ダイエット器具として人気のある「腹筋ローラー」。
短時間で腹筋を鍛えられるので、時短ダイエットにおすすめです。
なかなか痩せないお腹の脂肪を効率よく落とし、すっきりとしたウエストを作ることができます。
でも、「毎日やっても大丈夫?」「正しい使い方をしているか、わからない」という人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、腹筋ローラーの正しい使い方や回数などについて解説します。
上手に腹筋ローラーを活用して、効率よくダイエットを成功させましょう!
腹筋ローラーを時短ダイエットにおすすめする理由
効率的に痩せたい人には、腹筋ローラーがおすすめです。
数あるダイエット器具の中でも、とくにおすすめする理由は「効率的」「誰でも使いやすい」からです。
では、詳しく解説していきましょう。
腹筋ローラーは最強のダイエット器具
年齢とともにポッコリ出てくるお腹。何とかして細くしたいですよね。
しかし、年齢とともに代謝が低下してしまうため、なかなか痩せないのがお腹なのです。
食事を減らしても、ウォーキングなどの運動をしても、お腹の脂肪を落とすことは難しいでしょう。
そこでおすすめなのが「腹筋ローラー」です。
ダイエットのためには有酸素運動や筋トレが効果的だと言われていますが、腹筋ローラーなら長時間の運動をしなくても気になるお腹の脂肪を落としてくれます。
そのため、最強のダイエット器具と言えるでしょう。
忙しい人でも短時間でダイエットが可能
痩せるためには1時間程度のウォーキングをしたり、激しいエクササイズをしたりしなければいけないと思っていませんか?
しかし、仕事で遅く帰って来た日は体も疲れているし、そんなに時間を費やすことができませんよね。
腹筋ローラーなら、1日たった数分程度のトレーニングでも十分に効果が期待できます。
忙しい人は、ぜひ腹筋ローラーをダイエットに活用してみてください。
女性でも簡単に使える
運動が苦手な女性にとって、激しい運動や筋トレは継続するのが大変なもの。
しかし腹筋ローラーなら、それほど体力がなくても、筋力がなくても、比較的簡単に使えることがメリットです。
最初は使いこなすのが難しいかもしれませんが、使い続けるうちに筋力がアップし、それに比例してお腹も引き締まっていきます。
女性が効率的に痩せるためにも、腹筋ローラーはおすすめです。
腹筋ローラーにくびれ効果はない?
女性なら、美しいボディラインを実現したいですよね。
ダイエットしている女性のほとんどは、スタイルアップを目的にしているはずです。
では、腹筋ローラーでウエストの「くびれ」を作ることは可能なのでしょうか?
基本的には「腹直筋」に効く
腹筋ローラーは、基本的に「腹直筋」という筋肉を鍛える効果のあるダイエット器具です。
腹直筋とは、お腹の前側にある筋肉のこと。
つまり、ポッコリお腹を改善する効果は期待できますが、くびれを作る効果はあまり期待できないでしょう。
痩せにくい「下腹部」にもおすすめ
腹直筋を鍛える筋トレに、「腹筋運動」があります。
しかし、普通の腹筋運動では、基本的にお腹の上側の筋肉にしか負荷をかけられません。
下腹部を細くしたい人は「クランチ」と呼ばれる足を上げて腹筋を鍛えるエクササイズが効果的ですが、効果が出るまでには気の遠くなるような期間がかかります。
その点、腹筋ローラーなら痩せにくい下腹部にも効果があり、効率よくお腹を引き締めることができます。
やり方によっては「くびれ」効果も期待できる
腹筋ローラーには、くびれを作る効果はあまりないと説明しましたが、やり方によってはくびれ効果も期待できます。
最初は基本的な使い方からはじめて、筋力がアップして慣れてきたら、バリエーションを増やしてくびれ効果も狙ってみましょう。
腹筋ローラーの正しい使い方
腹筋をバキバキに割りたい男性も、ウエストを細くしたい女性も、誰でも使いやすいのが腹筋ローラーの良いところ。
筋力レベルに合わせて使いこなすことも可能です。
では、腹筋ローラーの正しい使い方について解説していきます。
初心者は正しい使い方をマスターしよう
あまり筋力がない人や女性は、基本の使い方からマスターしましょう。
「膝コロ」と呼ばれる、膝をついた状態で腹筋ローラーを行う方法です。
- 床に四つん這いになり、腹筋ローラーを顔の真下に構えます。
- ゆっくりと腹筋ローラーを前に押し出し、背中が反らないように気をつけます。
- はじめは前に出しすぎず、顔よりも少し上くらいでOKです。
- これを10回くり返しましょう。
ヨガマットなどの上に膝を乗せて行うと、膝を痛めることがなく、滑り止めもきいてやりやすいです。
上級者は「立ちコロ」もおすすめ
筋力がついてきたら、上級者向けの「立ちコロ」と呼ばれる方法もおすすめです。
- 立った状態から前かがみになり、お尻を突き出して腹筋ローラーを構えます。
- そのまま腕立て伏せのような状態になるように、腹筋ローラーを前に押し出します。
- ゆっくりと戻ります。
- 10回繰り返しましょう。
筋力が足りないと1回も行うことができないため、かなり上級者向けのやり方です。
無理せず、段階的にやり方を変えていきましょう。
くびれ効果には「斜め」にコロコロするのがおすすめ
基本のやり方に慣れてきたら、くびれ効果のあるやり方にもチャレンジしてみましょう。
腹筋ローラーを斜め横に動かすため、「横コロ」とも呼ばれています。
- 「膝コロ」と同じ体勢になり、腹筋ローラーを構えます。
- 斜め前に腹筋ローラーを押し出し、ゆっくりと戻します。
- 左右5回ずつ行いましょう。
お腹の横にある筋肉「腹斜筋」を鍛える効果があり、くびれ効果が期待できるでしょう。
腹筋ローラーの回数はどれくらい?毎日やってもOK?
女性にも男性にも、筋力レベルに合わせてダイエット効果が期待できる腹筋ローラー。
正しい使い方をご紹介しましたが、適切な回数や頻度についてご紹介します。
回数は1セット10回程度でも効果あり
正しい使い方のところでもご紹介したとおり、腹筋ローラーは10回程度でも十分に効果が期待できます。
「早く痩せたい!」「効果を実感したい!」と思っても、いきなり回数を増やすことはおすすめできません。
たった10回でも、かなりの筋肉痛になるほど効果があるからです。
やりすぎると腰を傷めてしまうこともあるため、適切な回数にとどめておきましょう。
様子をみながら回数を増やすことをおすすめします。
毎日やると筋肉疲労が回復しない場合もある
普通の腹筋運動なら毎日やってもOKですが、腹筋ローラーは毎日やることはおすすめできません。
負荷が強すぎるため、毎日やると筋肉疲労が十分に回復できない場合があるからです。
筋肉疲労が回復しないまま続けると、十分に腹筋を鍛えることができず、逆効果になってしまいます。
では、どれくらいの頻度で行うのがベストなのでしょうか?
2~3日に1回の頻度がおすすめ
腹筋ローラーの適切な頻度は、2~3日に1回程度です。
少なくとも最初のうちは、これ以上多く行わないようにしましょう。
回数・頻度ともに、適切に行うことで腹筋を効果的に鍛えることができます。
腹筋ローラーの注意点
腹筋ローラーを使う際には、以下の3つの注意点を守って行いましょう。
正しく使うことで、短期間で効率よくお腹痩せができます。
腰を傷めないように注意
腹筋ローラーを前に押し出した後、戻すときに強い負荷がかかります。
前に押し出すときも、戻すときも、腰が反らないように気をつけることが大切です。
腰が反ってしまうと腰を傷めてしまうため、十分に注意して行ってください。
腕が筋肉痛になることもある
腹筋ローラーは効率よく腹筋を鍛えることができるダイエット器具ですが、やり方によっては腕の筋肉に効きすぎることがあります。
その場合はお腹よりも腕のほうが筋肉痛になってしまうので気をつけましょう。
腹筋ローラーを行う際には、腰を少し丸めて、腹筋に力を入れて行うことが大切です。
そうすることで腕に負荷がかかりにくくなり、腹筋に負荷を集中させることができます。
使用後はお腹のストレッチが必須
腹筋ローラーは、激しくお腹の筋肉に負荷のかかるトレーニングです。
そのため、使った筋肉をストレッチでほぐしておくことが大切です。
しっかりとストレッチを行わないと、翌日から数日間は激しい筋肉痛に悩まされることになります。
腹筋ローラーの使用後は、お腹を伸ばすストレッチを行いましょう。
- 床でうつ伏せになり、手で床を押して上体を反らします。
- 20秒間そのままキープします。
- 呼吸を止めず、しっかりとお腹の筋肉をストレッチしましょう。
まとめ
効率よくお腹痩せができるダイエット器具が、「腹筋ローラー」です。
忙しい人でも短時間で行うことができ、女性でも使いやすいことがメリットです。
正しい使い方をして、回数や頻度を守ってダイエットを行いましょう。
痩せにくいお腹の脂肪も、比較的短期間で引き締まってくれるはずですよ。