ
- 醤油……シンプルな和風味に
- 豆乳……まろやかでクリーミーになり満腹感アップ
- 生姜……さっぱり味で体もポカポカ
おすすめは、カレー粉でアレンジする方法。
カレー味が嫌いな人はほとんどいないはずなので、おいしく味変できるでしょう。
カレー味は飽きにくいので、続けやすさもバッチリです。
お好みのアレンジで、脂肪燃焼スープダイエットをおいしく続けましょう。
脂肪燃焼スープダイエットの注意点
脂肪燃焼スープダイエットの注意点をご紹介します。
これらの注意点を守らないと、脂肪燃焼スープダイエットの効果が半減してしまうので気をつけましょう。
24時間前からお酒を飲まない
脂肪燃焼スープダイエット中の1週間はお酒を飲まないことが基本ルールですが、始める24時間前からお酒を飲まないようにしましょう。
もしお酒を飲んでしまったら、スタートを24時間遅らせることをおすすめします。
アルコールを飲むと、脂肪が燃焼するメカニズムが正常に機能しなくなるからです。
脂肪燃焼スープダイエットの効果を最大限に発揮させるためにも、お酒は我慢しましょう。
1週間以上は続けない
脂肪燃焼スープダイエットの注意点は、絶対に1週間以上は続けないことです。
糖質を制限しているので、1週間以上続けると危険を伴います。
また、タンパク質や油も控えているので、栄養バランスが崩れて体調不良になる恐れがあります。
3食スープだけのスケジュールでは、1週間が限度なので注意してください。
どうしても続けたい場合には、他の食事を摂りながら脂肪燃焼スープを食べましょう。
頭痛が起きることが多い
脂肪燃焼スープダイエットを始めると、頭痛が起きることがあります。
脂肪燃焼スープダイエット期間中は、エネルギー源である「糖質」が不足し、脂肪をエネルギー源にするために「ケトン体」という物質がつくられます。
すると、血液中にケトン体が増え、ケトーシス状態になることで頭痛が生じます。
ケトン体が少し増える程度なら頭痛が起きないこともありますが、ケトン体の血中濃度が一定値を超えてしまうと、頭痛がおこりやすくなります。
水分を多く摂り、お風呂や運動で汗を出すことで頭痛が軽減されます。
生理前後にはやらない
生理前後には、脂肪燃焼スープダイエットはやらないようにしましょう。
生理前後は体調が万全ではないため、食事制限などをすると体調が悪化する恐れがあります。
そもそも生理前後は痩せにくい時期なので、ダイエットには適していません。
体調が万全になってから、脂肪燃焼スープダイエットを開始しましょう。
脂肪燃焼スープダイエットを長期的にやるときのコツ
脂肪燃焼スープダイエットは1週間のスケジュールで行う方法のため、長期的にやるのはおすすめできません。
しかし、どうしても長期的にやりたい場合には、以下の2つのポイントを押さえて実践しましょう。
- 3食のうち、夜だけ脂肪燃焼スープに置き換える
- 食事の前に脂肪燃焼スープを飲む
8日目以降は、夜だけ脂肪燃焼スープに置き換える
脂肪燃焼スープダイエットを1週間以上続けるなら、8日目からは夜だけ脂肪燃焼スープに置き換えるのがおすすめです。
1食だけ脂肪燃焼スープに置き換えるダイエットなら、体に負担がかからずに続けられるでしょう。
リバウンドしない方法は、食膳に脂肪燃焼スープを飲む
1週間の脂肪燃焼スープダイエットを終えた後、リバウンドしてしまうことも少なくありません。
1週間で痩せても、その後に暴飲暴食をしてリバウンドしてしまったら意味がありませんよね。
リバウンドしない方法は、食前に脂肪燃焼スープを飲むこと。
食事の前に満腹感を得られるので、食べ過ぎを予防してダイエット効果を高めてくれます。
脂肪燃焼スープダイエットのルールを守って成功させよう!
脂肪燃焼スープダイエットの効果や正しいやり方をご紹介しました。
脂肪燃焼スープダイエットは、1週間の短期集中型ダイエットです。
脂肪燃焼スープはデトックス効果があるので、痩せやすい体をつくることができます。
正しく実践して、ダイエットを成功させましょう。