肌を傷つけないで深剃りする正しい髭の剃り方
毎朝の髭剃りは、男性の身だしなみの1つですよね。
でも、キレイに剃れなかったり、肌が痛くなったり、という悩みを抱えていませんか?
「キレイに髭を剃りたい!」
「でもカミソリ負けはしたくない!」
そんな男性の悩みを解消するために、今回は、正しい髭の剃り方をご紹介します。
深剃りしてもカミソリ負けしないコツもご紹介しますので、肌を傷めない髭の剃り方を習得していきましょう!
目次
キレイに剃れるのは「T字カミソリ」
髭剃りアイテムには、T字カミソリや電気シェーバーなどがありますが、キレイに剃れるのは「T字カミソリ」です。
T字カミソリは深剃りしやすく、価格も安いのがメリットです。
ただし、T字カミソリは刃が直接肌に触れるため、カミソリ負けしやすいデメリットがあります。
そのため、肌が弱い敏感肌の人はカミソリよりも電気シェーバーのほうがオススメですが、電気シェーバーはカミソリほどキレイには剃れないですよね。
だからこそ、「T字カミソリで、カミソリ負けしないでキレイに剃りたい!」という男性も多いと思います。
そこで今回は、T字カミソリで髭を剃るときの正しい方法をご紹介します。
T字カミソリを使った正しい髭の剃り方
カミソリを使って髭を剃っている人は、何となく適当に剃っていませんか?
髭剃りを自己流でやってしまうと、肌を傷つけてカミソリ負けしやすくなってしまいます。
カミソリ負けを防ぐには、正しい髭の剃り方をする必要があります。
T字カミソリを使った正しい髭の剃り方の手順は、以下の通りです。
- まずは洗顔をする
- 髭と肌を柔らかくする
- シェービング剤をつける
- 剃る順番は頬から
- 小まめに刃を洗いながら剃る
- 水で顔を洗う
- アフターシェービング
では、7つの手順のポイントを解説していきますね。
①まずは洗顔をする
まずは洗顔をして、顔についた汚れやホコリなどを落とします。
顔に汚れやホコリがついた状態で髭を剃ると、肌を傷つけたり、刃が傷ついたりしてしまうので、最初に洗顔をしておくことは大切なステップです。
②蒸しタオルで髭と肌を柔らかくする
髭は、乾燥した状態だと非常に硬くなっているので、蒸しタオルで髭と肌を柔らかくしてから剃りましょう。
そのまま剃ってしまうとカミソリ負けの原因になったり、カミソリの刃が傷ついたりしてしまいます。
蒸しタオルを1~3分くらい顔に乗せて、肌や髭が柔らかくなってから剃ると、刃滑りがスムーズになります。
◆蒸しタオルの作り方
蒸しタオルの作り方は簡単で、濡れたタオルを電子レンジで30秒~1分温めるだけ。やけどしないように注意して、髭の部分に乗せましょう。
③シェービング剤をつける
蒸しタオルで肌を温めた後は、必ずシェービング剤をつけます。シェービング剤には油分が含まれているので、滑りを良くしてカミソリ負けを防ぐ効果があります。
また、髭をさらに柔らかくする効果もあるので、髭が硬い「口まわり」から先に塗り始めると良いでしょう。
シェービング剤にはいくつかの種類があり、その中でも一般的なタイプを2つご紹介します。それぞれの特徴を見てみましょう。
◆シェービングフォーム
きめ細かい泡が出てくるシェービングフォームは、弾力があり、肌とカミソリとの摩擦を軽減する効果が高いのが特徴です。
ただし、泡で肌や髭が隠れてしまうと、髭が見えにくいので剃りづらいと感じる人もいるかもしれません。
◆シェービングジェル
シェービングジェルは水分が多いので、髭を柔らかくする効果が高いのが特徴です。透明なジェルなら、髭が見えなくなることも少なく、剃り残しを防ぐことができます。
④剃る順番は頬から・剃る方向は順剃り
髭を剃る順番は、「頬」などの剃りやすい場所から剃り始め、髭が硬い「顎」や「口まわり」は、十分に髭が柔らかくなってから最後に剃りましょう。
剃る方向は、いきなり逆剃りはNG。まずは、毛の流れに沿って順剃りをして、もし剃り残しがある場合には逆剃りをしましょう。
◆剃り方のポイント
「深剃りしたい」と思うとカミソリを強く当ててしまいがちですが、力を入れ過ぎずに軽く剃るのがポイントです。そして、何度も同じ場所にカミソリを当てず、基本は1回のみです。
また、ストローク(1回で剃る距離)は短めにしましょう。ストロークが長くなると、カミソリ負けの原因になるので気をつけてください。
⑤小まめに刃を洗いながら剃る
カミソリを1~3回くらいストロークしたら、髭やシェービング剤がカミソリについてしまうので、小まめに刃を洗いながら剃りましょう。
剃った髭が刃についていると切れ味が悪くなり、カミソリ負けの原因になります。髭が濃い男性は、1回ごとに洗うほうが良いでしょう。
⑥水で顔を洗う
髭剃りが終わったら、顔についた髭やシェービング剤を水で洗い流します。
タオルで拭き取るのではなく、水で洗うのがポイントです。髭剃り後の肌は熱を持っているので、水で洗顔することで炎症をしずめ、毛穴を引き締める効果もあります。
⑦髭剃り後のアフターケア
正しい髭の剃り方をしても、カミソリの刃が直接肌に当たっている以上、多少は肌が傷ついてしまいます。そのため、髭剃り後は必ずアフターケアをしましょう。
アフターシェービングローションには、髭剃り後の肌をケアしてニキビをできにくくする「アルコール成分」や、肌に受けた刺激を和らげる「保湿成分」などが含まれているので、髭剃り後のアフターケアにオススメです。
また、カミソリ負けしやすい人や、肌が乾燥しやすい人は、アフターシェービングローションの後に、乳液や保湿クリームを塗るのがオススメ。
肌をしっかりと保湿することで、髭剃り後の肌トラブルを予防するとともに、肌を丈夫にしてカミソリ負けしにくい肌にすることができます。
髭の剃り残しをなくす方法
キレイに剃ったつもりでも、外出先で髭の剃り残しに気づくと慌ててしまいますよね。そこで、髭の剃り残しをなくす方法をご紹介します。
朝起きて15~20分後に剃る
髭の剃り残しをなくすには、朝起きて15~20分後に剃るのがオススメ。なぜなら、朝起きたときは顔がむくんでいることが多く、髭が皮膚に埋もれている可能性があるからです。
顔のむくみが少し回復してから、髭を剃るほうが深剃りできます。
張り手をする
できるだけ深剃りしたい人や、剃り残しをなくしたい人は、張り手を使って剃るのがオススメです。
張り手とは、皮膚を引っ張ってフラットな状態にして剃る方法のことです。肌がフラットな状態になると剃りやすくなり、しかも髭の根元からしっかりと剃ることができます。
張り手のやり方は、カミソリを持っていないほうの手で、カミソリを動かす方向とは逆方向に皮膚を引っ張ります。
張り手をすると髭が立ち上がり、深剃りしやすくなります。ただし、張り手は皮膚への負担が大きくなるので、あまり頻繁に使わないほうが良いテクニックです。
どうしても必要な場合のみ、張り手を使用しましょう。
順剃りの後に逆剃りをする
T字カミソリを使った髭剃りの場合、順剃りが基本ですが、順剃りで剃り残しがある場合や、顎の下などは逆剃りのほうが剃りやすいかもしれません。
ただし、逆剃りは深剃りになるので、力を入れ過ぎないように注意しましょう。カミソリ負けの原因になってしまいます。
また、逆剃りをするときは、張り手をするとより剃りやすく、深剃りできます。
カミソリ負けを防ぐ髭剃りのコツ
正しい髭の剃り方と、剃り残しをなくす方法をご紹介したので、最後に、カミソリ負けを防ぐ髭剃りのコツをご紹介します。
3枚刃より5枚刃のほうが肌を傷つけない
T字カミソリにも色々な種類があり、刃の枚数が違います。肌を傷つけないためには、刃の枚数が多い「5枚刃」のほうがオススメです。
刃の枚数が多いほうが1枚の刃にかかる圧力が少なく、圧力が分散されるので肌に負担がかかりにくいです。
逆に、髭があまり生えない人や、髭の量が少ない人は、刃の枚数が少ない「3枚刃」のほうがオススメです。刃の枚数が少ないほうがヘッドの部分が小さいので、小回りが利きます。
カミソリの劣化を防ぐために正しく保管する
カミソリが劣化すると切れ味が悪くなり、カミソリ負けをしてしまう恐れがあります。カミソリが劣化する大きな原因は、正しく保管できていないことが挙げられます。
保管方法が悪いと雑菌が繁殖しやすくなり、そのカミソリで剃るとニキビなどの肌トラブルを起こしやすくなります。
カミソリの劣化を防ぐには、髭剃り後はカミソリをしっかりと洗い、風通しの良い場所に保管して乾燥させておくことです。
たとえば、カミソリをお風呂場に置いたままにすると、雑菌が繁殖しやすくなるのでNGです。
切れ味の良いカミソリを使う
切れ味の良いカミソリを使うことが、カミソリ負けしない重要なポイントです。
カミソリは使うごとに切れ味が悪くなっていくので、剃っているときに痛みを感じたり、キレイに剃れなくなったと感じたらカミソリを新しくするタイミングです。
切れ味の悪いカミソリを使って髭剃りをすると、何度も同じ場所を剃らないとキレイに剃れず、カミソリ負けの原因になります。
カミソリ負けを防ぐためには、小まめにカミソリの刃を交換して、つねに切れ味の良いカミソリを使うことが大切です。カミソリの刃の交換は、だいたい2週間が目安となります。
カミソリ負けを防ぐ剃り方で夕方までキレイな肌をキープ
正しい髭の剃り方をご紹介しました。カミソリ負けを防ぐには、正しい剃り方をすることで肌に負担をかけないことが大切です。キレイに髭が剃れれば、夕方までキレイな肌をキープすることができますよ。また、カミソリの保管方法や刃の替え時などもチェックして、キレイに髭を剃りましょう!