足が太くてイヤ!
と思っているなら、それは脂肪ではなく「むくみ」が原因かもしれません。
足痩せリンパマッサージをすれば、あなたが思っている以上に足が細くなる可能性があります。しかもリンパマッサージした直後に細くなるという、即効性も期待できます。
ただし即効性があるということは、戻るのも早いということ。だから小まめにリンパマッサージすることが大切なんです。マッサージ以外にも、生活習慣で気をつけることもあります。
足のむくみの原因になることを改善すれば、少しずつむくみにくくなっていきます。
では、足痩せリンパマッサージの効果とやり方をご紹介しましょう。
目次
足のむくみの原因は?
足のむくみの原因は、以下のようなことが考えられます。朝はゆるかった靴が、きつくて履けないこともありますよね。その原因が、コレなんです。
- 塩分の摂りすぎ
- 水分不足
- 運動不足
- 冷え性で代謝が悪い
- 便秘気味
- 食生活が偏っている
塩分の摂りすぎは水分を体内にためこみます。水分不足と運動不足は血行を悪くし、血行が悪くなると冷え性になります。食生活では、血行を促進する栄養を摂る必要があります。たとえば食物繊維・カリウム・ビタミンB群・ビタミンE・ポリフェノールなどです。
では、足のむくみを解消するリンパマッサージには、具体的にどんな効果が期待できるのでしょうか。健康・美容・ダイエットの3つに良い効果をもたらしてくれます。
足痩せリンパマッサージの効果とは?
足痩せリンパマッサージの効果をご紹介していきます。
むくみを解消して足が細くなる
足痩せリンパマッサージの効果は、むくみを解消することで足が細くなります。むくみを放置すると脂肪に変わってしまうので、早めにむくみを改善する必要があります。
セルライトを解消できる可能性がある
むくみを放置して脂肪に変わると、老廃物がたまりやすくなり、セルライトが発生します。セルライトは一度できると改善するのが大変です。足痩せリンパマッサージをていねいに継続することで、セルライトを解消できる可能性があります。
代謝アップでダイエット効果
足は血行やリンパの流れがとどこりやすい場所です。すると全身の巡りが悪くなり、代謝が低下して太りやすい体質になるのです。つまり足痩せリンパマッサージをすることで、ダイエット効果も期待できるというわけです。
疲労回復と病気予防
血行やリンパの流れが悪くなると、疲労が回復しにくくなります。疲労物質が体内にたまりやすくなるんですね。また血行が悪くなることで、高血圧や動脈硬化、心疾患や脳血管疾患などにもかかりやすくなります。足痩せリンパマッサージをすることで、病気予防の効果も期待できるのです。
足痩せリンパマッサージのやり方
足痩せリンパマッサージをするときは、クリームやオイルなどを塗って、滑りを良くしてからおこないましょう。リンパマッサージの効果がアップしますし、そのほうが肌を傷めることもありません。
足痩せリンパマッサージは、あまり力を入れ過ぎずやさしく、でも弱すぎても効果が半減します。適度な力加減が大切です。
老廃物がたまっていると少し痛いですが、むくみが取れてくると痛みがなくなります。それが1つの目安として覚えておきましょう。
足裏・足の甲のリンパマッサージのやり方
リンパマッサージは下から上が基本なので、まずは足裏と足の甲から始めましょう。
足の甲の指の付け根部分には、リンパが集まっています。ここが意外と重要です。
手でこぶしをつくって、指の第二関節で、足の甲を指から足首にかけて滑らせます。
もし痛いなら、親指の腹でこすってもOKです。骨っぽい場所なので、こぶしだと痛い人がいるかもしれません。
足裏は「湧泉」というツボを重点的にツボ押しします。
足裏のツボ押しは力が必要なので、指でやるのがツラい場合は、青竹踏みがおすすめ。100円ショップで売ってます。またゴルフボールも良いかも。その場合は、靴下を履いてやりましょう。
足首・くるぶしのリンパマッサージのやり方
足首もリンパがとどこおりやすい場所です。足首を大きく動かす機会は、日常生活の中では、あまりないからです。まずは足首をグルグル回しましょう。足を持っても、足を浮かせて回してもOKです。
くるぶしなんてマッサージする意味あるの?と思うかもしれませんが、ここも意外とリンパが滞りがち。外側と内側のくるぶしの周りを、人差し指の第二関節でグリグリしてみましょう。アキレス腱もついでもマッサージしてください。
スネ・ふくらはぎのリンパマッサージのやり方
スネもリンパがとどこおりやすく、ふくらはぎは筋肉のコリが生じやすい場所です。
ふくらはぎは、柔らかくなるまで根気よくマッサージしましょう。やり方は色々あります。
- 手でつまんで揉みほぐす
- こぶしの第二関節で、アキレス腱から膝裏まで流す
- 反対足の膝で、ふくらはぎをアキレス腱から膝裏まで流す
- 手の親指で、ふくらはぎの裏側・内側・外側を指圧する
やりやすい方法でやるのが良いですが、たまにやり方を変えながらマッサージすると良いでしょう。膝裏のリンパ節も、手の指で下から上に押すイメージでマッサージします。
スネは、こぶしの第二関節で足首から膝まで流しましょう。スネの骨のすぐ外側が、むくみやすい場所です。
膝まわりのリンパマッサージのやり方
膝も、あまりマッサージするイメージはないかもしれませんね。でもやはりリンパが滞りやすいんです。
足を伸ばした状態で床に座り、こぶしの第二関節で膝まわりをグリグリしましょう。
そして意外と忘れがちなのが、膝上です。
膝の上に乗っているのは、脂肪だと思っていませんか? 実はこれも、むくみが原因かもしれません。膝上のプニプニは、脂肪ではなくむくみかもしれませんよ。リンパマッサージをしたら、スッキリ解消することもあります。
膝上のリンパマッサージは、膝上のたるみを掴むように刺激しましょう。足を伸ばした状態で床に座り、膝上の肉をつまんだり、親指の腹で指圧したりしてみましょう。手を離した時にスゥ~っとした感じになったら、リンパが流れた証拠です。
太もものリンパマッサージのやり方
太もものリンパが流れると、全身の巡りが改善しやすいです。
足を伸ばした状態で床に座り、膝から足の付け根に向かって流します。いくつかやり方があります。
太ももの上側のリンパマッサージ
- こぶしの第二関節で、膝から付け根まで流す
- 親指の腹で、膝から付け根まで順番に指圧する
- 手のひらでグルグルと回す感じでマッサージする
太ももの外側のリンパマッサージ
- 手でつまむように揉みほぐす
- こぶしの第二関節で流す
- ももの外側が上に向くように体を傾け、手のひらでこする
太ももの内側のリンパマッサージ
- 手でつまむように揉みほぐす
- 足裏をつけてあぐらをかき、親指で指圧する
- 手のひらでグルグルと回す感じでマッサージする
太ももの裏側のリンパマッサージ
- 体を傾けて、手でつまむように揉みほぐす
- こぶしの第二関節で流す
太ももの裏側をリンパマッサージしたら、ついでにお尻の下側の部分も揉みほぐしましょう。後ろから見たときの脚長効果につながります。
それぞれ自分のやりやすい方法や、気持ちいいと感じる方法でやってみてください。
足の付け根のリンパマッサージのやり方
足の付け根、つまり鼠径(そけい)部はリンパ節です。足を伸ばして床に座った状態で、ビートたけしのギャグ「コマネチ」みたいにマッサージするのも効果的です。
親指で、鼠径部を全体的に指圧するのもオススメです。
そして最後は、左鎖骨のリンパを指でこすっておきましょう。左鎖骨はリンパの流れの最終地点です。ここを最後に刺激することで、リンパの流れが全身に行きわたります。
足痩せリンパマッサージのポイントとコツ
足痩せリンパマッサージのポイントとコツをご紹介します。リンパマッサージの効果をアップしてくれます。
注意点は、食後や熱っぽい時などはマッサージをやらないこと。また妊娠中・生理中も避けるようにしましょう。
水を飲むと効果アップ
足痩せリンパマッサージをする前に、かならず水を飲むようにしましょう。体に素早く水分を吸収させるためには、少し冷たいくらいの水がベストです。冬は常温で充分でしょう。全身に水分が行き渡るまで、1~2分くらい置いてからマッサージを始めましょう。
また日頃から血行を良くしておくためには、朝起きたときの水分補給や、小まめに水分補給を心がけることも大切です。それが便秘解消にもつながり、便秘を解消することで血行も良くなります。
リラックスしてやると効果アップ
足痩せリンパマッサージの効果をアップするためには、リラックスした状態でやることです。リラックスしていると血管やリンパが広がりやすく、流れが良くなります。アロマを嗅いだり、心身ともにリラックスできる環境をつくってからマッサージすると良いでしょう。
お風呂上がりが効果的
湯船に浸かりながらマッサージすると良いという人もいますが、お風呂上がりのほうがオススメです。お風呂の中だとマッサージしにくいですし、老廃物が流れた感覚を感じにくいんです。自分の感覚で覚えていくほうが、効果が実感できますよ。ただしお風呂場など温かい場所でやるのは効果的です。お風呂上がりは血行が良くなって、体も温まっているので、マッサージのベストタイミングですよ。
足痩せリンパマッサージで全身もダイエット!
足痩せリンパマッサージで足を細くする方法をご紹介しました。
足のリンパマッサージをすると、足が細くなるだけではないのです。足の血行やリンパの流れが良くなると、全身の巡りが良くなります。
それはダイエット効果だけでなく、健康効果も高いんですね。毎日を元気に美しく過ごすためにも、足痩せリンパマッサージをぜひやってみてください。