朝ストレッチダイエットの効果。なぜ寝起きが痩せるの?
目覚ましが鳴り、あと5分だけ寝たい!という気持ちになる時ってありますよね。
その5分間を使って、ダイエット効果をアップさせる方法があるんです!
それが、「朝ストレッチダイエット」。
ベッドの中で、もぞもぞと眠気の余韻にひたるよりも、その時間を痩せるために使ってみませんか?
朝ストレッチはダイエット効果だけでなく、頭と体をスッキリさせて、健康効果もアップする方法なんです。
寝起きのストレッチで、気持ちよく朝をスタートさせましょう!
目次
寝起きの朝ストレッチでダイエット効果アップ!
夜にストレッチをするダイエット方法もありますが、朝ストレッチにもダイエット効果があります。朝は、これから1日の活動をはじめる大事な時間。
朝からストレッチをすれば、頭も体もスッキリ目覚めて、有意義な時間を過ごすことができます。ダイエットだけでなく、あなたの夢実現にも効果を発揮してくれるでしょう。
朝ストレッチと夜ストレッチの効果の違い
では、朝のストレッチと夜のストレッチの効果には、どのような違いがあるのでしょうか?
どちらのほうが効果が高いということではなく、それぞれに効果的な理由があります。
夜ストレッチの効果は、おもに以下の3つです。
- 安眠しやすくなる効果
- 疲労を回復する効果
- ストレス軽減の効果
夜ストレッチは、1日使った体の疲れを癒す効果があります。そして活動モードだった神経を鎮め、リラックスすることでストレスを軽減する効果もあります。
この2つの相乗効果により、安眠効果がアップするというわけです。
それに対して朝ストレッチは、休眠モードだった脳と体、神経などを目覚めさせ、ふたたび活動モードに切り替える効果が期待できます。
そうすることで自律神経を整えて、心も体も元気に過ごすことができます。
では、朝ストレッチのダイエット効果をご紹介しましょう。
朝ストレッチダイエットの効果
寝起きにストレッチをするだけで、ダイエット効果がアップします。具体的には、どんな効果があるのか見ていきましょう。
頭も体もシャキっと目覚める
朝起きてすぐに軽いストレッチをすることで、眠っていた脳と体が、徐々に目覚めていきます。
いきなり激しい運動をすると、体に負担がかかりますが、ベッドの上でできるくらいのストレッチなら、気持ちよく目覚めることができます。
ストレッチ後は頭が冴えて、シャキっとしますよ。
胃腸の調子が良くなり、便秘解消
睡眠中は胃腸の活動が停滞していますので、寝起きにストレッチをすると、ふたたび胃腸のはたらきが活発になります。
午前中はデトックスタイムですから、朝ストレッチをすることで、便秘解消の効果が期待できます。
血流が良くなり、代謝アップ
朝ストレッチダイエットの一番の効果は、血流が良くなり、代謝がアップすることです。
眠っている間は血流もおだやかに流れていますので、いきなり寝起きに激しい運動をすると、体に負担がかかります。
そこで、朝ストレッチをすると、体に負担をかけることなく、代謝をアップすることができます。
ダイエットのためにウォーキングやランニングをしている人は、少しずつ体を目覚めさせていくことで、スムーズに代謝をアップさせていくことができるでしょう。
自律神経が整い、痩せやすい体に
朝ストレッチダイエットは、自律神経を整える効果もあります。自律神経は、夜に副交感神経が優位になり、リラックスしながら眠りにつきます。そして、朝になると交感神経が優位になり、活動モードに切り替わります。
でも、寝起きはまだその境目にいるので、半分眠っている状態です。
交感神経が優位な状態になると、脂肪が燃焼しやすくなるので、朝ストレッチをすることで活動モードになり、痩せやすい体になります。
また、自律神経はストレスによって乱れやすくなるので、メンタル的にも不安定な状態になりやすいです。心が乱れていると、血流が悪くなり、ダイエット効果が半減してしまいます。
健康のためにも、ダイエットのためにも、自律神経を整えることが大切です。そのためには、朝ストレッチダイエットが効果的です。
脂肪が燃焼しやすくなる
朝ストレッチをすると、柔軟性が高まり、体を動かしやすくなります。
体が動かしやすくなるということは、消費カロリーがアップするので、脂肪が燃焼しやすくなり、ダイエット効果もアップするというわけです。
寝起きにベッドの中で朝ストレッチ
寝起きの5分間を使って、ベッドの中で朝ストレッチをしましょう。とっても簡単なので、半分寝ながらでもできます。やっているうちに、少しずつ目が覚めてきて、自然と起きることができます。
つまり、二度寝防止にも効果的ですよ。
朝ストレッチ 伸びをする
寝起きストレッチをする前に、まず両手を上に伸ばして、伸びをしましょう。血行が促進されて、ダイエット効果がアップすると同時に、脳梗塞などの予防にもなります。
ただし、寝起きに伸びをすると、足がつることが多いです。
とくに高齢の人に多いので、その場合は膝を立てて、上半身だけ伸びをすると良いでしょう。
では、朝ストレッチをはじめます。
朝ストレッチ①
- 仰向けになり、両手を横に広げます。
- 両ひざを立てて、ひざを左右にゆっくりと倒します。
- 5回ずつくり返しましょう。
寝具や寝相によっては、寝起きに腰が痛いと感じる人もいるかもしれません。
朝起きて腰が痛いと、どっと疲れが出てきますよね。朝ストレッチをすることで、そんなブルーな気持ちを解消してくれますよ。
もし不自然な体勢で寝ていたなら、体の歪みを治す効果も期待できます。
朝ストレッチ②
- 仰向けになり、両手を横に広げます。
- 両足の足裏をくっつけて、ひざを開きます。
- そのまま10~20秒、股関節をストレッチします。
このストレッチは、骨盤の開きを解消する効果が期待できます。また、股関節をストレッチすることで、全身の血流が良くなり、代謝アップにつながります。
朝ストレッチ③
- 四つん這いになります。
- お尻をかかとにつけて正座の状態になり、おでこは布団につけます。
- 腕は真っすぐ伸ばし、肩をストレッチします。
- そのまま20秒くらいキープし、深呼吸をくり返します。
以上のストレッチが終わったら、ベッドの上でリラックスして、腹式呼吸(ドローイン)をしましょう。
- まず息を吐き、鼻から息を吸いながら、お腹をふくらませます。
- ゆっくりと口から息を吐きながら、お腹をへこませます。
- これを20秒くらいくり返し、起きます。
腹式呼吸がうまくできない人は、深呼吸をくり返すだけでもOKです。
呼吸を深くすることで、脳に酸素が届き、目が覚めてきます。また、血流もアップするので、ストレッチの効果が高まりますよ。
朝ストレッチダイエットの効果を高めるコツ
寝起きにやる「朝ストレッチ」のやり方をご紹介しましたので、朝ストレッチダイエットの効果をさらに高めるコツをご紹介していきます。
起きたらすぐに水か白湯を飲む
朝ストレッチをして起きたら、すぐにコップ1杯の水か白湯を飲みましょう。冬は常温でも冷たいので、なるべく白湯をオススメします。
ストレッチをしなくても、寝起きに水か白湯を飲むとダイエット効果がアップしますよ。
個人的な意見としては、朝ストレッチの前に水を飲むことをオススメしたいのですが、いきなり起き上がるよりも、徐々に目覚めていくほうが体に負担がかかりません。
そのための寝起きストレッチなので、起きてから水を飲むと良いでしょう。
起きてから、朝食前にもストレッチをする
朝ストレッチダイエットの効果を高めるには、起きてから朝食前にもストレッチをすることをオススメします。水か白湯を飲んで、血流がアップした状態に追い打ちをかけます。
ヨガなら、「ストレッチ効果」と「適度な筋トレ効果」で、朝にオススメです。
起きてからは、多少筋肉に負荷をかけたほうが、交感神経が優位になり、消費カロリーがアップします。
◆ダウンドッグ(背中とひざ裏のストレッチ)
これは「ダウンドッグ」というヨガのポーズですが、朝は体が硬いので、ちょっとツライかもしれません。でも、毎日やると少しずつ体が柔らかくなっていくのを感じられるはずですよ。
頭を下げることで、血流が脳に行きわたり、頭が冴えてくる効果もあります。
◆太もも筋トレ&股関節ストレッチ
- 立った状態で足を前後に開き、両手を組んで上に伸ばします。
- 前足のひざを曲げて、そのまま腰を落としていきます。
- 太ももの筋力アップと、鼠径部(そけいぶ)のストレッチができます。
- 足を入れ替えて、反対も同じようにやりましょう。
よく噛んで朝食を食べる
朝ストレッチをすると、血行が良くなり、全身に栄養が行き渡りやすくなります。
このタイミングで朝食を食べると、ダイエットに必要な栄養を効率よく吸収することができます。よく噛んで、消化を良くすることも、栄養の吸収に必須です。
とくにオススメなのは、酵素です。生の野菜や果物に含まれているので、朝食で摂るとダイエット効果がアップします。
野菜ジュースやスムージー、ヨーグルトに果物を入れるなど、あなたが食べやすい方法で大丈夫ですよ。
寝る前の夜ストレッチもやる
朝ストレッチダイエットの効果を高めるコツは、寝る前の夜ストレッチもやることです。
夜ストレッチの効果については、すでにご紹介しましたが、「安眠効果」「疲労回復効果」「ストレス軽減」などがあります。
しっかりと睡眠をとるサポートになりますので、ダイエット効果がアップします。
毎日続ける
朝ストレッチダイエットの効果を高めるコツは、とにかく毎日続けることです。ベッドの中でできる寝起きストレッチなら、毎日でもできそうですよね。
朝から気分よく過ごし、仕事の効率を上げる効果もありますので、ぜひ毎日続けてみてください。
朝ストレッチダイエットの注意点
朝ストレッチダイエットは、まだ体が休眠モードになっているときに行うので、注意点がいくつかあります。無理してやると体を壊すので、次のことに注意して行いましょう。
- いきなり激しく動かない
- 無理をしない
- 快適な室温で行う
寝起きはまだ、体も脳も半分眠っている状態です。そのため、はじめはゆっくり、徐々に動くようにしましょう。
そして、痛いと感じたら無理をしないこと。朝は体が硬いので、無理してストレッチをすると、肉離れや筋、関節などを痛めてしまうので注意しましょう。
また、冬は寒い部屋を温めてからストレッチすることをオススメします。
寒い状態でストレッチをすると、効果が半減するだけでなく、心臓にも負担がかかります。快適な室温に温めてから、朝ストレッチをしてくださいね。
朝ストレッチダイエットで思い通りに痩せる!
朝ストレッチダイエットの効果とやり方をご紹介しました。
朝からストレッチをすると、体が気持ちいいだけでなく、集中力がアップするなど、脳にも良い影響があります。
毎日なんとなくだるくて、疲れが抜けないと感じていた人は、夜ストレッチと朝ストレッチの相乗効果で回復できるでしょう。脂肪も燃焼しやすくなり、思い通りに痩せる効果が得られるはずですよ。