シミに効くアロマオイルで美白ケアができる!
アロマオイルは、リラックス効果があることで有名ですが、じつはシミに効くアロマオイルもあります。
アロマオイルには、「香りを嗅いでリラックスする」という目的の他にも、「肌につけてスキンケアをする」という役割もあります。マッサージオイルとして使うことも多いですね。
他にもいろいろな利用方法があるアロマオイルですが、今回は「シミに効くアロマオイルの選び方と使い方」をご紹介します。
リラックスしながらスキンケアもできるなんて、女性にとっては嬉しいことづくしです。そんなアロマオイルの効果について見ていきましょう。
目次
アロマオイルでシミが消えるって本当?
アロマオイルには、さまざまな利用方法があります。香りを楽しむのはもちろん、傷の治療から、掃除用・洗濯用の石鹸にも利用することができます。
そんなアロマオイルに、シミが消える効果があると言われているのです。
いい香りでリラックスできるのが「アロマオイルの効果」ですが、シミも消してくれるなんて、とっても嬉しいですよね。
でも、アロマオイルには色々な種類があり、どれでも良いわけではありません。
また、アロマオイルといっても、混合物が含まれているオイルもあるので、効果のあるアロマオイルを見つけることも大切です。
アロマオイルとは?
アロマオイルという言葉が一般的ですが、じつは「アロマオイル」という名前は、100%天然のオイルではない確率のほうが高いです。
では、本物のアロマオイルとは何なのでしょうか?
天然のエッセンシャルオイル(精油)
アロマオイルとして売られているものの中には、100%天然成分ではないオイルもあります。アロマ成分が入っていることで、「アロマオイル」として販売されることもあるので気をつけましょう。
本物のアロマオイルは、「エッセンシャルオイル」として売られていることがほとんどです。
「精油」とも呼ばれています。この2つの名前以外のアロマオイルは、100%天然成分ではない可能性があります。
金額はさまざまですが、目安として、いちばん安いオイルでも1mlあたり150円くらいすることが多いです。100円ショップのオイルは、ほぼ確実にエッセンシャルオイルではないと考えられます。
肌につけるならエッセンシャルオイルのみ
アロマオイルの利用には、いろいろな方法があります。香りを楽しむだけなら、100%天然のエッセンシャルオイルでなくてもOKです。
ただし、香りによるアロマの効果を得るためには、やはり天然のエッセンシャルオイルが良いでしょう。
また、肌につける場合には、必ずエッセンシャルオイルを使用しましょう。
「肌につけても大丈夫です」などと書かれているものは大丈夫かもしれませんが、やはりアロマそれぞれの効果を目的とする場合は、エッセンシャルオイルを使うことをオススメします。
※この記事ではここから先、エッセンシャルオイルのことを「アロマオイル」と記載しますのでご注意ください。
シミに効くアロマオイルの効果
シミに効くアロマオイルをご紹介する前に、そもそもどんな効果があれば、シミが消えるのか考えてみましょう。
シミの原因は?
シミができる原因は、おもに「紫外線」「ターンオーバーの乱れ」「ホルモンバランスの乱れ」などがあります。これらを改善する効果のあるアロマオイルを使えば、シミを消す効果が期待できます。
メラニンの生成を抑えるアロマオイル
たとえば、紫外線を浴びることで「メラニン」が生成されますが、メラニンの生成を抑える効果のあるアロマオイルがあれば、シミを改善することができます。
「そんなアロマオイルがあるの?」と思うかもしれませんが、じつはあります。
ターンオーバーを正常にするアロマオイル
肌トラブルを改善するには、「抗酸化作用のある成分」か「ターンオーバーを正常にする成分」が必要です。
ニキビやシワ、シミや乾燥肌など、すべての肌トラブルを改善するには、この2つの効果が必要です。アロマオイルの中には、これらの作用が期待できるものもあります。
ホルモンバランスを整えるアロマオイル
ストレスや睡眠不足などによって、シミができやすくなる場合もあります。ストレスや睡眠不足は、血行を悪くし、ホルモンバランスが乱れることで、シミなどの肌トラブルが起こります。
つまり、ストレスや睡眠不足を改善できるアロマオイルなら、結果的にシミを消す効果が期待できるというわけです。この効果は、アロマオイルの得意分野ですね。
シミに効くアロマオイルの選び方
シミを消すにはどんな効果が必要なのかわかったので、シミに効くアロマオイルの選び方をご紹介します。ズバリ、どのアロマオイルにシミを消す効果が期待できるのか見ていきましょう。
メラニンの生成を抑える「ローズマリー」
シミに効くアロマオイルは、メラニンの生成を抑える効果のある「ローズマリー」です。
ローズマリーは「若返りのハーブ」とも呼ばれていて、脳を活性化させたり、リフレッシュしたいときにもオススメの香りです。
シミを改善するには、紫外線を浴びることで発生したメラニンを抑えなくてはいけません。ローズマリーには、血行を促進して肌を回復させる作用があり、メラニンの生成を抑える効果が期待できます。
ターンオーバーを活発にする「パチュリ・フランキンセンス」
シミに効くアロマオイルは、ターンオーバーを活発にする「パチュリ」や「フランキンセンス」です。
フランキンセンスには、肌の老化を改善する効果があり、シワやたるみなどのエイジングスキンケアにオススメのアロマオイルです。
パチュリは、疲労回復や炎症を抑える効果があり、肌を再生する「ターンオーバー」を活発にする効果が期待できます。肌が新しく生まれ変わることで、シミを排出し、美白効果が期待できるのです。
免疫力を高める効果もあるので、カラダの機能を正常にし、美肌になる効果も期待できるでしょう。
安眠効果のある「カモマイル(カモミール)」
シミに効くアロマオイルは、安眠効果があることで有名な「カモマイル」です。一般的には、カモミールと呼ばれることが多いですね。
カモマイルには「ジャーマンカモマイル」と「ローマンカモマイル」があり、ハーブティーとして飲まれるのは、おもにジャーマンカモマイルのほうです。
イライラを鎮めたり、安眠効果があることで有名なアロマオイルなので、ストレスがたまりがちな人の肌トラブルを改善する効果が期待できます。
また、安眠することでターンオーバーが正常におこなわれるので、シミを改善する効果もあります。
ホルモンバランスを整える「ジャスミン」
シミに効くアロマオイルは、ホルモンバランスを整える効果のある「ジャスミン」です。甘美でエキゾチックな香りに魅了される人も多い、人気のアロマオイルです。
わたしはジャスミンが大好きで、以前育てていたことがあり、環境の変化にも強く、可憐な白い花をたくさん咲かせてくれました。
風によって漂ってくる香りは、癒し効果がバツグンで、ストレスを解消してくれます。
そのためホルモンバランスを整える効果があり、肌状態を正常にする効果が期待できます。間接的な効果ではありますが、シミを改善する効果も期待できます。
シミに効くアロマオイルの使い方
シミに効くアロマオイルの種類がわかったところで、次に、アロマオイルの使い方をご紹介します。肌に直接つける方法なので、使用方法を間違えないようにしましょう。
アロマオイルで化粧水をつくる
シミに効くアロマオイルを使った化粧水の作り方をご紹介します。目安としての分量なので、あなたに合った分量に調整をしてください。100円ショップなどで売っている、清潔な容器を用意しておきましょう。
- 精製水 100ml
- グリセリン 5~10ml
- 精油 5滴
グリセリンは、化粧水の保湿効果を高める成分です。精製水もグリセリンも、ドラッグストアで安く売っていますので、ぜひ試してみてください。
グリセリンの量が多くなれば、しっとり感の強い化粧水になり、少なければサッパリ感のある化粧水になります。
手作りの化粧水は、市販の化粧水とはちがうので、保存方法には注意しましょう。冷蔵庫で保存するのが無難です。できるだけ早めに使い切りましょう。
アロマオイルをキャリアオイルで薄めて使う
シミに効くアロマオイルの使い方は、アロマオイルの原液をキャリアオイルで薄めて使うことです。
キャリアオイルとは、植物油のことです。一般的には、アロマオイルを薄めるオイルのことをキャリアオイルと呼びます。
一般的なキャリアオイルだと、オリーブオイル・ココナッツオイル・ホホバオイル・椿オイルなどがあります。肌につけて使う場合は、できるだけキャリアオイルも混じりっけナシのものを使うようにしましょう。
たとえばオリーブオイルなら、「エキストラバージンオリーブオイル」がもっとも純粋なオイルです。
- キャリアオイル 50ml
- 精油 10滴
ヘアオイルやマッサージオイル、保湿ケアのためのオイルとして使うなら、この分量が目安になります。
アロマオイルを使う際の注意点
アロマオイルは天然成分なので、無条件で肌にもカラダにも良いと考えがちです。確かに高い美容・健康効果があるのですが、注意点もあるのでご紹介しておきます。
原液を肌につけない・飲まない
アロマオイルは天然成分なので、基本的には肌への刺激は少ないと考えられます。でも、原液は濃度が濃すぎるため、直接そのまま肌につけないように注意しましょう。
いくら肌にやさしいアロマオイルでも、原液はNGです。
また、アロマオイル(エッセンシャルオイル)を飲むという治療法があるようですが、医師などの確かな知識がある人のもとでのみ使用しましょう。
アロマオイルの用途は色々ありますが、基本的に食用にはしないでください。食用にするなら、ハーブとして売られているものを使いましょう。
薄める際の濃度に気をつける
アロマオイルの原液は、必ずキャリアオイルなどで薄めて使います。
しかし、ただ適当に薄めれば良いわけではありません。濃度が濃すぎると、肌に刺激を与える場合があるので、希釈濃度に注意しましょう。
基本的には、キャリアオイルに対してアロマオイルは1%未満となります。薄い分には問題ありませんが、濃くする場合には、1%を上回らないようにしましょう。
キャリアオイル50mlに対して、アロマオイル10滴が1%となります。
シミに逆効果のアロマオイルもある
アロマオイルがシミに効くということをお話してきましたが、アロマオイルの中には、シミに逆効果のものもあるので注意が必要です。どのアロマオイルでも良いわけではありません。
おもに、レモン系やオレンジ系などの「柑橘系のアロマオイル」は、シミに逆効果になる場合があります。
たとえば柑橘系のフルーツを食べた後に紫外線を浴びると、シミができやすくなると言われています。これを「光毒性」と言います。
もし朝食でグレープフルーツを食べたら、その後に紫外線を浴びるとシミができやすくなります。これと同じように、柑橘系のアロマオイルも、市販の美白化粧品も、朝の使用は避けましょう。
光毒性は12時間ほど続くと言われているので、朝7時に外に出るなら、夜7時までに使えばOKです。
レモンやグレープフルーツのアロマオイルは、美白効果があるので、夜のスキンケアに使用すると良いでしょう。
肌に合わない場合は使用を中止する
アロマオイルは100%天然の植物性オイルなので、基本的には副作用はありません。ただし、肌に合う・合わないということはあります。肌が弱い敏感肌の人は、とくに様子を見ながら使用してください。
肌がピリピリしたり、赤みが出てきたり、かゆみがあったり、何らかの異変を感じた場合には、使用を中止するようにしましょう。
そのため、希釈濃度を薄めから使いはじめると良いでしょう。
極端にいうと、キャリアオイル50mlに対し、アロマオイル2滴くらいから使いはじめ、問題がなければ10滴まで少しずつ増やしていくことをオススメします。
アロマオイルでリラックスしながらスキンケア
シミに効くアロマオイルの選び方と使い方をご紹介しました。アロマオイルといえば、リラックス効果がメインですが、スキンケアとしても使えることがわかりましたね。
アロマオイルにはさまざまな利用方法があり、スキンケア以外にも、手作り香水やリネンスプレー、切り傷の治療など、いろいろと使えます。使用方法には注意が必要ですが、アロマオイルをどんどん利用して、心身ともにキレイになりましょう!