運動ダイエットは、2度と太らないことが最終目標
ダイエットをはじめる時に考えることは何ですか? 「短期間で痩せられたらいいな」と思ってダイエットしている人も多いと思います。
そんな生半可な気持ちではなく、「絶対に、この日までに痩せる」と意気込んでいる人もいることでしょう。
でも短期ダイエットはオススメできません。なぜなら「リバウンドするから」です。
とはいえ、食事ダイエットよりは運動ダイエットのほうが、リバウンドしにくいんです。
それに運動ダイエットなら、短期間でも効率的に痩せやすいんです。
運動ダイエットの中でも、オススメの5つをご紹介したいと思います。
基本的には運動で痩せるというよりも、痩せやすい体質をキープすることが一番の目的です。
目次
運動ダイエットのメリット
運動ダイエットって、そもそも何のためにやりますか? なぜあなたは、運動ダイエットを選びますか? 根本的なことをちょっと考えてみましょう。
筋肉量が増えて代謝アップ
運動ダイエットは、健康管理の一環としてはじめる人もいますよね。生活習慣病のリスクがあるから、そろそろ本気で痩せないといけないと思っているかもしれません。
運動ダイエットのメリットは、筋肉量が増えて代謝がアップすること。つまり痩せやすい体質になれるんです。
痩せやすい体質を手に入れれば、一生太りにくくなるということです。それは同時に、病気になりにくいということも意味しています。
効率的に痩せることが可能
運動ダイエットは、短期間で効率的に痩せることも可能です。そのため短期間で結果を出したい人は、運動系のダイエットを選ぶことが多いでしょう。
でも「短期間で痩せる」と銘打っているダイエット方法は、キツイ運動であることが多いですよね。だから続かないんです。もしくは期間限定で頑張れても、成功後にリバウンドすることが多い。
それでは痩せた意味がないんです。だから効率を求めるのは、あまりオススメできません。
食事はそれほど変えなくてもOK
運動ダイエットのメリットは、食事をそれほど変えなくて良いこと。成功するダイエットの原理は、消費カロリーが摂取カロリーよりも多くなれば体重が減るというメカニズムです。
だから、食べる量よりも運動する量のほうが多ければ、痩せるんですね。
食事をあまり減らしたくない人は、運動ダイエットを選ぶと良いでしょう。食事ダイエットは体調を崩すこともあるし、我慢するのが苦手な人もいると思います。
でも運動ダイエットは、メリットしかないと言っても良いくらいですよね。
部分痩せは基本的にムリだと言われている
運動ダイエットの中には、部分痩せを目指している人もいるでしょう。ただし基本的には、部分痩せはムリだと言われています。
とはいえ、筋トレで部分的に筋肉を強化することは可能です。つまり部分的に引き締めることは可能なので、絶対にムリというわけでもありません。
筋トレで引き締めるのは可能
部分痩せをしたいなら、筋トレがいちばん効率的です。というよりも、筋トレ以外ではあり得ない効果です。部分痩せと筋トレは、セットで考えたほうが良いでしょう。
どこの筋肉を使っているのか意識しながら筋トレをすることで、部分的に痩せる可能性があります。中には簡単な筋トレ方法もありますので、挑戦したい人はチェックしてみてください。
▶筋トレ
代謝を上げることで全体的に痩せる
部分痩せをするなら、まずは全体的な代謝を上げることです。代謝を上げるには、筋肉量を増やすことが必要です。そうなると、やっぱり行きつく先は、筋トレなんですね。
もっとも効率的に痩せると言われている方法は、「筋トレ」の後に「有酸素運動」をすること。これ以上に効率的に痩せる方法はないと言っても良いでしょう。
運動ダイエットでリバウンドしない方法
ダイエットは、リバウンドしないことを一番の目標にしましょう。なぜならリバウンドは、痩せた体重が増えるだけではないからです。
リバウンドはもっと深刻で、太りやすい体質になり、動脈硬化や脂肪肝、糖尿病など様々な病気のリスクが高くなるんです。
でも運動ダイエットなら、比較的リバウンドが少ないです。とはいえ、短期間だけキツイ運動をして痩せても、すぐにリバウンドします。では、リバウンドしない運動ダイエットのコツをご紹介します。
ダイエットの停滞期に運動を取り入れる
ダイエットを始めて体重が一気に減ると、「やったー、すっごい痩せた!」と嬉しくなりますよね。でもこれは、ダイエットの停滞期がおとずれる典型的な特徴です。
「ダイエットの停滞期って何?」という人もいると思うので、簡単に説明しましょう。
人間の体には、危機管理能力があります。体重が急激に減ると、命の危険を感じて、死なないための防御策をとるんです。
人間の体って、すごいんですよ。その防御策というのが、「体に脂肪をたくわえること」なんです。
食べてないのに痩せない。運動しても痩せない。という状況は、ダイエットの停滞期になった可能性があります。
食事だけでダイエットをしていたなら、運動を取り入れてみてください。
もし運動もしているなら、逆に高カロリーの食事を摂ってみてください。一度しっかりと栄養が入ってくると、カロリーが消費しはじめる可能性があります。
いちばん良いのは、停滞期にならないように、ゆるやかに体重を落としていくことですよ。
ゆるい運動ならリバウンドしない
ダイエットでリバウンドしてしまうのは、キツイ運動を続けられないからですよね。続けられないということは、「そもそも痩せられない」か「リバウンドする」かのどちらかです。
でも、ゆるい運動なら何となく続けることができるでしょう。
「そんなことしても痩せられない」と思うかもしれませんが、キツイ運動に挫折して何もしなくなるくらいなら、ゆるい運動を続けたほうが痩せます。
3ヶ月以上続けられる方法を選ぶ
運動ダイエットでリバウンドしない方法は、3ヶ月以上は続けられる方法を選ぶことです。
「3ヶ月もダイエットするの?」と思った人は、リバウンドしやすいダイエット方法を選んでいる可能性が高いです。
本当は一生続けられるくらいのほうがベストです。最低期間が3ヶ月なんです。3ヶ月続ければ、痩せやすい体質になっている可能性が高いので、あとは維持することを目的にすれば良いでしょう。
失敗しない運動ダイエット厳選5つ
運動ダイエットをするなら、痩せやすい体質を作るための流れが必要です。体質を改善するためには、1つの運動をするのではなく、トータルバランスで痩せやすくする必要があるんです。
「何かむずかしそう」と思うかもしれませんが、簡単ですので安心してください。そもそもツラい運動では体質改善にならないので、どれも比較的ゆるい運動です。
まずは呼吸法で運動ダイエット効果アップ
リバウンドしない運動ダイエットをするためには、呼吸法から改善すると良いでしょう。呼吸は24時間していますので、呼吸法を変えるだけで、痩せやすい体質を作ることが簡単になります。
痩せやすい体質を作る基礎だと思ってもらえれば良いでしょう。呼吸法を変えることは、他にもメリットがあります。
日頃からストレスがたまっている人は多いと思いますが、疲労回復やストレス軽減の効果も期待できます。
▶ヨガ呼吸法のダイエット効果!ストレス解消と免疫力アップで心も体もキレイに
運動ダイエットは、ゆる~く続けるのがコツ
運動ダイエットでリバウンドしないためには、一生続けられるくらいのゆる~い運動をするのがコツです。
たとえばワタシたちは、毎日歩いていますよね。健康な人で、まったく歩かない人はいないはずです。
ウォーキングは、高齢者でもできる簡単な運動の1つです。健康管理としても有効です。
でも「ウォーキングするぞ!」と気合いを入れる必要はありません。何となく毎日歩くことを選ぶだけです。むしろ気合いを入れるのは、禁止! ゆる~く続けましょう。
▶ウォーキングは痩せないと思っていませんか?本当の効果と痩せるコツ
インナーマッスルを鍛える体幹トレーニング
ワタシが色々な運動ダイエットを調べて、効果があると感じたのは「体幹トレーニング」です。イメージ的に「むずかしそう」とか「きつそう」と思う人もいるかもしれませんね。
でも体幹トレーニングは、きつい運動だとインナーマッスルを鍛えられません。きつい運動だとアウターマッスルを鍛えてしまうので、ムキムキになってしまいます。
インナーマッスルを鍛える方法は、どれもゆる~い運動なんです。
モデルや女優がやっていることでも知られている「ヨガやピラティス」も、インナーマッスルを鍛える運動です。
ヨガやピラティスは、やり方がむずかしいと感じる人もいると思いますので、いちばん簡単な「プランク」をおすすめします。
ストレッチで運動効率アップ
運動ダイエットをするなら、体の柔軟性を高めることは大切です。なぜ大切なのかというと、「ケガをしにくくなる」ことと「運動の効率が高まる」というメリットがあります。
運動の前後にストレッチをすることで、筋肉疲労を改善することもできますね。
また「運動は嫌いだけど、ストレッチくらいならできるかも」という人は、ストレッチをするだけでも血行が良くなって代謝がアップします。まずはストレッチから始めてみてはいかがですか?
最強の有酸素運動はランニング
わりと本気で運動ダイエットを始めようと思っている人は、ランニングがおすすめ。でも今まで運動をしていなかったのに、いきなりランニングをするのは禁止!
まずは「呼吸法」「ストレッチ」「体幹トレーニング」「ウォーキング」などで、体の基礎を作ってから始めましょう。
ダイエットは体重を落とすことが目的ではなく、脂肪を減らすことが目的です。脂肪を減らすためには、有酸素運動が良いと言われています。
有酸素運動の中でも、ランニングは最強です。健康管理とダイエットを本気で考えるなら、最終的にはランニングに挑戦すると良いでしょう。
▶今すぐ走りたくなる!ランニングのすごい効果とダイエット効率を高める方法
運動ダイエットは気持ちいいと感じるくらいがベスト
運動ダイエットは、続けられることが一番のポイントです。そして、気持ちいいと感じるくらいの負荷がベストです。ハード過ぎれば続きませんから。
でも「運動って気持ちいい!」と感じられれば、快適に何年も続けることができますよね。運動ダイエットの目的は、おもに2つあります。
- 健康なカラダを手に入れること
- もう二度と太らないこと
つまり体質改善が最終目的なんです。そのためには、運動が気持ちいいと感じられなければ続きません。つらい運動ダイエットをするのは、もうやめにしましょうね。